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余命10年
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余命10年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全382件 81~100 5/20ページ
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出来れば入院中にカズくんが来てほしかった、、、 でも入院中に来なかったからこそ故人にはよかったんだなって。 辛く、悲しく、寂しかっただろうに、カズくんがいてくれたお陰で頑張ることが出来たんですね。 カズくんも幸せになってくれるようで良かったです。 やっぱり最期には近くにカズくんがいてほしかったんだろうなって思うととても泣けました。 | ||||
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病名は違いますが、学生の頃から希少疾患で良くなったり悪くなったりを繰り返しています。 保険の治療なんてとっくに諦めてるし、食事制限も、増えてく薬もなるべく1人で飲む事も。普通のフリするのも、一々傷付く心も。淋しい気持ちも。他にも。こんなに共感出来る話は初めてです。 作者の小説や茉莉さんの漫画では無いけれど、私も小さいけれど絵で残る仕事は出来ました。 でももし可能なら私は礼子さんの様な最期が良い。勿論治るのが1番ですが。 自分の人生とは何か、何かやり残した事は、やりたかった事は有るか、病気の自分にも未だ、未だ何か出来る事は有るのではないか考えさせられます。 希望と絶望が合わさった名作。 | ||||
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実写化した作品だったので、軽い気持ちで読み始めました。途中から目が離せなくなり、一挙読み。悲しいとか感動とかいう言葉では言い表せないぐらい、心が動かされました。 作者さんが亡くなられている事にもビックリです。何を書いても不謹慎な感想にしかならへんなぁと思うけど、沢山の人に読んでほしい作品です。 | ||||
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「あまりにも表現がリアルで何か訴えかけてくるものがあるしこの作者は実際にこの病気を患っていたのか?」とすら思えるある種の生々しい思いが綴られているように感じ、他の小説とは一線を画しているなと思いつつ最終ページをめくり、作者がもう亡くなっていると知り衝撃を受けたと同時にどこか納得感がありました。 真実はわかりませんが、身をもって体験しているからこそここまで深い表現ができたのかなとも思います。 もっともっと多くの作品を読んでみたかった、そう思わせる作者、作品でした。 | ||||
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まず「日本語」が美しい。 それは「詩的表現」をはるかに超えている。 はじめは「ありがちなストーリーなのかな?」と思いつつ読み進めていて、想像通りに物語は進んでいきました。 しかし、途中から自分の想像をはるかに超える展開へと進んでいきました。 まるで現在に「三浦綾子」の「氷点・続氷点」と「細川ガラシャ夫人」と「塩狩峠」を足して4で割って「ドストエフスキー」の「心の叫びの文章力」のエッセンスを足した様な小説です。 凄く「単純」な題名ですが、読了して「これ以外に題名の付けようはないな」と納得しました。 そして最後に最大の衝撃を受けて全面的に納得したのが、知らずに読んでいた最後に書かれている「作者プロフィール」です。 | ||||
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余命数年の主人公が苦悩し生活する中で楽しいものを探し悔いのないように生きていく描写に感動しました | ||||
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苦しいほど泣きました。なんとも言えない切なさです。 何箇所か校正ミスが気になりました | ||||
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涙が止まらなかった。 映画も見ましたが、やはり小説の方が良い。 ありがとうございます。 | ||||
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病室での心理描写に 心が波立ちました どうしようもなく どこにも ぶつけられない気持ちが切ない | ||||
