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半沢直樹 アルルカンと道化師



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半沢直樹 アルルカンと道化師の評価: 4.48/5点 レビュー 277件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.48pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全277件 241~260 13/14ページ
No.37:
(4pt)

色違いのTシャツ…(ネタバレかも)

池井戸潤の最新作、『アルルカンと道化師』。
現在大ヒット中のドラマ『半沢直樹』シリーズ最新作という事もあり、大評判になっている。
この作者のお話、まず文体が平易でリズムが良く、とても読み易い。
一冊大体3時間で読了するので、まるでドラマを見ているかのような錯覚に陥る。
ライトノベルと一般的な大衆小説の中間に位置するような文体、プロットも明瞭できっちりオチがつく。
本人のインタビューを読んでも、
『読者に分かりやすい小説を書くのは、プロの作家として当然の義務』
と語っており、努めて難しい構文や心理描写は避けているようだ。
そしてドラマ版でもすっかり有名になった、土壇場での大逆転劇。勧善懲悪、大型娯楽現代劇!
読んでいてこれほどスカッとする小説もそうそうないと思う。
しかも途中で小さな事件と解決をいくつか挟み、読者が飽きないケアもきっちり。
これはもう、文筆業が新たなサービス業に進化したと言っても過言ではないかも知れない。
ただ一つ、注文をつけるとすれば。

今回のこの小説、時系列こそシリーズ一話目から遡っているが
小説の基本構造そのものは
『ロスジェネの逆襲』
をそのまま踏襲している。
特に買収案件の違和感が鍵になっている点は3話目とほぼ同じだし、
買収を仕掛ける側の社長のキャラも割と似ている。
銀行業務を題材にしているので、ある程度似通ってしまうのは止むを得ないのかも知れないが
ちょっと色違いのTシャツを揃えた雰囲気かも…と言えなくもない。
半沢直樹 アルルカンと道化師Amazon書評・レビュー:半沢直樹 アルルカンと道化師より
4065190169
No.36:
(5pt)

期待通りの爽快ストーリー

単行本を購入。
ポップな画風の表紙も内容とリンクしてて〇です。
過去作品同様、自分のことしか考えない悪いやつをやっつける爽快ストーリーになっており、
テンポよくスラスラと読み進めることができました。
(人物相関図が無いのが少し残念・・・)

1作目(オレたちバブル入行組)の前日譚ということで半沢も多少若く、
少し強引なやり方を取るところも見どころの1つかと。

ドラマも話題ですが、個人的には映画化してほしい作品です。
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No.35:
(5pt)

大きな組織で生き残るために

これは面白いです。組織で生きるために必要な考え方など、サラリーマン必読ですね。
「会社を変えようと思ったら、まず自分が変わるこっちゃ」
この言葉も響きました。
大きな組織で生き残るため、そして出世するためには学ぶ点多いです。

浅野支店長、やはりなかなか憎たらしく、また組織人として優秀な面もあるなと思いました。
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No.34:
(5pt)

倍返しの結末が分かっていても面白い

本作は、「銀翼のイカロス」の続きではなく、一作目の「バブル入行組」の更に前の話となります。いわば「半沢直樹0」です。大阪西支店時代の話です。
結末(倍返し)は分かっているのですが、そこに至るまで物語が面白く、ページをめくる手が止まりません。エピソードや登場人物にも魅力があります。
半沢直樹シリーズは、適役のインフレが極度化(銀行経営陣や国家)しており、扱う案件も大きくなりすぎましたので、続編が心配でした。時代を遡る本作には、原点の面白さがありました。
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No.33:
(5pt)

最高でした

半沢直樹シリーズの中で最高のストーリーでした。次の作品も楽しみです。
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No.32:
(3pt)

ブティックホテル業界のトレンドである現代アートが、半沢直樹シリーズのドラマになったら、注目を浴びる予感。

今まさにテレビで旬の半沢直樹シリーズの最新刊ということで購入。現代版勧善懲悪もので、安心感があり楽に数日で読めます。現代アートという、最近のブティック系ホテル業界では重要なトレンドですが、一般人には馴染みがなく、今回の小説でまたテレビドラマになったら、脚光を浴びるかもしれないと思いました。

