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流浪の月
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流浪の月の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全453件 261~280 14/23ページ
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この小説は、第1章から終章まで、6章で構成されている。しかしながら、メインとなるのは第3章で、他の章は、第3章までの伏線であったり、追記であったりする。小学生の頃に誘拐・監禁されたとして被害者とされる女性と、2週間一緒に暮らした犯人とされた青年の、心の葛藤を描いている。ストックホルム症候群ということだけでは説明がつかない。実際に、松田美智子著「女子高校生誘拐飼育事件」のノンフィクションでも描かれているように、保護を求めたり、逃走する機会はいくらでもあったのに、そうしなかった事実が書かれている。性的被害女性と犯人の間には、複雑な心理状態になるのかもしれない。 この2人が、今後幸せに・平穏に暮らしていってほしいとさえ思った。 | ||||
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ストーリーに引き込まれて、あっという間に読みきってしまいました。 | ||||
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文と更紗のやりとりがとても可愛らしかった。 重いテーマや難しいことは抜きで、2人の関係性が素敵でした。 私はこれが好き、これが大事、この人が好き、これさえあればいい、この人さえいれば私は自由になれる、生きていける、そんな風に私も潔く生きていきたい。 でも、それが難しいんですよね。 でも、少なくともこの本を読んでいる間は純粋に楽しくて気持ちよくて、あー、好きだなぁこの感じ、ていう素直な自分でいられました。 | ||||
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最初はただ本屋大賞を受賞してたから数年ぶりに読書もいいなと思って買っただけなのにひたすら読み耽ってしまった。 この本の登場人物ほどではないけれど、自分にも抱えている問題はあるし、世間はそれを受け入れてくれない。 その苦痛にそのすごい共感をしたし、更紗と文がお互いを救いあったようにを自分を救ってくれる人、また自分が支えてあげられる人と出会いたいと感じた。 | ||||
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最初はカタカナ文字が出て来て、着いて行けず退屈さを感じた。ところが一行でストーリ展開がスパッと切替わり思わぬ展開に引き込まれる。でも途中は日常の心理状態が描かれていて人生の歩みがその人の必然として次の行動に連鎖していく。読む側としては、二人の歩みがどう展開するか、イライラしていると偶然に目の前に現れたり、人生長く生きると別の男女関係ができ、スクラップ&ビルドが繰り替えされる。読む側からすると男女が Happy end になって欲しいとなり、イライラして途中で章末を読んでしまった。でも吸引力の強いストリーで、3日間で読破してしまった。流石に20年度本屋大賞受賞作である。 | ||||
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9歳の頃に誘拐された主人公の少女が大人になり、たまたまその誘拐犯と出会ってしまってから、二人の関係がどんどん加速していくストーリー。 今まで読んだことのない不思議な展開に戸惑うと共に、それでもどんどん主人公の気持ちに共感してしまう。 世間の一般常識とかうわべの分析や、ましてやワイドショーのコメンテーターの発言など、当事者にとっては全く無意味だし、ホントにどうでもいいことなんだと言う気持ちにさせられた。兎角他人のプライベートに正義の鉄槌を振るいたがりの日本の社会に対し、一石を投じる一冊だと思う。 | ||||
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ちゃんと大人になった人、頑張って大人になった人にとってはこの主人公は共感できずにイライラするだろうし、大人になりたくない人、いつまでも子供でいたい人にはこの主人公(というかこの小説の世界)はとてつもなく刺さるだろう。そういう意味じゃ万人受けする話じゃないし、本屋大賞っていうのはちょっと違うかなあとも思う。お金がなければ心中に向かって突き進むしかないような話なんだけど、そこは大人の童話だからお金には困らないし、自分の好きなモノだけを大切にして好きな場所で好きな人と生きていける夢みたいな話。あとでBL作家ときいてなるほどなーと思った。 | ||||
