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カリブ諸島の手がかり



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【この小説が収録されている参考書籍】
カリブ諸島の手がかり (河出文庫)

カリブ諸島の手がかりの評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

〈名探偵〉の敗北

◆「ベナレスへの道」
  ▼あらすじ
   西インド諸島のトリニダート。
   ポジオリはヒンドゥー寺院で行われたインド人の婚礼を見物しているうちに、インドの
   建築物とヒンドゥー教の根本思想であるニルヴァーナ(解脱)の関係についての
   思索に誘われ、その問題をつきつめてみたいという気持から寺院で一夜を過ごす。
   ところが、その夜同じ寺院で、前日結婚式を挙げたばかりの
   インド人の少女が首を切られて殺されてしまう。
   調査に乗り出すポジオリだったが……。
 
  ▼感想
   結末でポジオリを襲う悲劇は、衝撃の一言。
   しかも、単なるサプライズにとどまらず、本作の構成に有機的かつ必然的に
   溶かし込まれ、謎の解明においても必要欠くべからざるものである、という点が
   じつに秀逸です。
カリブ諸島の手がかり (河出文庫)Amazon書評・レビュー:カリブ諸島の手がかり (河出文庫)より
4309463096
No.1:
(5pt)

破格

『クィーンの定員』にも選ばれた傑作短編集。巻末の「ベナレスへの道」一編だけでもミステリ史に残る・・・呪術が跋扈するカリブ世界を背景に、論理と超論理が交錯するこの異様な(かつユーモラスでもある)世界に匹敵するのは、わが小栗虫太郎の法水麟太郎物ぐらいではないか。
カリブ諸島の手がかり (河出文庫)Amazon書評・レビュー:カリブ諸島の手がかり (河出文庫)より
4309463096

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