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笑う仏(ラッティング・ブッダ
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笑う仏(ラッティング・ブッダの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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娯楽小説としてそれなりに読めますが、粗もそれなりにある小説です。 例えば、登場人物はやたらと多いのですが、描写が乏しいのでどのような姿かたち、性格なのかが伝わってこない人が多いので混乱しました。なにせ推理の途中で、何人かはこの人たちが犯人のはずはない、と割り切られてしまいます。また、山中の僧院で事件が起こりますが、そもそもそこに何人のゲストが泊まっていたかもはっきりしません。 また、出版年(1946年)を考えると仕方が無いかもしれませんが、軽いアジア蔑視も入っています。 とはいえ、作者自身に滞在経験もあったという戦前の中国社会や、西洋人から見た東洋への違和感といった描写など、本作でしか味合うことの出来ない面もあります。 ミステリとしては粗が目立ってしまうB級作品かも知れませんが、ミステリ好きなら一種の珍品として読んでも損は無いと思います。 蛇足ですが、作者は有名なシャーロッキアンとのことですが、本作にはホームズ風味はあまり無かったと思います。 | ||||
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