 個人的には、資金繰りに苦慮した経営者と銀行はまずは、選択と集中でリストラなりのリバイバルプランを練るはずです。が、当初全く見込みの薄い親戚に担保を求めることや、担保がなく・赤字解消のプランが見込みのないまま、M&Aが策略と決めつけて、銀行内で担保なし融資をゴリ押しする半沢代官が気になりました。

 まずは、リバイバルプランを一緒に作るはずが、ケツに火がつくまでリバイバルプランを進めず、M&A潰しにかかるのが気になりました。本当に、銀行に内にこのような極端な人材がいると、結果的に正しい判断であればラッキーですが、人である以上間違った判断もあり得るので、観客席から見ている分にはいいですが、舞台に立つと大変だと思いました。

 その一方、仕事でこれだけの真剣度を持って生きるのも幸せだと思います。

 最後に、仕事一筋、悪を見つけ出してやっつけるミッションがなくなった、半沢のリタイア後が心配になりました。地元の自治会などに彼が来たら大変なことになるでしょう。
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No.31:
(5pt)

いつもながら 一気に読んでいた

半沢シリーズの流れですから、お約束の展開。でも、面白くて一気に読破。TV化も期待したい。
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No.30:
(5pt)

作品は素晴らしいが、映像化は難しいかもしれない。

作品のすばらしさは言うまでもなく、一日で読破していまう内容です。

ただ、映像化は私なりに以下の3点の理由から難しいのでは?と思います。


2013年当時よりキャストも老けていきます。大阪西支店に赴任した直後の事件ですから、映像化すると2013年版よりスタッフの大半が老けてて整合性はまるでとれない。


この本の時代設定は2000年から2002年ごろで、1980年頃の内容も多分に組み込んでいる。原作の時系列に忠実に映像化するのは困難だろうし、時系列を現代に設定したりすると、原作の良さが失われそう。


何より絵画。これこそ映像制作するなら、製作費が膨大になりそう。
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No.29:
(5pt)

すごく良かったです。

すらすらあっという間に読み終えてしまいました。色んなフラグがあって、ハラハラドキドキしながら読みました。半沢直樹はやっぱりかっこいいなと思いました。登場人物の描写が読んでてせつなくなりましたが、色んな登場人物の色んな心情がよく描かれていると思います。
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No.28:
(5pt)

安定した面白さ

今回も半沢の活躍が見られる。浅野といい江島といい、そして宝田といい腐った奴ばかりで読んでいていやになるが最後にスカッとさせてくれるのはさすが。こんか課長現実にはなかなかいないと思うけどね。
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No.27:
(5pt)

池井戸作品の新たな一面

アルルカンと道化師というタイトルだけですでに期待が高まっていたけれど。感動しました。
ミステリーと池井戸氏は書いていましたが、まさに半沢らしい人間ドラマでした。
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No.26:
(5pt)

読み応えあり

このシリーズではお約束の、顧客のために奮闘する半沢と敵対する者たちとの闘いの話ですが、今回はそれに重層的に美術界の話が織りなされます。ちょうど先日松本清張の真贋の森を読み返したところだったこともあり、より興味深く読み進みました。二人の画家の友情や翻弄される運命には心打たれます。また本居竹清翁や堂島政子のような魅力的な脇役たちも素晴らしく、危機に瀕した半沢を同僚たちが必死に助けようとするのもよかった。このシリーズで一番読み応えがあり、一気に読破してしまいました。友人にも勧めてみようと思っています。
ただ時系列でいうと「俺たちバブル入行組」の前であるとすると、いくら無能な浅野支店長でも半沢の実力、恐ろしさをこれだけ思い知らされたら、後で彼をあれほど簡単に陥れようとすることはないと思われますが(笑)
私的には、この物語はハイテンションなドラマではなく、「七つの会議」のような映画にしてもらいたいですね。
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No.25:
(5pt)

やっぱり池井戸潤!

