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モリアーティ秘録



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モリアーティ秘録の評価: 3.47/5点 レビュー 15件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.47pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(5pt)

最高

序盤の状況説明はアレだがモラン大佐の語りからは夢中で読んだ。

例の日記部分は飛ばしても良いが、よく見るとモランの演義シーン等が混ざっている
モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)より
4488129048
No.7:
(4pt)

キム・ニューマン繋がりでこちらも入院中に読了。

「ドラキュラ紀元一八八八」と同様にホームズの敵役モリアーティ教授の犯罪組織No2のモラン大佐が作者という設定。
モリアーティ教授の犯罪記録4編で各章の題名はホームズのもじりだが、上巻ではホームズは出てこなかった。
モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)より
4488129048
No.6:
(4pt)

下巻は3編。

最後の「最後の冒険の事件」が面白かった。」
これはホームズの「最後の事件」をもじっていて、ホームズも脇役で出ているがメインは違った。
これも入院中に読了したもの。
モリアーティ秘録〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈下〉 (創元推理文庫)より
4488129056
No.5:
(4pt)

作者の知識にびっくり

シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の活躍?をその右腕モラン大佐を語り手にして描いた連絡短編集です。
注釈で補足説明があるものの、他の小説、映画等から引用される膨大な固有名詞に魅力を感じるかどうかで、本書の評価は大きく分かれるのではないでしょうか?(例えば、フー・マンチューや、ドクトル・マブセといった名前が出たときどう思うか。)
また、各短編の筋も、本家シャーロック・ホームズ物のストーリーその他のパロディになっているので、そのあたりも含めて楽しめるかどうかかなと思います。
ただ、(本筋とは関係があまり無いような)アイデアやくすぐりは豊富なので、再読、再々読しても、楽しめるかもしれません。
モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)より
4488129048
No.4:
(4pt)

原典より魅力的なモリアーティ

考えれば原典のモリアーティは、最後の事件に少ししか登場していないし、描写もいかにもステロタイプの悪人だったので、外見は原典から、世界観はコナン・ドイルからいただいて、オリジナルな世界をつくりあげている。語り手に原典では粗暴なだけの彼をもってきたのも面白い。下巻が楽しみ。
モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)より
4488129048
No.3:
(4pt)

面白かった以外の感想無し

上巻に引き続き展開するモリアーティ教授とモラン大佐のエピソード。様々な人物が入り混じり、読むのが楽しい物語が展開する。ただ、痩身の男のファンとしては、最後のエピソードが、ちょっと不満。
モリアーティ秘録〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈下〉 (創元推理文庫)より
4488129056
No.2:
(5pt)

ドラキュラ三部作で有名なキム・ニューマンのホームズパスティーシュです。

ホームズの宿敵 「犯罪界のナポレオン」ことジェイムズ・モリアーティ。
その腹心の部下、セバスチャン・モラン大佐の回顧録の形をとった、モリアーティ犯罪記録です。
ホームズ正典では、モラン大佐の描写はさして多くなく、軍人で冒険家、虎狩で名を馳せた暴力を重んじる暗殺者といったイメージです。

本作では、こうした正典を下敷きに、具体像を膨らませて、女好き、機転は利くし決断力はあるが、少しおっちょこちょいでいつもトラブルに巻き込まれ、モリアーティに翻弄される。それでもモリアーティから離れられないという「憎めない個性的な主人公」に描いています。

物語は現代から始まります。犯罪者のための銀行を裏家業にしていた老舗銀行が破綻。その地下金庫からぼろぼろの手記が発見された。それは、かのモラン大佐による回顧録で、これまで「うわさ」はあったものの誰も真実を知らなかったモリアーティの犯罪が細かく記載されていた・・・・というもの。

ニューマンの博覧強記をバックボーンに、ホームズ正典のストーリーの「裏面」をうまく組み込んで書かれていますので、シャーロッキアンにとっては、数ページに1回はほくそ笑むこと請け合いです。ホームズ・ワトソンの名セリフや掛け合いをそっくり裏返し(犯罪を美徳とするということ)で書かれていたり、ホームズのセリフがそのまま、裏返しの意味で使われていたり、ホームズの推理法「不可能なことをのぞいていけば、それがどんなにありえそうもないことであっても真実だ」を「それは間違いだ、不可能なことそのものを疑うことが大切だ」などと批判してみたり。ホームズのバイオリンはストラディバリだけれど、ドイルはアマティを持たせたかったという逸話を下敷きに、モリアーティはアマティを購入して分解してしまうという下りがあったり・・・。

かなりの長編ですが、短編の集合体ですので飽きずに読み進められます。(ところどころ冗長なモランの脱線話がはいりますが)各章のタイトルも正典のパロディになっていますし、登場人物も正典の人々がちょくちょく出てきます。
読書のお供にに正典を横において参照するとおもしろいかも。

総じて期待通りの作品でした。
是非、ご一読ください。
モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈上〉 (創元推理文庫)より
4488129048
No.1:
(5pt)

ドラキュラ三部作で有名なキム・ニューマンのホームズパスティーシュです。

ホームズの宿敵 「犯罪界のナポレオン」ことジェイムズ・モリアーティ。
その腹心の部下、セバスチャン・モラン大佐の回顧録の形をとった、モリアーティ犯罪記録です。
ホームズ正典では、モラン大佐の描写はさして多くなく、軍人で冒険家、虎狩で名を馳せた暴力を重んじる暗殺者といったイメージです。

本作では、こうした正典を下敷きに、具体像を膨らませて、女好き、機転は利くし決断力はあるが、少しおっちょこちょいでいつもトラブルに巻き込まれ、モリアーティに翻弄される。それでもモリアーティから離れられないという「憎めない個性的な主人公」に描いています。

物語は現代から始まります。犯罪者のための銀行を裏家業にしていた老舗銀行が破綻。その地下金庫からぼろぼろの手記が発見された。それは、かのモラン大佐による回顧録で、これまで「うわさ」はあったものの誰も真実を知らなかったモリアーティの犯罪が細かく記載されていた・・・・というもの。

ニューマンの博覧強記をバックボーンに、ホームズ正典のストーリーの「裏面」をうまく組み込んで書かれていますので、シャーロッキアンにとっては、数ページに1回はほくそ笑むこと請け合いです。ホームズ・ワトソンの名セリフや掛け合いをそっくり裏返し(犯罪を美徳とするということ)で書かれていたり、ホームズのセリフがそのまま、裏返しの意味で使われていたり、ホームズの推理法「不可能なことをのぞいていけば、それがどんなにありえそうもないことであっても真実だ」を「それは間違いだ、不可能なことそのものを疑うことが大切だ」などと批判してみたり。ホームズのバイオリンはストラディバリだけれど、ドイルはアマティを持たせたかったという逸話を下敷きに、モリアーティはアマティを購入して分解してしまうという下りがあったり・・・。

かなりの長編ですが、短編の集合体ですので飽きずに読み進められます。(ところどころ冗長なモランの脱線話がはいりますが)各章のタイトルも正典のパロディになっていますし、登場人物も正典の人々がちょくちょく出てきます。
読書のお供にに正典を横において参照するとおもしろいかも。

総じて期待通りの作品でした。
是非、ご一読ください。
モリアーティ秘録〈下〉 (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:モリアーティ秘録〈下〉 (創元推理文庫)より
4488129056

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