毒蛇
評判
毒蛇の評価:
4.50/5点 レビュー 4件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1〜6 1/1ページ
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毒蛇の評価:
4.50/5点 レビュー 4件。 C ランク
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一冊にまとめるために仕方なかったのかもしれないが、先ず字が細かすぎる。老眼鏡をかけていても疲れる時の小ささ。
そして、翻訳。代三作目ラバー・バンドからは、同じ翻訳者かと疑うほど自然になっているが、毒蛇は佐倉さんにとっても初めての推理小説翻訳だったようで、やはり慣れていないようだ。(ただし、古めかしい話し方については、この時代がそうなのだから翻訳もあれで良いのだと思っている。クレーマーが金田一耕助の轟警部のような話し方をするのは、私には全く不自然ではなかった。)
しかし、それら2つを鑑みても毒蛇は素晴らしい作品になっていて、ウルフとアーチ、その他これからのシリーズ化に耐えうる登場人物の個性をずらっと紹介しながら、時代背景や当時の価値観を充分取り入れて推理小説としてでなく人間ドラマとして充分に読み応えのある作品だと思う。ネロ・ウルフの中では毒蛇は間違いなく傑作だ。
本国アメリカでテレビドラマ化されていたのは観ていないが、イタリアのRAIテレビで10年くらい前にシリーズ化されたフランチェスコ・パノフィーノ(ウルフ)ピエトロ・セルモンティ(アーチー)主演のはとても良く脚色されていた。この一冊を100分で見せ場たっぷりに仕上げていてキャスティングもぴったりだった。特にクレーマー警視とフィリッツ(ドラマではナンニになっている)。シェフ役は本当のシェフ兼俳優が演じていて見ごたえがあった。
ネロ・ウルフは現代に映像化しても楽しめるアメリカのアガサクリスティーのようだと思う。
本作品もエラリー・クイーンシリーズのように新訳が出されたら良いのに、少なくとも毒蛇だけはそうなればフアンも増えるのではないかと思う。