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ジャンヌ Jeanne, the Bystander
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ジャンヌ Jeanne, the Bystanderの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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ストーリーや設定はほぼターミネーターの世界観ですが、それなりに近未来の現実感(人型ロボットの機能設定、人口減少の弊害や戦争体系など)もあって面白く読めました。ロボットの隠す動機やAIの論理過程もまあ納得できる範囲なので、ホワイダニット当てのミステリーとしても成り立っていると思います。 アクションシーンが前半のみで、中盤から物語が動き出す終盤にかけてのテンポがやや冗長だったのがちょっと残念だったので、⭐︎一つ↓ですが、文庫なのでこの手の世界観が好みの方にはオススメ出来ると思います。 (個人的には、この筆者のデビルズやスノーよりも面白かったです) | ||||
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序盤から先が気になりすぎてあっという間に読み終えてしまいました。 まるで予言書のようなリアルさ。SF好きでもそうでなくても一気読み間違いなしです。ジャンヌが辿り着いた「人間」とは何かという問いの答え……なんと美しく残酷であろうかと思いました。結末に戦慄し、しかしとても腑に落ちる。そして、ゆっくりと噛み砕いて理解する…とても有意義な読書体験でした。 近い未来、きっと訪れるAIの時代を迎えるにあたって、幅広い世代の方々に読んで欲しい傑作。 | ||||
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主人を殺せないはずのロボットが殺人を犯した。何故なのかで物語は進んでいきます。最後がちょっと怖いですね | ||||
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2060年頃の日本について、詳細な設定が妙にリアルに感じました。人工知能という題材ながら、善とは何かを問いかける内容で、哲学的でもあり面白かったです。色々と考えさせられる内容でした。 | ||||
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このままAIが進化してロボットになったら? あり得る未来が、そこに描かれています。 ロボットは良き隣人になるか?それとも? これは面白いSFだと思いました。 | ||||
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最初のページを読んだ瞬間から、ヤバイ!です。止まりません。リアリティありすぎて、ページをめくるのももどかしいくらい。 人間について考えさせる本です。 是非!読んでください。できれば新制度入試を控える高校生に。広い意味での受験勉強になりますよ。 | ||||
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ロボット三原則に反して、人を殺した人型家事ロボット。 ジャンヌはなぜこの原則を超えて、人を殺せたのか? 未曽有の人口減少を背景に、世界に先駆けて人型ロボットを導入した近未来の日本を舞台にした物語です。 ロボットもののテーマによく見られるように、 物語は最終的には「ロボットとはどんな存在か」、 そして「人間とはどんな存在か」を煎じ詰めていくことになるのだけれど、 著者がジャンヌ目線で導き出した結論が非常に美しく、美しいがゆえにロボット的でとても腑に落ちた。 エンターテイメントとして心和むラストを経て、 最後にたどり着く一文が、恐ろしくて哀しく、素晴らしい。 面白かったです。 | ||||
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ロボットの話ということで、なんとなく乙一の短篇が頭にちらついていたのですが、河合さんがロボットを扱うとこうなるのか!という楽しい驚きがありました。 この作品はもちろん謎解きも大切な要素なのだけれど、これからの日本とか人間の根源的な存在とか、そんなことを考える機会を与えてくれる本です。 | ||||
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さまざまな題材でリーダブルなミステリ作品を描いてきたこの作者、 今度は近未来のテクノロジーを扱ってもやはりリーダブルな仕上がりに なっていました。 有名な「ロボット三原則」がインストールされているロボットが殺人を 犯した謎に迫る……という話なのですが、ページをめくるほどにどんどん 展開が速くなり、クライマックスで真相が明らかになると同時に 「ああ、こういう話だったのね!」と腑に落ちるよう、緻密に構成 されています。 また、21世紀の後半を舞台にしたこの作品、人口減少が進んだ日本が どのような姿になっているのか、説得力のある姿を記しています。 日本全土が居住地域と非居住地域に分類され、都市部以外の 非居住地域はインフラも公的サービスもなくなり、広大な 打ち捨てられたエリアになっている様子は、現実性のある シミュレーションもエンタメと両立させながら提示しています。 多くの論点を含みながら、でも読んでいる間は圧倒的に楽しい、 そんな傑作だと思います。 | ||||
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