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(短編集)
逆ソクラテス
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逆ソクラテスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全194件 161~180 9/10ページ
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伊坂幸太郎の小説は本当に「読んでる」という行為そのものが抜群に楽しい。 本作は小学生が主人公の短編5編。 全ての作品に通底するテーマは「決めつけ」はよくないということ。 つまり「先入観」を持つべきでない、そんなものは捨ててしまえってお話。 頭がいい子もあまりよくない子も、運動ができる子も苦手な子も、いじめっ子もいじめられっ子もでてくるが、 まだまだ乏しい知識や経験を一生懸命に駆使して、「先入観」蔓延る世界に対峙する様はとてもたくましい。 彼らが立ち向かい、ひっくり返そうとする世界は、大人から見たら「当たり前」で「普通」で「常識」だったりする。 ということは、彼らが四苦八苦する間違った世界を作ってしまっているのは我々大人なのかもしれない。 自分たちにも必ずあった小学生時代。あの頃、自分は何を思い、何を考えていたのだろうか。 そしていま、自分は一体どんな大人になったのだろうか。子供の目にはどんな大人として映っているのだろうか。 この小説を読んだ直後からでも私たちは一度、生きている世界の「先入観」を疑ってみるべきかもしれない。 「これからの子供たちのために」。 | ||||
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思い出し、心が少しすっぱくなった。 そんな短編5作品だ。内容はどれも 大人になった主人公が小学校の頃を回顧するなんとも切なく、 そして楽しく出来上がっている。 作者の作品には多くの人が死ぬ作品と、そうではない作品があるが こちら「逆ソクラテス」は後者の作品である。 「自分は何も知らないと言うことを知っている」や、「嘘をつかず 正直に生きる」が題名に表れています。 短編小説でありながら、同じ先生が出てきたり、大人になってユーチューバ― として現れたり、ふと最後に全部つながりを見せるのではないかと思いましたが、 そんなことはありませんでした。 でも、「残り全部バケーション」の中から太田さんが参戦していました。 作者はどのようなテーマをもって人選しているのだろう。気になりつつも、 つい笑顔が出てしまいます。時系列も気になります。 | ||||
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伊坂幸太郎作品の中で1番好きです。何度も何度も読み直しました。出てくる登場人物みんな愛しいです。 | ||||
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デビュー以来、オーデュボン以来ファンの伊坂幸太郎。新刊が出る度ずっと読んでいます。 ファンタジー寄りの現実感が伊坂節の魅力ですが、本作でも堪能できます。 子どもの視点と大人の視点を織り交ぜながら、短編小説の連作としての1冊。 ここのつながりがあったりなかったりしますが、読後感は一つの作品です。 どの作品もそうですが、世界の毒に目を向けつつも、でも世界が善いものであることを信じている、 小説を通してよくしたいって思っている伊坂幸太郎はこの作品でも際立っています。 くさくさした心を癒やしてくれる素敵な作品でした。 | ||||
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伊坂幸太郎の新作で、短編集だが、本当に考えさせられる | ||||
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自粛のタイミングだったので、購入しました。楽しくて あっという間に読み終わりました | ||||
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久しぶりに周りの人に本気で勧めたいと思う本で出会えた気がした! 5つの短編で構成されている本作。 舞台となるのは小学校。 小学校で巻き起こる数々の「答えのない問題」に対して、 各キャラクターたちがどう対応していくのか、 どう対応すればいいのかを葛藤していき、解決を探っていく。 小学校(おそらく公立)ならではの問題 ・金持ちの人とそうでない人 ・洒落な人とそうでない人 ・運動が得意な人とそうでない人 ・いじめ人といじめられる人 などのセンシティブな内容に共感を覚えるし、 「確かに、そんなこともよくあったよな」と 感慨深く思うものがあった。 過ちを犯し、悔い改めようとするものや、 それに対して許そうとするものなど、 あらゆる「勇気」が随所に垣間見えた。 伊坂幸太郎作品の特徴ともいえる 各作品でのちょっとしたリンクがまた、 読み進めている中で高揚感を与えてくれる。 何年か後にまた読み返したい。 がんばれ家電販売員! | ||||
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期待以上に面白かったです。 | ||||
