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異人館



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【この小説が収録されている参考書籍】
異人館  (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

異人館の評価: 4.29/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

ヒルにしてはありきたりに感じてしまったサスペンス

イギリスの田舎に二人の若者が訪れ、村の歴史を調べるが・・・というお話。

郷土を巡る、謎めいた因縁を解きほぐすお話はサスペンスに溢れて読み応えがありますが、真相がありきたりな感じがしました。ダルジールのシリーズでもいいのに、主人公をノンシリーズのキャラクターにした必然性もあまり感じられず、なんでこういう風にしたのかいまいち不可解な気がしたのも真実です。

という様な上記の感想は30年くらい推理小説を読んできた上での感想なので、まだあまり読んでいない方には面白いかもしれませんが、私みたいに推理小説だけでもかなりの数を読んだ方は私の様な感想を共有する方もいるのではないかとも思いましたが、どうでしょうか。

個人的にはヒルは好きな作家なのであまり褒められないのが残念です。お暇な方はどうぞ。

蛇足ですが、ダルジールのシリーズはヒルが亡くなってから封印されてしまった様で残念です。出版社には出し惜しみしないで翻訳していただきたいです。
異人館  (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:異人館 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017956
No.6:
(4pt)

自分のルーツを探りたくなった

結構面白かったです。
ルーツ探しの旅の男女。
その背景にはイギリスの歴史も絡んでいて…。
そして、イギリスの田舎町の因習とも言える
他所の者への冷酷な扱い。
それを物ともせず、ガンガン容赦なく踏み込
んでいくオーストラリア娘の果敢なこと。
ちょい、気持ち良かったですわ。
歴史と数学の取り合わせも面白い!
自分のルーツを探してみたkなるような、そ
んなおセンチな気分にもなりましたが、過去
を穿るのは危険を伴うことでもありますね。
異人館  (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:異人館 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017956
No.5:
(5pt)

印象に残る登場人物

500年前の事件と,50年前の事件,そして現在が交錯しながら物語は進みます。主人公の若者二人に魅力があり,ゴチック的歴史ミステリーの展開も秀逸です。ビデオゲーム的な謎解きもあり,私はとても気に入りました。もう一度読み直してもいいと思える作品です。
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4150017956
No.4:
(4pt)

ほんとに、書くのがうまい

題名から連想される通りの、スリラ+ミステリで、無理無理の場面設定に、捉え所の無いキャラクターで始まり、違和感いっぱいになるのに、何故か、読めてしまう。どういう手管かわからないけど、どうしても、次へ、次へと読みたくなる。別の作品でも感じるのだけど、この人は、書くのがうまい。読ませることが上手。
 英国辺境(失礼)のお屋敷に貴族の末裔、修道院跡のパブ、怪しい双子、さらには、偶然同宿になる若き男女等々、もうお約束と謂うか、も、べったべたの無理設定を、この21世紀に、やりますかね???
 これで、読ませるのだから、もう、天才に近似しているのではと・・・。
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4150017956
No.3:
(5pt)

良く出来た物語

ダルジール警視シリーズで有名なベテラン作家の円熟の物語作りが楽しめる小説です。
読み始めたばかりのところでは、幽霊が見えるという設定に引いたり、女主人公の行動がわがままに思えて共感しにくいという面もありますが、読み通せば、その努力に見合った読書体験を得ることができると思います。巧みに張られた伏線がパズルのピースとして次々にはまっていくのを見るような物語を読み解く醍醐味、また登場人物たちが次のステップに踏み出していく姿を描いたラストの快さは、なかなか他の本では経験できない素晴らしい読書体験をすることが出来ました。
長い物語ですが、じっくり読めば、それに答えてくれる、優れた小説だと思います。

異人館  (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:異人館 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017956
No.2:
(5pt)

良く書けた歴史ミステリー

イギリスの大家が,かなり寝かして置いた話を一気に書き下ろした,と言う感じの,実に複雑で面白い物語.England 北西部の寒村に,過去の謎を求めてオーストラリアとスペインから strangers がパブ兼旅籠屋 Stranger House にやってくる.片や赤髪の女性数学者,片や年上だけどまだ童貞の歴史家.この二人が, 500 年前には先祖を共有していたらしい.背景には 13世紀アイスランドの Snorri Sturlsson が語った北欧神話が流れる.悠々たる語りのなかで,嵐の二日が経過し,数学者は歴史家の童貞を奪い,村の最高権力者は神々の黄昏を迎え,村の人々は歓声をあげる,と言う結末に到る.後味の良いこと申し分なし.翻訳は 'だったんだ'調の現代日本語で,極めて流麗.長い作品を一息に読ませてくれる.
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No.1:
(4pt)

幽霊

やや、本当の幽霊が出てくるぞ!
ダルジールシリーズかと思って自動的に予約購入したら、ダルジールシリーズではなかったけど、でも面白かったです。
事件の真相は哀しいものでしたが、それ以外は大変楽しめました。
『完璧な絵画』みたいに、ハッピーな事件の真相と言うのは、難しいのでしょうか。
悲惨な事件でない方が、面白く何度も読めるのにな、と思います。
でも、この本も謎や怪奇やロマンスや、ワクワクしてどんどん読めました。
哀しい所はよけて、又楽しく読もうと思います。
あ、お話は、異人館と言う旅館にやってきた異邦人、オーストラリアの若い女性と、スペインの若者が、
それぞれ奇しくも自分のルーツに関わる深い謎に出会う、現代から過去に遡るミステリです。
異人館  (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)Amazon書評・レビュー:異人館 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)より
4150017956

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