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そして、バトンは渡された
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そして、バトンは渡されたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全330件 281~300 15/17ページ
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ラストが感動的。 現実的に考えると泉ヶ原さんは器が大きすぎるしこんな人いないだろとか 梨花のコンビニに買い物に行くかのように結婚することなんて無理だろう とかつっこみ所はいろいろあるんだけど 小説としてこの作品はおもしろかったし ラストが本当よかった。 | ||||
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自分にも20歳のひとり娘がいます。この本と共感できる部分がたくさんありました。でも、自分はこの物語のようにこんなにも無償の愛を娘に与えられていただろうか。もっと多くの愛情を注いで育てることができたんじゃないか。なんて、そんなことを自問自答させられた作品でもありました。読み終わった後は、心が洗わられたような清々しい気分になりました。良い本にめぐりあえました。 | ||||
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どこかずれていて、当たり前のことをしなかったり、しなくていいことをしてくる父と娘のやり取りは微笑ましく、木漏れ日のような暖かさを与えてくれました。終始、軽い会話が続き、何回も笑いをこぼしてしまいます。 これで終わりかな?と思いきや、次のページにはまだ話があるらしい。なんだろう?と思いながら読み進めていくと、ささやかで派手ではないけど、心にじんと沁みる幸せが待っていました。あれだけ笑わせてたのに最後はこんなに泣かせるなんて、ずるい。 | ||||
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とても良かったです。 家庭環境が何度変わるというヘビーな設定なのに、描かれているのは愛に溢れた家族です。 あえて家庭環境が何度も変わるという「特殊さ」を入れることで、愛で結びついた家族の「普通さ」が逆に際立たされていました。 例えるなら、あえて動物を描くことで、人らしさを出した、鳥獣戯画のようです。 キャラクターが魅力的で、ストーリーのテンポも良いので、楽しく、すぐに読めてしまいます。 おすすめです。 | ||||
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休みに何か読みたいと思って手にとった本。一緒に暮らす人がどんどん変わっていくのに、程よい距離とお互いを思いやる気持ちが感じられる暮らしが感じられて、良い本だったなーと素直に思えました。 | ||||
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以前から大好きな作家さんです。もっとたくさんの方に読んでほしかったので,本屋大賞を受賞されて,とってもうれしいです!!!(雑誌の写真も,新聞の記事もとっておきます。) 教師をしていると直面する様々な子どもをめぐる問題が,ソフトに,でもリアルに書かれていて,でもでも,とってもあたたかいお話。教師をしてみえた瀬尾さんだからこそ,書ける,書きたくなる話かなあと思いました。学校も出てくるけど,「家族」の話。出てくる「親」がみんな素敵です!担任の先生も! 読んでいて,元気の出る話でした。 境遇だけを見て,その人の心を決めつけてはいけないと思いました。 おとぎ話だという人もいるかもしれませんが,こんな「親」もいることでしょう。 瀬尾さんの本を追い続けます。 | ||||
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本屋大賞受賞の前に、読みましたが、間違いなくこの本が本屋大賞と思えるほど、優しく暖かな気持ちになれる本です。 | ||||