購入してあっという間に読み終わりました。いつもながら面白い作品登場です。また半沢直樹の作品が出ないか楽しみです
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No.24:
(3pt)

映像化を意識した作品である。

いつも通りの面白さだったが、ちょっと違和感が残った。
浅野支店長、江島副支店長、机バンバン小木曽、とシリーズ第一作で人気の悪党オンパレードである。
残念ながら大和田常務は登場しないが、銀行内に居る事は間違いない。
どう考えても、テレビドラマ或いは映画化を意識したとしか思えない内容だと思う。
ファンサービスとしては悪くないが、ちょっと露骨な気がした。
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No.23:
(5pt)

よかったです

期待どおり
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No.22:
(5pt)

大阪の根性見せたらンかい!

半沢は1989年入行、本作は大阪西支店の融資課長の頃、30過ぎの時のお話ですね。さて、話の大筋は大手IT企業ジャッカルが業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社を買収したいと名乗り出たことから始まります。そこから、大阪営業本部の強引な買収工作、買収の背後にひそむ秘密の存在、半沢の必死の抵抗と勢い止まらず展開されます。
アルルカンとはピエロとともに伝統的なイタリア喜劇に登場する人気のキャラクターを指します。美術ネタも追加で物語の深みも増し、いつもの勧善懲悪に加え、大阪を舞台に創業者親族、住人たちの人情物語が描かれています。読者の欲しい!に答えた大ヒット間違いなしの作品です。
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No.21:
(5pt)

最高傑作!!

半沢直樹シリーズは全部読みましたが、その中で一番の傑作です。
ドラマも観ているので、作中の登場人物がドラマの俳優とリンクして思い浮かびます。

いつもの倍返しもありますが、画家を夢見た青年達の人生、ドラマにグッときます。半沢シリーズとしてここが今までにない部分(泣ける)と感じました。
展開が気になる引き込みが強いので一気読みでした。
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No.20:
(3pt)

期待外れかなぁ

池井戸作品は全て読んでいる中での感想です。半沢シリーズで推理要素が強いとの触れ込みでしたが謎も謎解きもありません。最初から黒幕がわかる普通の展開です。江戸川乱歩賞の頃の作品を期待してしまったので、少しガッカリでした。それなりに楽しめますが、黒幕への仕返し?も弱い感じで、ストーリー含めて半沢シリーズでは一番の駄作だと思いました。
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No.19:
(5pt)

一気読み

読み応え抜群。ドラマのせいか、ずっと堺雅人さんの顔が浮かんでました。
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No.18:
(4pt)

誠実さが繋いだ人情と、正直に生きようとした友情の物語

半沢シリーズの第5弾は、時を遡って大阪西支店での融資課長時代が描かれる。業績低迷中の美術系出版社・仙波工藝社に対する買収工作。大阪営業本部の強引ともいえる手口に抵抗する半沢。その裏側にはある絵に秘められた謎が大きく関係していた。

今作は銀行小説でありながら、とある絵画を巡るミステリーとしても読める新しいエンタメを切り拓いた作品となっている。絵画の謎の先にあった画家同士の友情には胸を打たれた。仙波家と堂島家の過去から現在など、人間ドラマと絵画の謎、融資や買収の行方が密接に絡み合って、その締めくくりにキッチリと倍返しもあってさすがの構成力。

最初はイカロスの続きが読みたいのになぜ前日譚にしたのだろうと思っていた。でも、読んでみれば大阪という舞台は今回のドラマに欠かせないものだなと納得。人情味あふれるドラマが素敵だった。半沢や部下たちの誠実な仕事ぶりによって、竹清たちを動かしていくのがいいよね。
「他人のために何かをするというのは、金では買えん幸せや」
この竹清の言葉が印象深い。これがわかっているからこそ、単なる情けではなく半沢の誠実さに報いたんだよね。

これは誠実さが繋いだ人情の物語であり、友情の中で正直に生きた人間と、生きようと悩み苦しんだ人間、アルルカンと道化師の切ない物語だった。
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