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流浪の月
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流浪の月の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 81~100 5/6ページ
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| 本屋大賞受賞作ということで購入しました。 正直、貶すほど悪くはないが、絶賛するほど面白くもない。 テーマ自体は悪くないように思います。 また、主人公以外の登場人物も当たり前の日常を当たり前のような顔をして生きながら各々にコンプレックスを抱えている様子が描写されており、極端でなければリアルな気もしました。 けれど、世間的には元誘拐犯と元被害者となった二人が再会して当たり前に関わりあうのは無理があるように思いました。 サクサク読めたという感想が多いように、文章自体はおそらく読書習慣があまりない人にも読みやすい文章です。その反面、わかりやすい文章に時折出てくる性表現や人間の身勝手さのチグハグな感じが個人的には気持ちが悪く、何度も読むのを止めました。 正直好き嫌いの分かれる作品であると思います。個人的には嫌悪感まではないものの面白いとは思えませんでした。 | ||||
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| 子供時代の天真爛漫さはしょうがない。しかし、大人になって後ろばかり見ている主人公にイラつく。読み進む につれ、面倒くさい女だなーとあきれる。自分の人生を豊かなものにするための知恵を出せと、男の私はすぐ問題 解決を提案する。しかし女性の読者は主人公に強く共感するのだろう。その結果が本屋大賞を獲得したのかも知れ ない。 実際、出版社の分析では本書に対する1位支持率が男性の約25%なのに対し、女性ではおよそ75%と圧倒的な数 字であった。終盤でようやく心がつながった二人の姿を想像し、唯一、救われたような安らぎを覚えた。 —蛇足— 2004年~2020年の本屋大賞で大賞を獲得した男性作家は6名、女性作家が11名です。女性の琴線に触れる作品が 選択されるようです。 | ||||
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| どう小児性愛に正当性をつけるのだろう?と期待して読んでいたらそういうオチか…。であれば、新しさのない、よくあるモチーフの物語に留まってしまったなと思います。 性愛をもたない関係性、恋ではない感情でも幸せに添い遂げられるということは、何ら珍しくないですよね。事件の加害者被害者に対するデジタルタトゥーの根深さに関しても、描かれ方が中途半端ですし、どこにも新しいものを感じない作品でした。 | ||||
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| 本屋大賞のようだが、ちょっと残念。 もったいないから仕方なく全部読んだ。 | ||||
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| 読みやすいのは、読みやすいです。 本屋大賞だったので購入しましたが、 スッキリしませんでした。 全体的に暗い。 | ||||
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| 面白いです。文章力が高いので、ぐいぐい引き込まれるし、第一章までは凄く面白い。 しかし、徐々にこのヒロイン、子供の頃からメンタル面が何も成長していなことが分かります。 「実は文からはなんにもされてなくて、引き取り手の兄からセクハラされてたのよ」 というのを普通に言えばいいだけなのに、とにかく主張のないヒロインは全く言えない。ここまで「自分の意見」がない主役がいままでいたか笑? これが本屋さんが選らんだ大賞とすると、こういう意見言わずに、内心で「ああ、私はすごく繊細で配慮があるけど、周りの人はデリカシーがないなあ」と思っている人が多いのかもしれませんね。 私はこの手のタイプが嫌いなので、ストーリーは面白いのですが☆二つですね。 色々書きましたが、面白いかどうかでいうと間違いなく面白いです。 是非読んでみてください。 | ||||
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| すらすら読めて、展開もそこそこあるけど、これが、本屋さんがいちばん読んで欲しい本なのか?と思った。 | ||||