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ようやく半分まで読んだ。まるで女子生徒の日記の様。あーでもないこーでもない。友人関係がどーの男 の子がどーの、内容は殆ど自分の身の回りの事ばかりで、日常生活から一歩も踏み出していない。最後ま でこんな調子なんだろうか?えっ!本書が本屋大賞の第1位何だって?分からないなー。波乱万丈の人生 (主人公自身自覚がない)をドラマチックに描いている訳でもない。日常生活の安定性が受けているの だろうか。これ以上ダラダラ続く日記を読み続けるのはもうしんどいです。(ここまで★★) -後日、気合を入れて読了(令和元年5月1日追記)- 一生懸命親になろうと努力する養父母。養父母との距離感が分からず、暗中模索の少女は決定的な亀裂 が生じるのを無意識に回避している。 著者は少女から大人の女性へと成長して行く過程を、主人公の視点で柔らかな筆致で描いている。心の 成長に伴い視座も変わって行く。見えてきたものは養父母のふところの深さや大いなる愛情。この「気付 き」を主人公の視点で描写している点が読者に安堵と称賛の気持ちを抱かせているのではないだろうか? 物語は最後まで読まないとダメですね! | ||||
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森宮優子。三人の父親と二人の母親を持ち、姓は3回、家族の形態は7回も変わった。複雑な家族事情をかかえつつも心配事のない日々を今日も送る17歳の高校三年生の日常がつづられる。 ・現在の父親である「森宮さん」の"食"と"家族"へのユーモアあふれる姿に何度もニヤリとさせられた。一方で、良い父親であろうとする彼の「胃の痛み」(p255)にはぐっときた。最後の最後になってわかるが、なんてまっすぐな人なんだろう。 ・後半になって物語は静かに盛り上がる。「まっすぐに涙を落と」す(p369)水戸氏の強い想い、泉ヶ原氏の穏やかな強さ、梨花さんの娘想い(p329「母親が二度も死んだら……」)、そして……。森宮さんの言葉「優子ちゃんの故郷はここだよ」(p364)といい、水戸氏の手紙といい、愛されることの幸せが、日常のすき間からあふれ出てくる。 ・ところで、第1章に23節が二つあるのは、何だろう?(p246,264) いい親、いい娘、家族になってゆくということ。家族のための自分。ラストのタイトル回収で、胸のすく思いがした。納得の本屋大賞受賞作。素敵な物語に、ただただ感謝。 | ||||
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面白かったです。 低い評価をしている方もいますが、小説を楽しもうというだけの気持ちで読めば普通に面白い作品だと思いました。 文学作品に詳しい方達は色々と評価をしたくなるのかもしれませんが、そこまで難しい事を考えながら読む必要はあるのかなと疑問です。 多くの人は楽しめる作品だと思いますよ! | ||||
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作中にも出てくる、アンドレ・ギャニオンの「めぐり逢い」を聞きながら最後は読みたい。 | ||||
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とても感動しましたすてきです.高校生の娘に勧めてみます.誰かのことを思うのってすてきです. | ||||
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面白く読んだしあたたかい気持ちになりました。ただ本当の父親が住所も知っていて日本にも帰って来てるのに一度も会いに行かなかったのがものすごく不自然で疑問でした。 | ||||
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子育てって、血のつながりじゃないんだぁ。 「優子ちゃんの母親になってから明日が二つになって」 2人目の母親が言った。 自分、そして子供の明日がある、と話す。 「自分じゃない誰かのために毎日を費やす」 3人目の父親が語る。 自分よりたいせつなもの...かぁ。 本の中は、 ピアノと手作りのおいしいもので囲まれる。 胸もお腹もいっぱいになる。 | ||||
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何か奇をてらう展開ではなく終始和やかな雰囲気で進んでいきました。最後の最後まで親というもののあり方を考えさせられつつも森宮さんとのやりとりがホッとさせてくれました。 もう一度読み返したくなる作品でした。 | ||||
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なんだろう? 他の方々がレビューされてる通り、すっと心の中へ作品が入ってきます。 主人公の優子さんの日常、人生を書いているのに、それが自分の事のように、違和感なく読める小説です。 通勤途中ずっと読んでましたが、涙がヤバいです。 本当に心温まる作品に感謝します。 | ||||