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日頃から命の大切さを感じることは少ないので、非常に感慨深かった。ストーリーにも流れがあり、一日で読破してしまった。 | ||||
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愛する人、家族、自分の人生を見つめ直す機会になりました。何かアイデアが出たわけではありませんが、毎日を大切に、まわりのひとを大切に生活していきたいと思います | ||||
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感動し涙がとまらなかった | ||||
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号泣です 原作と映画は多少違っているようですが、やはり配役を分かって読んでいるせいもあり、感情移入してしまいました | ||||
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唐突におすすめに出てきたこの本を移動時間に読もうと決めたのは昨日のことでした。それから、時間を忘れていつもなら読まない、読んだとしても一週間かけてやっと読破する自分が24時間も経たずに本の最後のページを眺めていました。その後、感情移入が止まらず、自分でも考えられないくらいの嗚咽が混じった号泣をした私は、最後の最後で茉莉さんに同情し、自分の生き方について考えました。前者は、病院に無縁な私がしてもいいのか分かりませんが。後者は、学んで、働いて自分の趣味に没頭できる自分は幸せであることを実感させると同時に言葉で言うのは簡単なことですが、1日1日を大切に生きようと思いました。その反面、茉莉さんと自分を比較し、幸福だと思っている自分自身に腹が立ちました。けれど、この気持ちをどこにやって良いものか分からなかったため、呆然と最後のページを眺めていたのだと思います。 もっと沢山のこの作者さんの他の本を読みたいと思ったのですが、亡くなられているんですね。ご冥福をお祈りいたします。 | ||||
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だいぶ古くかんじるオタク描写は単行本の刊行が2007年あたりだとゆうのをふまえるとよいかと。具体的には京アニによる「涼宮ハルヒ」がヒットしてからの「らきすた」のアニメが放送されてたのと同じ年で、オタクと非オタクの相互理解をストーリーに取り入れて後発にだいぶ影響を与えた「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の原作が刊行されるのが翌年の2008年からなんで、まだラノベ文化も今ほど根付いてなく、山のようにあふれる異世界ものもまだ全然なかったと思われますし。よってオタクカルチャーがカジュアル化した現在よむと時代をかんじます。 まだ若くして余命を宣告された主人公・茉莉にとってその現実と接点が希薄な夢の世界としてオタクカルチャーが辛い現実からのがれる拠り所となる、なストーリーも今読むと受け取りづらいとこがあるかもしれません。オタクカルチャーはもうカジュアル化して一般層に浸透してますから。 そのへんは2005年刊行の本田透「電波男」や、2006年刊行の高橋ヨシキと中原昌也の共著「嫌オタク流」なんかを読むと掴めるかも。どっちもくだらないし不愉快な内容でしかないんで読まなくてもいいですが、これらとさほど違わない時代にでた本だと知ると理解の一助になるかと。 自作の漫画を編集部にもっていってキツイことを言われるくだりは現実の反対にある空想に居場所をみつけた茉莉がそこで得たものでまた現実に居場所を手に入れようとしたのが打ちのめされるわけで、2007年頃に著者が若い世代向けに自分の想いを届けようとしたのが伝わってまいります。 それもいまだとSNSに漫画アップしてバズったり、なろうに投稿したりできますが、そういうのがまだできない時代もあったのでありまして。 中川翔子さんの学生時代のいじめ体験の本を読むと「ネットが逃げ場となってくれた」な話がありますが、似たような境遇にありつつ、そんなに世代が違わないじぶんにはネットなるものがなかったのは地方在住だったので都心とのインフラの差であると思われ。サマーウォーズの細田守監督本人のアニメ「ぼくらのウォーゲーム」では田舎だとネットがない…というのをやってまして…まあ、あの時代ならあんなに酷かないでしょうが。 アマプラのような配信サービスもまるでなかったんで、専門のケーブルテレビにでも加入しないと、地方在住者は深夜アニメを放送時に観にくい環境にあったとゆうのもあり。ハルヒもらきすたも俺の妹が~もぼくの地元では放送されませんでした。 