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| 書店員の方々が「いちばん売りたい本」と言うのはわかる。 読みやすい。予備知識も不要。 でも、登場人物に完全に引き込まれない。感情移入がしづらい。何か違和感を抱いたままどこかでそれが解放されるのではと期待してページをめくるが、残念ながら、違和感は膨らんだまま読後を迎える。 もちろん、好き嫌いがあるが、これは時代を超えて読み続けたい小説とは言い難い。「本屋大賞」とはこの程度のものなのか? 今まで小説を読んでこなかった方に一冊でもいいから読んでほしい、そのためのおすすめの一冊、と言う選出基準なのか? 世の中の不条理に対して、憎悪を深く激しく綴るだけの小説ではなく、平坦な記録のように綴ることで、不条理の輪郭を明確にしていく書き方もある。 村上春樹もそう評されることもある。 ただ、この作家、この小説(題名も)は、軽く、浅い。だから感動が小さいのだ、と思う。 東京創元社の担当編集者が書いただろう、帯のキャッチフレーズに引き寄せられ、初めて読んだ作家であり、本屋大賞作品だったが、コロナ禍中の残念な暇つぶしになってしまった。 | ||||
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| 賞を取ったと聞いたので特に下調べもせずに購入したが、これが大賞なのか、となんだかびっくりした。登場人物それぞれが過去を引きずっていて、確かに目まぐるしい展開は起こるけれど終始登場人物の行動にモヤモヤする。私がひどい精神的苦痛を感じたことがないから共感性がないから、と言えばそれまでだけど、それにしてもこの行動をとるか?夢見がちな展開が続いて読んでいてなんだか少女漫画みたいだな、とも感じた。うーん。まあ、これを読んでロリコンに対する認識を改めようとは思った。 | ||||
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| 人と人との、名前をつけることのできない関係性を描こうとした作品。 その関係性はとても綺麗で、そこに流れる空気は心地よい。 けれどそれをとりまく展開が稚拙で 本人たちやまわりの人間たちの描写も薄っぺらく、しかも胸糞悪さが強い。 結果、私個人としては空気感の良さよりも胸糞の悪さが大きく上回りました。 この物語、まわりの人間たちはとにかく主人公たちのことを理解しない。 それはそこに登場する人間たちが、生きて選択した結果、主人公たちを拒絶するのではなく、 主人公たちを孤独にするために、物語上そう決まってるからというように感じられた。 主人公たち自身も、孤独に向かうために愚かな行動を繰り返す。 大切なものを知っているのに、肝心なところでそのための行動ができない。むしろ自殺行為のような行動を繰り返す。 理性的でない人間の行動と解釈することもできなくないが、やはり主人公たちを不幸にするために仕組まれたドラマのように感じられ、共感できなかった。途中、2人の主人公の視点が入れ替わり、秘密が明かされるが、そこもそんな行動さすがにしないでしょという感が強く、個人的には辻褄あわせの印象が強かった。 今の時代、人の関係性を描く物語はとても大切だと感じるが、 関係性を描くなら人間をもっと深く描いてほしい。 | ||||
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| 色々な作家の作風が混ざっていて、読んでいて「こんな描写見たことあるな」と思ってしまう。 両親のエピソードは江國香織、相手の男性とのはよしもとばなな、犯罪絡みのは角田光代といった感じ。 結果、深い話にしたいのかライトのにしたいのかがわからない。 内容については美化しているけど母親が悪いと思う。 寂しいからって男性に走り子供を捨てるなんて最悪。 作者のオリジナリティを感じない、見かけだけ綺麗にまとめている小説。 | ||||
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| 確かにすいすい読めるんだけど、好き嫌いがある作品だと思います。メンヘラ気味の主人公の回りには、変わった奴が寄ってくるのかな?本屋大賞の歴代の中では、二度読みはない作品ですね。 | ||||
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| う~ん、本屋大賞ですか・・・。 この出版業界不況が叫ばれる折、毎年書店員さんが頑張る本屋大賞は、納得したり驚いたりしながも応援させて頂いていましたが、今年はちょっと腑に落ちない、印象でした。 この本は、一部編集者さんと書店員さんが発売前から異常な押しを見せてましたし、発売後はSNSで一部の出版社さんと大手書店さんが「凪良ゆうを応援するチーム」を発足して盛り上がっているのが印象に残っていましたが、いきなりの本屋大賞のノミネート、そして大賞受賞。書店員さんのガッツに凄いパワーを感じました。 後は中身ですが・・・。