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本屋大賞のニュースで、思わず商店街の小さな本屋で購入。それでも感動して、アマゾンにレビューを書きたくなる。書店員さんたちは、アマゾンより、すごい。(微かに背徳感) p.198「それとも、実の親子でない私たちは、どこかでこの重みを抱えたまま生活していかなくてはいけないのだろうか。」 沢山の美味しそうな料理、ケーキ、食べ物の描写や、ピアノや受験など思春期のエピソードは、どこか定型的で、抑制され過ぎている気もする。しかし、主人公の優子は、見方によっては、とてつもない地獄を抱えている。それを現実的に描くのは酷すぎる。餃子の皮で包むように、丁寧に包んでも、その辛さ、切迫感は伝わってくる。 ふと、物語において、理想と現実の割合はどのような比率であるのがベストなのだろうか?と考える。 もしかすると、通常はどんなに努力しても、理想や幻想が3割8分ぐらいで、残りが現実的という感じが、物語のリアリティーを保っているのかもしれない。しかし、この小説は、それを果敢に逆転させているような気がした。黄金比の逆転のような。それが傑作につながっているのだろうか。 抑制された軽さがあるのに、著者のほとばしる情熱や確信が背景にある。もしかすると、書いてみたが、少し迷って、思い切って、削ったエピソードがいくつかあるのかもしれない。あるとしたら、その削り方は、繊細な美しさがあるような気がする。 例えば、中年の森宮さんの立ち位置は小説を動かしていくが、「性的なもの」は絶妙に排除されている。私は読んでいて、なぜか、森宮さんが必死に夜中に洗濯をしている光景を想像した。きっと、洗剤が切れていたりと、数知れぬ苦労しただろうし、大変だっただろうと思う。どうでもいいかもしれないけど、家事における料理と洗濯のバランスが圧倒的に崩れている。 そこに意味があるのだろう。こんな理想の家族の物語はありえない。幻想だ。だけど、ありえない物語を、敢えて抑制して書くことで、確かな感動と希望を生むことができるのだなあ…と、改めて思った。 なんだか感想が、妙に理屈っぽくなっているのも、この小説の文体の読んだ、反動形成かもしれないが… | ||||
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父親3人に母親2人の娘の話と聞いて、物凄い葛藤が描かれた小説かと思いましたが、期待を大きく裏切る内容でした。読んでいてものすごく優しい、とても暖かい気持ちになる話でした。娘2人をもつ親として、共感するところが多々ありました。どの親も優子さんのことを愛して大事に育てていることがよく分かりました。 | ||||
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中学生ぐらいから、病んでる本を読みたくなる変な性格をしていて、今回もそんな状況の中で読み始めました。ここから逃げ出したかった、現実から抜け出したかった、でも優子は目の前のことをたんたんと受け入れその中で生きてた。正直しんどかったけど、この本に出会って読み終わるまでに現実と向き合えてすごくよかったです。手放したものはすごく大きかったけど、手の中に残ったものだって決して少なくなかった。恋もバイトもサークルも正解のように見えるけど、大切な誰かと笑いあっていればそれだけでいいって思えるって気づかせてくれたのはほんとに大きなこの本からのプレゼントでした。 | ||||
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瀬尾まいこは大好きでほとんど読んでいる。 好きなのはほっこりするからである。 この作品にも悪人は出てこない。 というか、みんな優しくて信じられない。 こんな小説が出るのは家庭が複雑化しているからだ。朝ドラ「なつぞら」もまさに赤の他人に育てられる。 優子と森宮の関係が外国人には分かってもらえるだろうか? アジア系ならあり得るかもしれないが、西洋人にはどうだろうと思う。もちろん、赤の他人を養子にする文化がアメリカにはある。 森宮が東大卒で少し変わっているという前提がある。 翻訳するならハーバード出のクイアにしないと説得力がない。 瀬尾まいこは女性だから男の生理が分かっていない。 僕なら優子と結ばれてしまうだろう。 優子はとても魅力的な女の子だからだ。 西洋人ならもっと危うく思うだろう。 娘と一緒にお風呂に入ることのない文化だからだ。 よく出来た作品で、展開には声を出して笑ってしまうのだが、あまりにも善人が多くて、その分評価が低くなる。 世の中辛いことだらけだから、こんな小説が必要なことは分かるが、ファンタジーだなと思う。 今までの本屋大賞作よりは大好きだが、文学として後々どう評価されるだろう。 優子ちゃんと、同じような人生を余儀なくされた女性たちの幸せを祈るばかりである。 大きな期待も絶望もせず、あるがままに受け入れることで、いつか幸福のバトンが渡されるでしょう。 | ||||
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