LIFE
- クライムノベル (72)
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 | 2015年04月15日 ライフ 幼い頃から共にボールを蹴ってきた修平、文雄、靖春の3人の人生は、高校３年のインターハイ県予選決勝でのひとつのプレイをきっかけに一転する。 22年後、プロサッカー選手として未だ現役を続ける修平の前に文雄が姿を現したことに、警察官となった靖春は警戒する。 文雄はサッカー賭博をシノギとしており、中国の黒社会との付き合いが噂される捜査対象者だった。 逃れられない過去に苦しみながらも、人生の黄昏時に立ち向かう男たちを描いた傑作ミステリー。(「BOOK」データベースより) |
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| 幼馴染で一緒にサッカーをやってきた修平、文雄、靖春。高校三年生のインターハイから22年後、全く違う人生を歩んできた3人の人生が再び交錯する。 プロサッカー選手の修平、サッカー賭博をしてやくざと付き合いのある文雄、警察官の靖春。サッカーの試合の駆け引きや、やくざの資金洗浄の仕組み、ハワラ業者の存在など、それぞれの世界の詳細がしっかり描かれていて読みやすかった。特に、サッカー賭博をして、やくざや中国の闇組織と付き合いのある文雄の存在感が際立っていた。 それぞれが高校三年生の時の痛みを忘れることができず苦しむ中、文雄のある決断をきっかけに物語が加速していき、最後まで一気に読ませる。修平と文雄、負けず嫌いの二人の熱い想いが伝わってきた。 ただ、修平と文雄のことが週刊誌に取り上げられたあたりから急に駆け足になり、最後はあっけなく終わってしまった。やくざの仙田や大道連合、警察の村上、修平の妻の朝子など、消化不良になってしまったのが残念だった。 | ||||
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