つまり、いじめと違って病気の場合でも、若い世代にその辛い現実を忘れさせてくれるものは世代や住んでる地域などによって変わるんで、そういう時代性もふまえるとよいかと。そこを変えてしまうと原作のもつ時代性が損なわれるので。 「オタク描写がなんでふるいんだ」でなく、その今となってはふるくなったオタクの時代で茉莉というまだ若い子が余命を宣告されたというふうに受け止めるべきかとおもいました。 劇中に名前がでてくるアニメ作品は存在しないものだと思いますが、カラオケのくだりで出てくるアイドルは実在してるグループなので、序盤にて「シブヤ」と「アキバ」で対比させている、余命を宣告される前と、されたあとの変わってしまった日常の変化を実在しないアニメと実在するアイドルという固有名詞で同様に対比させるなどのくふうが随所にみてとれます。要は「リア充」と「オタク」の対比になりますが、リア充とオタクを掛け持ちする妹の世話を焼く兄貴を主人公に据え、そのへんの価値観の相互理解を目指した「俺の妹が~」が前述のとおり、この作品の翌年から刊行開始なんで、作者さんはかなり考え抜いてこういうストーリーにしたのでしょう。 そうゆう要素は、実写映画版だとねこそぎ無くなってるんで、ぼくはこの原作のがずっといい作品だと思いますし、著者の伝えたかった想いを受け止められるのも原作だとおもいました。 | ||||
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普段はあまり本を読まない人間なんですが、この本はは最後までしっかり読み切りました。 | ||||
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切なさと愛おしさに、鼻の奥がツンとしました。『愛する人と別れることが死だと思った。 けれど、いとおしいと思えた自分と別れることも死なんだよね。』本文より引用。 | ||||
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とても物語に引き込まれました。そして、感情を揺さぶられ最後まで一気に読めました。 生き方について考えさせられました。 普通に面白かったです。 感動物を読みたい人にもおすすめです。 | ||||
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余命の宣告を若い時に知らされたらどう生きるかと考えられるだろうか?でも考えなければ時は確実に刻む。そんな時の心の葛藤が描かれていて胸に響く何かがありました。 | ||||
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この小説の設定を知ったひとの多くが、余命宣告を受けた少女が悲しみをこらえながら恋愛に友だちづきあいに思い切り取り組んでいく、いわば大人向けの「少女小説」と考えてしまうのではないでしょうか。たしかに構成としてはそう云って云えないことはない部分があるのですが、著者はもっと深いところを描こうとしたのだと思います。人間の喜びや悲しみを10年間という限られた年月の中に凝縮することによって、著者自身の人生観を濃縮して語っているのだと思います。人の一生とは何なのだろうか、命とはなんなのだろうか、著者の問いかけが聞こえてくるようです。今更わたしが持ち上げるまでもないでしょうが、本当の名作です。是非手に取って下さい。 (付1) 著者は作品を通じて姉の桔梗が評判の美人であることを何度か書く一方で、主人公の容貌については一切描写していません。それが主人公の遺影の描写を通じて、はじめて主人公が大変に美しいひとであったことを初めて明かします。これは分かりやすい一例ですが、様々な小説技法が駆使されています。単純な「少女小説」ではありえない所以です。 (付2) 一部の方々が物語中で「死」をちらつかせることがいかにも悲劇のヒロインを作り出そうとしているようで鼻につくといった評を書いていらっしゃいますが、この著者は「死」を「時間が限られている」という意味で使用してもよくある意味の悲劇としては扱っていません。このあたりは誤解されていらっしゃる方が多いのではないかと思いました。 (付3) これはあまり書かない方がよいことなのかも知れませんが、作者の小坂流加さんは2017年2月に原発性肺高血圧症のため38歳でお亡くなりになっています。この病気の実際の症状や進行、治療の実際はこの物語に語られているものとは異なりますが、著者が自分の人生を見つめながら小説を執筆していたことは確かだと思います。なお、小坂さんの生前の写真は公開されていません。(付2)に戻れば、死が恐くない人間などいませんが、著者は難病を通じて自分の命を見つめたのだと思います。単純な悲劇であるはずがありません。 | ||||
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