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ダービーパラドックス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ダービーパラドックス (集英社文庫)

ダービーパラドックスの評価: 4.33/5点 レビュー 9件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

現実離れをし過ぎなのでは

ダービーを目指す数千頭の競走馬や,その血を巡るホースマンたちの努力と情熱,
さらにはレース名でわかる季節の流れや,北海道の馬産地や競馬場のある土地など,
何より一人の男が二頭の仔馬に託した思いは,知っていないととまでは言いませんが,
やはり競馬とその社会を知っていてこそわかる,伝わる部分が多かったように思います.

ただ,専門用語や事象について,序盤こそ流れの中でうまく説明があったものの,
中盤あたりからはそれも少なくなり,知らない人には徐々に厳しくなっていく印象.
逆に知っている側からしてみれば,騒動の真相や周囲の現実離れした様子が気になり,
このあたりはバランスの難しさもあるのでしょうが,いささか物足りなさがありました.

また,敵役と思われた人物の最後は呆気なく,いわゆる『真犯人』の人物にしても,
動機の弱さとでも言いますか響いては来ず,せめてその善悪を神に委ねるのではなく,
競走馬作りに携わり,取り憑かれた者として,強い意思を感じるものがほしかったです.
ダービーパラドックス (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:ダービーパラドックス (集英社文庫)より
4087458148

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