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アウターライズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
アウターライズ (単行本)

アウターライズの評価: 4.00/5点 レビュー 8件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(4pt)

ちょっと欲張りすぎ

面白くないことはない、という中途半端な感想です。東北独立、という話を読むのはこれで3作目なので、それ自体には新鮮味がないし、そこを描いた後半はリアリティがなさ過ぎました。
 前半の方は群像劇ですが、やはり作業員の描写が飛び抜けていた気がします。
 よかったのは、前半の登場人物に後半で救いを与えたところで、読後感はすっきりでした。
 全体的に少し詰め込みすぎてとっちらかっちゃたかな。
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.7:
(3pt)

衝撃だけは凄い。

東北に再び大震災が起きるものの、被害者は奇跡的に6名。その奇跡に世界が沸く中、東北が日本から独立。独立から3年後の東北を訪れた3人が奇跡の真相へ至る作品。

丁度昨夜に東北で大きな地震があって心配になりましたが、そんな禁断の設定が凄まじく、どう結ぶか?と思っていたら、全く予想外だけど物語としては驚く真相。
読了後、冷静に思い返すと設定や話の流れの詰めが甘く非現実的なのが残念。
それでも禁断の設定を『まぁ有りかな』と結んだ衝撃は凄いと思う。読了すると良い作品とも面白い作品とも言い難いけど、衝撃だけは凄い。
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.6:
(5pt)

綺麗な中古

とても、綺麗な状態での本でした。
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.5:
(3pt)

前半は迫力あるけど、後半の描写はもの足りない。

東日本震災の10年後、再度津波が東北を襲う。前半は、津波と闘う人々の物語、後半は独立した東北を訪問するジャナーリストの見聞記。
 東日本大震災後に東北で土木作業員や除染作業員として働いた経験がある著者の東北への愛に満ちた本。前半の津波と闘う人の描写は迫力がある。震災後に5年間東北にいた著者の面目躍如。
 後半の独立国になってからの描写は、ちょっとリアリティ不足。ギルドという形態で企業が活動し、成人に月に25万クレジット(=25万円)、未成年に10万クレジットのベーシックインカムを渡すユートピアのような世界。ひとつの新しい世界を描くためには、ちょっと短いので、描写不足に思える。ベーシックインカムに焦点を絞り、その仕組みをもう少しリアルに描いてれば、と思う。
なお、私自身は、ベーシックインカムは生活保護の廃止と行政組織の簡素化とともにすすめれば、現実的な政策と思うが、本書を読むと、ベーシックインカムは絵空事、と思う人が増えるのが残念です。
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.4:
(5pt)

絆なんて嘘臭い

この本を読んで思い出した。
京都の大文字焼きに陸前高田の亡くなった方の弔いに願いを込めた木を焼こうとしたら
反対した京都人の偏狭さ。
自分達が福島原発の電力を使用していたのに
避難民を虐めたりしていた関東のクズ。
絆なんて嘘臭いなんて感じた事。
そう言えば、令和新撰組とかのあの馬鹿は
福島の食べ物食うなとか言ってたな。
東北独立したら面白いだろうなぁとは
思うけど。
ストーリーは荒唐無稽かもね
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.3:
(2pt)

テーマに対する描写が中途半端

日本の一地方が独立するという作品は、井上ひさし氏の「吉里吉里人」や半村良氏の「二〇三〇年 東北自治区」
がある。独立するのは本書を含め何故か”東北”ばかり。作家に共通する情緒として東北に対し何か特別なものを抱
いているのだろうか。なぜ北海道や九州ではないのか?
 さて本書。東日本大震災やアウターライズ、東北国独立と大きなテーマを打ち上げているが、高嶋哲夫氏の災害
3部作や小松左京氏の「日本沈没」の壮大さに及ばず、アウターライズ前段階の静かなる緊迫感も描かれていな
い。となるとメインテーマは東北国独立か?それにしてはポリティカルフィクションとしても今一だし、テーマの
大きさに匹敵する登場人物の数とレベルの不足が目立ちました。テーマへの追求が中途半端でした。残念です。
(ひょっとしたら真面目に突っ込んではいけない作品だったのでしょうか?)
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.2:
(5pt)

人生のどん底を体験した作家だからこそ書けた「真実の夢物語」

人間の醜悪な実相を描く書く作家だが、この作品はひと味違う。ミヒャエル・エンデの「モモ」が好きという彼の純粋でやさしい側面を存分に味わえる。ある意味お伽話だが、人間、望めばこんな世界を作れる、という強いメッセージ性を感じる。どんなことでも、夢見なければ実現しない。あきらめてはいけないのだ。

東日本大震災から10年、更なる大地震と津波が東北を襲う。発表された死者数はわずか6名。東北知事会は日本からの独立宣言をして鎖国。それから3年、一切の情報が遮断された東北国へジャーナリストたちが招かれる。彼らがそこで見たものは……。

実在の人物がモデルであることがひと目でわかる人物が鏤められる。そこに込められた痛烈な社会批評。さらに架空の人物が絡みあい、エンターティメント性が加速する。背後に中国はいるのか? どうやって独立を成し遂げたのか? 経済システムは? 理想国家とは? 分厚い物語の残りの紙数がどんどん少なくなる。どうやってこれを収拾させるつもりか? ぐいぐい引き込まれ……息を呑む結末に。

物語に込められた作者の思い、人間への深い信頼に涙した。どん底を体験したからこそ書ける「真実の夢物語」だ。人類の可能性と新しい未来のあり方を示唆してくれる。繰り返し言う。夢見なければ実現しない。あきらめてはいけないのだ。コロナ禍のこんな時代だからこそ、この物語は一層意義深い。
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826
No.1:
(5pt)

東北国を離れて日本に移住した息子たちに読んでほしく、アマゾンから送りつけてしまいました。

ネタバレになるので、内容は書きません。唯一の難点は登場する人物の東北弁がおかしい所。東北国の人たちはもちろん、日本人にも是非、読んでいただきたい。面白さは保証します。
アウターライズ (単行本)Amazon書評・レビュー:アウターライズ (単行本)より
4120052826

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