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そこまでは気づかなかったと何度か思いました。 | ||||
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特に表題作が素晴らしかった。 じんわりと涙がこみ上げてくる、暖かい気持ちになれる作品です。 さわやかな読後感は伊坂さんらしくていいですね。 自分に自信が持てない時、過去の過ちに向き合わなければならない時、前を向いて頑張ろうと思える物語です。 | ||||
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書店で密に並ぶのも躊躇われる昨今,はじめてKindle版で購入しました。本は紙で読むべしという長年の偏見は破られ,PCでもスマホでも読め,字が大きくでき老眼にも優しく,「邪道」と見下していたKindle版の便利さに感激しました。もちろん,伊坂節が炸裂したストーリー自体の素晴らしさのおかげです。 | ||||
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なかなかよかった。 価格以上の価値だと思う。 スリリングではなく、ほっこり系 | ||||
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伊坂幸太郎待望の新作で、少年少女の学校生活の思い出を描いたライトな作品集。あいかわらず飄々とした筆致なのでファンとしては安心して読めるのですが、彼にしては珍しく低年齢層を主人公に持って来たな、と思いました。そのあたりが今回の伊坂のねらいであったようです。 小学生時代という、感受性の強い一方で大人の世界をまだよく理解できない時期に起きる様々な出来事。子供同士のいじめ、頼りなさそうな先生への嫌がらせ、指導者の高圧的態度、親の過干渉、片親問題、わけありの転校等々。 どの問題もそんな簡単に解決するわけがない。簡単に善悪で分けられるものでもない。いじめる側や、犯罪を犯す側であっても何らかの事情があるのかもしれない。 だから伊坂は旧来の強制的指導や感情的叱責をよしとしません。びしっと叱りつけないから子供がつけあがるし、いじめや学級崩壊が起こるのだ、なんてよくある意見にも同調しません。 一見軟弱優柔不断、飄々として定見がないように見えて、実はその思考はしなやかでかつ芯は靭(つよ)い。これぞ伊坂幸太郎! と、ファンは思うわけです。これからもずっと読み続けたいと思います。先生、作家生活20周年おめでとうございます。 | ||||
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小学生を主人公とした、5編の短編集。 作中にででくる言い回しが、いつもながら どこか現実離れしていて、かつ意味不明ではなく 読んでいて気持ちが良い。 伊坂幸太郎作品が好きならおすすめ。 | ||||
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自分の小学生時代に重ねて懐かしさ、価値観を感じて読みました。後になって検索したら作家さんと同じ歳でした。なんだか自分もとしとったんだな。 | ||||
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時間は地続きである、がゆえに 子ども時代も大人になってからも、 大事なことは変わらない。 最後の1ページ、泣き過ぎて、家族に 不審に思われました(携帯でKindleで読んでた) | ||||
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さすが、伊坂。 子供たちを中心に据えた連絡短編だが、いやいや、読ませる。刺さる。膝を打つ。 しかも、読後感が極上。 伊坂の描く子供たち、やはり只者ではない。 | ||||
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娘からのリクエストにて購入でしたが、喜んでおりました。 | ||||
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伊坂幸太郎作品は、長編には当たりはずれがあるが、短編集はどれも傑作の印象。 今回は子供が主人公のお話5編。 あとがきにもありましたが、子供が主人公だからと言って、きれいごと、逆に後味の悪い話、また子供向けにはしたくなかったとのこと。 その思いが上手くお話に乗り、読み手に伝わるような短編集でした。 子供からしたら人生レベルでの重大な悩みも、大人からしたら、また大人になれば、大したことでないのだという、子供への希望。 また、大人が読むととても懐かしい思いに駆られ、同時に切なくもなるような話でした。 昔の同級生を懐かしみ、既にそこに自分は居ないのだという寂しさを感じました。 | ||||
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子供たちも先生も映像を見てるように頭に浮かんできました。きっと映像化されるかなー。楽しみだなー。 短編集なので(でも繋がってるけど)普段読書にあまり時間を取れない人でもブツ切れすることなく読み進めます。 | ||||
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