「普通ではない」「痛みや病みをもつ」人の物語はこの作者の馴染みのテーマですが、相変わらず重いテーマに軽い文体の温度差、現代社会においてありそう話なのにリアリティがない、少女漫画のノベライズを読んでいる印象でした。 「真実は事実と違う」。当たり前の事ですね。他者が勝手に作り上げた常識や偏見から「真実」が作られ、勝手な理解を向けられるのは当人にとって辛い事だと思います。世間というのは厳しいものです。十人十色の意見・考え方があります。特に個人のマイノリティは本人のみのものです。そんな中で自分に理解できる方法で他人を決めつけてしまう、他人を理解し救ったつもりになっている人の方が多いでしょう。その人からしたらそれは紛れもなく善意のつもりです。そしてそれが一般的な「普通」なのでしょう。 その「普通」を悪意と受け取るのは「事実」では無いことを知っている本人だけ。それも当たり前です。言わなきゃわからないのですから・・・。その「事実」を自分さえがわかっていればと思うのはそれはそれでいいでしょうし、それを理解してくれる人だけとの関係を肯定する事はとても楽だと思いますが、この主人公は理解されようという努力もせずに拒否し・・・。自分が他者に事実ではない理解に苦しめられる事に嘆きながらも、人それぞれの理解を悪意としか捉えない、他人を理解しようとしない自分勝手な人物だと感じました。自分の辛い境遇は人を傷つけていい理由にはなりません。 「わたしの場所」を得られた本人は幸せなのかもしれませんが、読んでるこっちはイライラするばかりです。 この物語はフィックションですが、作者の思考の誘導が強く、読んでて息苦しかったです。 私も他人の決めつけや常識に傷つけられて、いまだにトラウマをもっている一人です。時々生きる事すらが辛い。 この物語は、共感できるかどうかで評価が分かれる小説かと思います。作者がどこまで主人公たちに共感して書かれているのか私には読み切れず、「世間」「常識」というものから弾かれたキャラたちの葛藤は、自分なりに理解は出来ますが、共感は出来ませんでした。 本屋大賞とは、書店員さんが「読んで欲しい・買って欲しい」として選出された本から選ばれる賞ですが、大賞に選ばれるほどの熱量のある本かと言われると、個人的には正直疑問です。 読書は大好きなので小説を買うのも読むのも苦はありませんが、今回はお金と時間を無駄にした気分です。 蛇足ですが・・・。いつも思っていたのですが、本屋大賞の選考基準は「版型問わずオリジナルの小説」とあるのですが、本屋大賞のノミネート作品は何故「単行本」ばかりなのでしょう。 単行本で出版されたもの以外にも、文庫・ノベルズにも面白い作品・薦めたい作品はいっぱいあると思います。 文庫版で発行された作品とかからノミネートされる事ってないのかな、とちょっと思ってしまいました。 | ||||
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| 最初の灯里さんと湊くん、子供の前でもキスをする、から好きになれなかったが、 何とか半分まで読んで、あとはパラパラ読みで終わりました。 確かに村上春樹調ですが、描写や比喩形容なども薄く稚拙で、到底春樹には及ばない。 文くんの刑罰も書かれていない。頭がいいのに少女を略取したらどうなるか分からないなら、 発達障害としか思えない。更紗も逃げたい一心で泊まるのは分かるが、 ロリコンという感覚が四年生の女の子に分かるのか疑問です。 本屋大賞は結局こういう感じの小説を選ぶのが、前回の、そしてバトンは、から分かりました。 村上春樹と灰谷健次郎フォロワーですよ。稚拙なフォロワー作家たちが本屋大賞に選ばれています。 | ||||
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| 星五つとも、星一つともいえる小説だったように思います。 主人公の行動は理解できない面が多々あります。低く評価してる方がおっしゃるように、主人公のことをあまり好きにはなれません。 でもそれは別に良いのです。全員から好かれる人物を描くことはできませんから。 ストーリーには力があります。文体も読みやすく、小説に慣れない人にも易しいかと思います。文体とストーリーが優れているという点で、星五つを付けたい小説です。 しかし、一方でいくつか気になる点があります。まずは、作者があまりにも語りすぎている点。読めば誰にだってわかることを、改めてまとめて書いてあります。字数稼ぎのレポートでも読んでいるようです。二点目、文体とストーリーの不一致が散見されます。そして三点目、これが一番大きいのですが、この物語は人物や事柄を外側から見ただけで判断することの凶暴性を描いています。主人公とその周辺の本質と、外から見た彼らとの乖離に苦しむ姿が延々描かれます。物事を多面的に見なければと思わされる。しかし、悪役と言っても差し支えないであろう、警察や週刊誌が極めて一面的に描かれています。この作者は週刊誌を読んだことがあるのでしょうか。週刊誌は、この作者の言葉を借りていうのなら、事実ではなく真実を描こうともがいているメディアです。たしかに、週刊誌というのはいつの間にか世間の嫌われ者になってしまいましたが、読んでみると非常に優れた記事が多く載っています。それをもし作者が、手に取ることなくイメージだけで悪役として描いているのなら、この作者には、このような物語を描く資格はないと思うのです。 | ||||
