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(短編集)
熱帯魚
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熱帯魚の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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退屈な内容の本でした。 何処かに書いてあったらすみません。 時代背景が昭和なのでしょうか? 5~60代の人が若かった頃にありがちな映画を見た様なぐったり感です。 それこそカラーになりたての頃のフィルムカメラのざらざらした様な荒い画質の、俳優のくぐもった声が聞こえてきそうな感じでした。 決して若くなく、イマドキでもなく、どんより、煮えきらず、かっよくもなく、素敵でもありません。 各所に“昭和”がちりばめられていて、それが物凄く悪目立ちしており、没入感や感情移入は皆無でした。 強いて言うなら、“グリンピース”が一番若い時代設定なのかな?と感じましたが、 著者さんの書く“主人公の癖”なのか、著者さんの“思考の癖”なのか、 “熱帯魚”以外の主人公の性格、性質が似ている様に感じ、 3作品に共通する事は、“主人公は何も成し遂げない”事です。 どの話も何も解決せずに、ただただ気怠く終わります。(それを“リアリティ”だと表現するなら、まぁ“現実味のあるお話達”ではありますが…) 丁寧な表現と言うのか、生々しい表現と言うか、一言多い表現と言うか、“別にこの文書かなくても良くないか?”と言う、そういった言葉が、物語の気持ちの悪さを演出しています。 この方の作品を他にも触れたことがあるのですが、こう言った“どんより”、“煮えきらない”、“暗い”表現が得意と言うか、 同じ様な思考の雰囲気ばかりの作品なので正直退屈です。 個人的に、今まで情緒不安定になるくらいキツくて、暗くて、考えたくもないグチャグチャドロドロの目を背けたくなる様な酷い現実を味わって生きてきたので、こういった“明けない夜”、“降り止まない雨”の様な“暗い小説”はお腹いっぱいで。 トラウマを撫でられる様な雰囲気の作品達でストレスしか溜まらないので、今後は彼の作品は余程の事が無い限り触れない様にしようと思いました。 (※私の知人は、親にすんなり感謝出来る様な幸せな家庭の育ちで、心も安定している方なのですが、この方の書く“暗い物語”が、全く現実味の無いフィクションにしか思えないそうで、逆に“暗さ”を楽しむ様に、興味があるみたいで、こう言った作品が気になる様でした。) 私も“暗さ”を楽しめるぐらい、幸せかつ安定した心で本を楽しみたかったなぁ…なんて思う程、 私にとってはこの作品は、何処をとっても100%テンションが下がる、ある意味天才的作品です。(気分が最悪なので、★2つですみません) | ||||
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