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最初は、進みませんでしたが、だんだんのめり込み、一気に読みました。久しぶりの読書でした。 二人を応援したくなります。素敵だなと思いました。ぜひ読んでみてください。 | ||||
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久しぶりに一気に読み終えた一冊となりました。常識と非常識。普通の事と異常な事。って、誰がどう決めるんだろう?私の日常生活はどちらか?なんて考えながらも自分は自分でよいことに納得出来ちゃう良い作品です。 | ||||
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とても面白く一気に読み上げました。私は本屋大賞に選ばれた本は、面白さで信用できると思ってます。 | ||||
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自由を愛する母親と包容力に溢れた父親に囲まれていわゆる世間から浮世離れした親から十分な愛に恵まれて育ってきた少女更紗。 ところが突然の父親の死から母親からも見放され自分の居場所を無くしてしまう。自由を愛していた更紗に堅苦しく厳しい生活が待ち受けていた。 そんな少女を救ったのが文である。しかし文もまた更紗に救われたのだった。 15年が経過して傷付きながら成長した両者はハッピーエンドになるのか、バットエンドとなるのか、ハラハラして読み進めた。 映画トゥルーロマンスが作中に出てきて今度鑑賞してみようと思った。 個人的には題目通りの流浪の月という終わりかたで良かったと感じ清涼感のある読み味だった。 出だしと終わりのリンクと更紗と文の視点の対比も素晴らしかった。 | ||||
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良かった、美しかった、泣いた、そして羨ましかった。 自分の幸せは他人には解らないし、平凡を望めば歪んでゆく。昔の自分を見ているようでいて、多くはなし得ないだろう奇跡に救われた一冊でした。 | ||||
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幼児誘拐事件を主題とした作品。 当事者以外が知る事実は、「大学生に誘拐された小学生の女の子」ということ。 この小説の肝は、当事者たちが知る真実は全く異なるということ。 傍から見れば誘拐された可哀想な女の子、では真実は…? DV男のあたりが胸クソ悪い描写ではあるが、そこまでのものではないのかもしれない。 賛否両論集める作品であると思うが、とても興味深い主題であるとともに、没頭して読ませる作品。 本屋大賞1位にふさわしい作品。2位の作品も同様に素晴らしく甲乙つけられないものだが、物議を醸し出す意味では、圧倒的に本作が勝るといえる。 | ||||
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これが本屋大賞?他の方のレビューにもありますが、私もそう感じました。ライトノベルとの差がよくわからない。でも考えてみればライトノベルと一般小説、文学、それぞれの定義もよくはわからないので、読みやすいことは悪いことではないのかな?と思うことにしました。重い題材を重く描くか、重い題材なのに軽く描くか、いろんな作品があっていいはずで、好みの作風は人それぞれですから。本屋さんとしては、読書が苦手な人も受け入れやすい文体は高ポイントなのでは?商売ですから‥笑。 主人公の更紗、クセが強いです。反感もあるでしょう。ただ主人公がちゃんとした人(一般的な感覚を持っている人)だとか、自分が好きなタイプの人だとか、それは読み手側の感想ですので、この本の主人公は彼女なのです。良いも悪いもないですよね。 凪良先生も賛同が得られる人物像として彼女を描いている訳ではないと思います。なんというか、彼女って本作品中もっとも狂気の人ではないかと思います。 ただ、狂気の人になってしまった理由は多いにあります。従兄弟からの性的虐待、何より大好きな母親から呆気なく捨てられた事実。 彼女の語りで進んでいく物語は、彼女の目線を通しているので、偏りがあります。大きすぎて蓋をしてしまっているけど、本来一番問題にされるべきは、父親が亡くなったあと、慰めても守ってもくれず、全てを放棄して出て行った母親ではないのかなと思います。