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| 文体は好きですし、恋愛以外のいろんな答えがあるよね、と示してくれる作品はありがたいです。 私は更紗に近い境遇や性質を持つ人間ですが、 だからこそ腹立たしく感じてしまいました。 私の人間関係も偽物の香料みたいなものには違いないですが、 保証人欲しさに他人の心の傷をえぐるようなことはしません。 「もう少し考えなよ」「ハッキリ言えよ」の連続で読み進むのがストレスでした。 | ||||
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| BL作家が本屋大賞とった作品って新聞で見かけて BL小説かと思って読んだら頭の悪い女のいらいらする話でうんざりした | ||||
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| 育った環境によって人格もかわる。 そんな普通では、異常な関係。 でも、ちっとも異常じゃない。 周りから見る普通ってなんだろう? 二人にしか分からない普通は、周りからは異常だ。そこが切なさを醸し出す。 一人の人間としての存在を深く見極め、尊厳と熱い眼差しで見守ってあげるのも、普通なんじゃないかな。 | ||||
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| 主人公は20代女性、10歳くらいのときに父親と死別、母親と離別、 その後、ロリコンと2か月一緒に暮らした経歴を持つ。 そんな主人公の内面を中心に物語が展開されるのですが、 闇が深すぎて「おいおい!誰か何か言ってやれよ」と思いながら通読。。 DV彼氏と別れるのはいいけど、え?!引っ越し先そこなん???とか、 知り合いの子供をあずかってそんなふうにしちゃう?とか、 主人公に、客観的に現実検討し、未来のために建設的な選択をするという思考が皆無で、 ずっと過去に固執し続ける成長しない人みたいでなんだか好きになれず。 再会したロリコンに執着するのも、過去に満ち足りなかった思いを埋めるための必要悪で、 きっと最後はそこに別れを告げて、自分の道を歩んでいくエンディングが・・・ と思ったら全然違って、ああそんな終わりなのかと。 そもそもこの主人公、なんでこんなに病んでるんでしょう? 父母とは離別しているものの、そこまでの関係は決して悪くなく、 信頼できる大人がロリコンに会うまで誰もいなかったというわけてもあるまいし・・ そのあたりからどうも共感の波に乗れなかったです。 (親とは仲良くしているだけで、信頼とかって感じじゃなかったのかしら、うーんわからん) ただ、自分は合わないと思ったら小説も途中でやめてしまうことが多いのですが、 この本は最後まで読み切れたのは、さすが本屋大賞の筆力だと思いました。 | ||||
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| 幼女誘拐の犯人とその幼女(年の差10歳)の話。 犯人は幼女を誘拐したというよりは、保護した(幼女はいとこから性的嫌がらせを受けていた)のだけれど世間はそれを知らない。 世間の誰からも理解されなくてもいい、という関係性の二人なのだけれど、そもそも理解されようという努力はしていない。する必要はないとは思うけれど、なんだか浮世離れしている。正社員じゃないのに家賃の高いマンションに住んだり、生活感がない。 例えば、文の家庭が貧しかったら、カフェのオーナーにもなれなかっただろうし、二人は「誰からも理解されなくてもいい」なんていう美しい関係性を築けていないんじゃないかなぁ。 小説で現実とは違うからしょうがないけれど、主人公の二人に都合よく「誰からも理解されないかわいそうな二人と、善意というマウンティングを取る周囲」にお膳立てされている感があった。 どんな過去を背負っていても、平凡な人生でも、人間誰だって他人からは理解されないものだよ。 誤解されていると分かった時、人は葛藤し、闘い、理解してもらおうと踏ん張る。けれど、二人は初めから諦めてしまっている。それが悪いとは思わないけれど、周りのせいにするなといいたい。 でも、もしそんなことを言おうものなら「被害者をこれ以上傷つけるな」ってなるんでしょう。 あなた以外の人間はみんな悪なの? 傷つけられたからといって人を傷つけてもいいの? 最後まで更紗に感情移入できなかった。 | ||||
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