我が屍を乗り越えよ
- ネロ・ウルフシリーズ (14)
- 安楽椅子探偵 (187)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
我が屍を乗り越えよの総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この事件でのクレーマー警視は抜群に良い味出してる!元々クレーマーは憎めない人柄なんだけれど、外交官や国際問題に関わる事件には手も足も出ずに本音を洩らす場面は哀愁が漂うし、「そうそう、わかるわかるその気持」って応援したくなる。 この長編はイタリアのRAIテレビで放送したものを観てしまっていたので粗筋も結末も知っていたのだけれど、それでも充分楽しめた。翻訳も私は良いと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古い訳文が改訳されずにそのまま刊行され続け、電子書籍にまでなっているのは、いかがなものか。 「マフィン」に何と、「せんべいみたいなものでパンの代わり」との訳注が付いている。 そのくらい、古い翻訳なのだ。 ストーリーの背景には第二次大戦前夜のバルカン半島情勢があるのだが、その政治色をあまり感じさせないよう、おそらく原文は、ドイツ語訛りやバルカン訛り、どこぞの片田舎の訛りなど、中途半端な米語を話す登場人物が次々に登場し入り乱れるコメディタッチになっていると思われる。 実は犯行動機も犯人も初めからわかっているような事件なのに、登場人物たちがドタバタ喜劇を演じるために真相が見えにくくなってしまう点に、作者の意図があったと思われる。 だが、訳文の古さ、特に会話文の訳し方が災いし、ニューヨーク市警のクレイマー警部までがカタコトで話しているとしか思えない。 ただただ読みにくいだけで、まったく笑えないのには弱ってしまった。 『毒蛇』や『腰抜け連盟』なども含め、初期の代表作くらいは、会話の面白さがもっと伝わるような新訳を出してほしいものだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
明治時代の英語翻訳はこんな物か。中学生以下。英語も出来ない。日本語も出来ない。最低。 英語で読む方が面白いだろう。 ひどすぎる。「女の子が」xxxアーチーが、こんな言い方をするか。「女が。」 だいたい,一々主語を訳すな。英語を、直訳のソフトウエアにかけたら、こんな訳が出来る。阿呆。 日本語の文法も知らないらしい。 これで翻訳者が食って行けたのだから、明治の日本はめでたい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レックス・スタウトのネロ・ウルフシリーズの一冊です。 そして、珍しくもネロ・ウルフの謎に包まれた前半生が語られる一冊で、なんと本作ではネロ・ウルフの娘が登場します。 ストーリーは、ネロ・ウルフの屋敷にモンテネグロ出身の女性が助けを求めてくるところから始まります。 ネロ・ウルフは完璧なアームチェア・ディティクティブで一歩も家から出るという事をしません。彼は人を派遣し、事件の詳細を調べるだけで家から一歩も出ることなく事件を解決する探偵で、そのぶん謝礼も高額で、一般人ではなかなか彼に謝礼を払えず結果として彼のもとに事件の解決を依頼する依頼人は高額を支払える人に限ります。それだから、こういう依頼人は珍しく、ふだんのウルフなら追い返すところなのですが、彼女がネロ・ウルフの家でしたある事に引きずられて、しぶしぶながらウルフは事件解決に乗り出しますが、最初はまったく予想だにしていなかった殺人事件が次々と起こるにつれ、また事件がウルフの嫌いな国際的な陰謀の影をちらつかせるにあたって彼の不機嫌はどんどん亢じていきます。ある意味、そのあたりもいつものネロ・ウルフものと大きく趣きを異にします。 それはさておき、この作品、発表が1940年ということで、第二次世界大戦がまだ終わっていない頃の話で、作中でもナチの話が出て来たりとかなり時代を感じさせる作品でもあります。他のシリーズ作品でも確かに時代を感じる部分はありますが、これは特にそうです。そして、その一つに、発表されたのが今から68年前、うちのおじいちゃんでさえまだ子供だった頃の話というのもありますが、それ以上に、この作品の翻訳が当時のままだという事があります。言葉遣いがとにかく古いんです。また、こう書くとびっくりする人がいるかも知れませんが、この小説、翻訳がそのままだということで、小さい「っ」とか「ゃ」が使われていません。大きい「つ」か小さい「っ」かは読んだ人が判断するというまさに昔の作品なのです。 たとえば、こんな文ができてきます。 「しやべらなくてはならなかつた。彼はしやちほこばつていた」と。これは一例ですが、こんな感じなのでけっこう読み進めるのに違和感もあったりするのですが、でも、そういう時代を感じさせる部分も含めてすごく味のある歴史を感じさせる一冊でした。しかし、、2005年に第5版を出すときに翻訳を変えようとかはなかったのかなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
美食家にして蘭愛好家、 巨漢を動かすのをおっくうがって めったに外出はしない探偵、ネロ・ウルフ。このシリーズをはじめて読む人には 「そんな出不精で本当に探偵業なんて成り立つのか?」 という謎が解けて行く過程も面白く読めるであろうが、 ファンにとっては「ウルフは過去に何してたのか?」という これまでほとんど語られなかった謎が、この作品で解明されるのが何よりも嬉しい。 しかもウルフに家族がいたことに(いや、当たり前なんだけどね…) 天涯孤独だとばっかり思っていた私はかなり驚かされた。助手のアーチーとの茶目っ気満載の会話は、 いつも面白いのだが、今回はアーチーがやや暴走気味。 ウルフ初心者にもオススメです。 もちろん、ファンにとっては必読の一冊! | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 5件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|