大好きな母親には幸せになって欲しい、この思いに嘘はなくても、捨てられて何も感じない子供はいないと思います。 梨花の母親の安西さんとは比べられようもないほどのろくでなしです。捨てられた更紗がどう思うかは別として。 感想は人それぞれですが、本作は世の中こうあるべきですよって、正義感を持って描かれた作品ではない気がします。そこを軸に読むとこの作品の良さは感じられないのではないでしょうか? むしろ正しいことだと世の中の多くの人が考えていることは、本当に正しいのか?常識って何?偏見ではないのか?を綴って出来た作品だと思います。 トラウマや悩みによって雁字搦めになって、不自由な精神状態で生きている人もたくさんいます。 更紗は自分勝手で素晴らしい女性ではないかもしれませんが、素晴らしいって何?誰のため?生きるのに素晴らしくある必要なんてないんですよ。 私も自由な思考で、幸せに日々を暮らしていきたいとあらためて思いました。 | ||||
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新聞の書評で興味を惹かれて購入。約300ページの長編であるが、一日で読む。9歳の少女を2ヶ月「誘拐」していた罪に問われる大学生。しかし、二人の間では誘拐、監禁の意識の無い関係で、少女は自由に自宅に帰ることができていた。事件後15年で再会する二人。新たな関係が始まるが、被害者と加害者のという一度押されたレッテルが再び二人を襲う。読みやすさと二人の関係がどこに行き着くのか気になって一気読み。果たしてこれは恋愛小説なのか、一考する作品です。 | ||||
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切な系ロリエロ漫画にありがちなシチュエーション(特に同人に多い)を、エロ無しで大まじめにその先まで(出版してもらえる立場の人が)書いたらこうなるという作品です。 この作家さんはBL出身らしいですが、そのせいか読者の嗜好にフックをかけるポイントがうまいです。 ザワつく布石やミスリードの誘いは多数撒きつつも、それほど執着せず手放して回収しているので、鬱すぎず調子良すぎず、バランス良くラストまで持っていってるのは技術的にうまいです。 というのもまあ、王道の小公女的不幸シナリオがベースにあるから成立しているんですけどね。 ネタバレで書くと・・・ 開放的な両親の元のびのびと育った少女が、父の病死を契機に母に捨てられ、引き取られた叔母の家で従兄弟に性的暴行をされ、家出してロリコン(推定)大学生の元に身を寄せたら誘拐被害者女児の立場に陥り、叔母の家に連れ戻されてキレて従兄弟を殴打して、児童養護施設で9年間ヤバい連中の中を息を潜めて生き抜き、身寄りも無い高卒で就職できたのは地元の手取り13万の会社で極貧生活、経済的に男に依存する生活となり結婚を当然のように強いる男は最低のDV野郎・・・そして、ロリコン(推定)元大学生と再会しエンドレスループ・・・。 と、主人公女性は、冷静に考えればあり得ないぐらいに不幸な境遇なんですけど、事実は小説よりも・・・という感じであり得る気がする読者のうまい心理を掴んでいるわけです。 キャッチーな導入があり大衆受けする傾向で、ちょっと火をつければ注目されて売れる、本屋さんが平積みで売りたいドル箱コンテンツになり得ます。 まさに、「本屋大賞」に相応しいコンテンツです。 | ||||
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吸い込まれるようなストーリーで一気に読みました。 | ||||
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外と内からでは世界が全く違う、常識が常識でなくなる、そういう小説を読む楽しさが詰まった本でした。 買った日にカフェで読み始め、読み終えるまで変えることができませんでした。小説を読むのが好きでよかったなと思える小説でした。 八日目の蝉が好きな人は気にいると思います。本屋大賞を取るだけのけっさくでした。 | ||||
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この本はワナワナする。 この本はイライラする。 どっちも掠っては遠のいて、たまに近づくけど、素っ気無く、、、 という本です。 | ||||
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夕飯にアイスクリームが食べたくなった。 バニラアイスクリームにはウイスキーをかけても美味しいらしいです。 | ||||
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