マルセイユ・ルーレット
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
マルセイユ・ルーレットの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
汚臭のサッカー界を浸食する八百長賭博を巡り,その組織や選手らを追う展開ですが, 立場の違う三人の日本人が登場,彼らを中心に話が回っていくのがまず興味深いところ. このほか,勝敗や得失点だけではない,賭博の対象となる要素もなかなかに興味深いです. また,三者を頻繁に切り替えて進む様子は,個々の掘り下げにやや物足りなさを覚え, 話が散り気味に映ることもありましたが,彼らに少しずつ繋がりが見え出すあたりから, キーパーソンと匂わされる男も含め,見えそうで見えない全容への期待を引っ張られます. そして,いよいよ問題の組織を追い詰める中,刻々と刻まれるスタジアムの時計と, 『実行』に揺れる選手,それを鋭くにらむ捜査員など,じりじりと緊張感を煽り立て, さらに,ただ摘発をして終わりというわけではなく,もう一つの真相が用意されており, あまりに汚染された世界には,良くも悪くもサッカーの持つ力を感じずにはいられません. その一方,名選手の言葉の引用に始まり,人種差別問題が何度も絡められていましたが, 事件と無関係とまでは言わないものの,それほどまでは関わってこなかったという印象で, タイトルの由来も含めて,どちらも『解説』で語られるほどのものは響いてきませんでした. | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 1件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|