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(短編集)

息吹



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【この小説が収録されている参考書籍】
息吹

息吹の評価: 4.21/5点 レビュー 53件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全42件 41~42 3/3ページ
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No.2:
(5pt)

前作にも増してよかったです。

近い未来に私たちの生活の中に起こりうる問題を題材にしていて、考えさせられることがたくさんありました。
最後のストーリーは終わりに胸が熱くなりました。
たくさんな人に読んで欲しい作品です。
息吹Amazon書評・レビュー:息吹より
4152098996
No.1:
(5pt)

人間について、人生について考えさせられる、マルクス・アウレリウス自省録とある意味通じるかもしれない

各編の印象をいくつか記すことにする。”商人と錬金術師の門”、SFマガジンですでに読んでいたが再読。どこでもドアみたいなTime Machineの話だが、過去と未来について、つまり人生の意味について考えさせられるいくつかのエピソードの集まり。読後感は悲壮の中にあってもとても良い。”息吹”、宇宙の熱的死についての考察と機械人間の絡まる話。諸氏絶賛の一編だが、評者はそれほど乗れなかった、機械人間のイメージが19世紀的で少し古めかしいからだろうと思う、ハヤカワ文庫アンソロジーで既読。”ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル”、かなり長いが、読書中一種の違和感を伴うスリリングな感覚を味わった。本短編集で一番心を揺さぶられた。主人公は普通に見えるが、評者には一種の2次元に心奪われた壊れた人物に見えてしまった。しかし、このような偏愛は対象こそ違え、評者も含め多くの人にありうるかもしれない。PCやwebがどんどん改良される時代、便利ではあるが古いfileが読めなくなる問題を感じている諸氏も多いだろう。主人公は、その点について半端ない問題を抱えてしまう。”偽りのない事実、偽りのない気持ち”、父と娘の相克を扱うが、ある種残酷な結末に心震えた。”不安は自由のめまい”、全体に救いのない感じが多い本短編集作の中では、心温まるちょっといい話風なオチで救われた。残りの3作品は、10ページに満たない掌編でアイデア一発勝負という感じ。"オムファロス"評はSFマガジン掲載時のレビューで記した。

作者も前短編集の時よりも歳をとり、人生に対する見方が少々厭世的と言えるトーンを帯びてきているかのように感じた。SF的枠組みは、人生を考察するためのものというわけだろうか。
息吹Amazon書評・レビュー:息吹より
4152098996

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