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ドリーム・マシン
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ドリーム・マシンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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長くお蔵入りしていた小説。予想どおり難解な小説でした。評価に困るというか、作者の意図が読み取れないというか。 文章は、それほど難しいわけではありません。描写を積み上げていく感じ。背景が陰鬱なので、全体的に暗めですが。読みにくいわけでもなく、読む気になればどんどん読めます。でも、その物語が何を意味しているかと言うと、なかなか解釈しづらい。途中、ハラスメント男の登場でちょっと嫌な展開になったりして、あまり読みたい話じゃないなあ。なんて思ったりして。読み終えて、評価は3かなあと思っていたのですが、巻末の訳者あとがきと安田均氏の解説を読んで考えているうちに評価が変わりました。やっぱり凄いのかも、と。リアルに描いたファンタジーなのかな。 あとがきも解説も凄く参考になりますが、思いっきりネタバレしています。本編を読む前には読まない方が良いでしょう。(1,979年の初版出版時に購入していたため、現在の版は未確認。) 読み始めた時、舞台となる地名が気になったので地図を検索してみたのですが、本文中の記載と何か違う。イギリス人なら当然わかるのだろうけれど、そのことに気づくまでしばらく時間がかかりました。その後、本文中でも種明かしされましたが、このアイデアって何の意味があるのでしょうか?風景描写?小さな違和感? 初めは小さな違和感が、次第にどんどん大きくなっていく。それは小説ならでは醍醐味です。それも、この小説の特徴かもしれません。 クライマックスまで読んで、なんとなくギブスンの「モナリザ・オーバードライブ」につながって行くような気がします。二人の世界を永続させるガジェットと言う意味で。 自然の描写には、過去のいろいろな作品に対するオマージュがあるような気がします。地名と同じく、イギリス人であれば、ある意味常識的なものがあるのかもしれませんが、浅学菲才、読み取れないので欲求不満が残りそうです。 読み終えた後でいろいろ考える小説なのかな? | ||||
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夢と現実の問題をテーマにした《夢SF》の傑作。と同時に、《恋愛小説》としても傑作です。夢と現実が交錯し、混乱していく中で、ただ愛だけが《真実》だった。という、思いっきりベタな世界は、結構好きです。あんまり、ややこしくないので、マニア以外の人でも楽しめる、非常に馴染みやすい《傑作》です。 | ||||
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