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ラン



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【この小説が収録されている参考書籍】
ラン
ラン (角川文庫)
ラン

ランの評価: 4.13/5点 レビュー 47件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 1~20 1/3ページ
123>>
No.47:
(5pt)

状態良好

丁寧な包装早々に届いて良かったです。
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No.46:
(5pt)

「生きる」について考える

「カラフル」で森絵都さんの文章と出会ってから、何作も出会っているのに、その度に「すき!」ってなります。読みやすくて美しくて凛としていて。味わいながらゆっくり読みたい気持ちと、早く続きが知りたい気持ちで、通勤時間の楽しみにしていました。主人公はなかなかの苦しみとともにいて、読みながら色々と考えさせられるのですが、不思議と重苦しさはない。むしろ心地よい。読み終わってちょっと寂しくなるくらい、登場人物をすきになりました。
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No.45:
(5pt)

面白いです、

読んだ後、思わず走りたくなります。
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No.44:
(4pt)

予想外の展開!

読後「なるほどねぇぇぇ~」と思わず一人で呟いてしまった。古びた自転車屋の主人と、そこへ訪れる女性との恋物語を匂わせる冒頭からは全く予測不可能な展開の連続で途中まで本当に何の話だか分からなかった。だけど読めば読むほど主人公がこの先どうなっていくのか気になって仕方なくなってからの最終的な着地点には凄く納得。そしてとても感動的な終盤はすこしウルウル…(⸝⸝⸝ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀⸝⸝⸝)昔読んだカラフルもそうだったが森さんの書く世界にだけ存在する独自の「この世とあの世のルール」が好きだ。
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No.43:
(4pt)

魅力ある一冊

予想を超えた物語の展開に惹きつけられ一気に読了、失われた時間
を空想の中で復活させるという言葉が心に残った、また作者の別の
作品を読みたくさせる魅力ある一冊だった。
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No.42:
(5pt)

ラン

商品状態もよかった。美しかった。話の内容も本当に面白かった。
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No.41:
(5pt)

なぜ走るのか

森絵都さんの作品は大好きです。
主人公がなぜ走るのか、話が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。
読み終わった後に心に爽やかな風が吹くような良い作品です。
とても面白かったです!
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No.40:
(5pt)

小さな羽をくれる

手に取った動機は、中学受験の国語に森絵都がよく出題されるからという味気ないものでしたが(私自身ではなく子どもの中学受験ですが)
読み進めている最中は今すぐ走りたくなるような、私にも出来るかもという気持ちになりました。
重たい腰を持ち上げるための小さな補助、まるで小さな羽をくれたように、心を軽くしてくれる感覚でした。
死の臭気が漂う暗い始まりから一転、ラストはとても明るく清々しく、でもそれは決して唐突ではなく物語が進むごとに徐々にしっかりと主人公が生きることに根を張っていって様子がきちんと描かれたゆえのラストであり、とても好感を持ちました。
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No.39:
(3pt)

完走できたのかは、読者の想像に任された。

両親と弟が事故死して、育ててくれた叔母も他界し、母方の祖父が金を寄越せと五月蝿いから、
相続した持ち家のマンションを貸して、賃貸住宅暮らしを選び、アルバイトをしている、
二十代前半で、遺産がありお金には困らず、健康にも不安がない、大学を中退した、女性が
ランニングを始め、ランニングチームに誘われ、紆余曲折の後、沖縄の離島でのマラソン大会に出場する、話。

独創的な、死者のたまり場の設定は、良かったが、多少のブレが感じられた。
作ったようにシニアとジュニアの分けられるメンバー構成は、お手軽過ぎかと思うし、
なぜ8人に拘ったのかも、読解できなかった。

主人公が「みなしご」と言われ傷つくが、父方の祖父母は健在なのを思えば、
傷つきたいときに、傷ついても無難な言葉を、傷つけても後悔しない人が言ったので、
慰めてくれそうな人もいたことから、傷ついてみました、というように、読めてしまった。

面白いかと問われれば、そんなに面白くはない。
ただ、栄子の機関銃のような台詞が、的を射ている部分も少なからずあり、印象に残る。

4時間前後。ハードカバーで読む価値は、疑問。
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No.38:
(4pt)

(^^)

学校の課題資料として使うのに、何の問題ありませんでした。
安く購入できて良かった。
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No.37:
(5pt)

通勤電車が楽しみに

続きが読みたくて、通勤電車が心待ちになりました。ちょっとした隙間でも読んでしまいました。
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No.36:
(4pt)

軽快で爽やかなタッチでえがく森絵都ワールド

9年前に、両親と弟を事故で同時に亡くし、その後は面倒を見てくれて
いた叔母も亡くす。大学を中退し、特にあてもなく生きている環という
女性が主人公の本です。

ある日、環は自分と同じ波長を感じる自転車屋を営む紺野さんと出会う。
定期的に紺野さんももとに通うようになったが、その家に住み着いてい
たネコが死んだことを契機に紺野さんは実家のある山形に帰ることに。

またしても一人残されてしまった環は、紺野さんから死んだ息子にあげる
予定だった、手作りのとびっきりの自転車「モナミ1号」をもらう。
そのモナミ1号というのは、あの世の手前にある「ファーストステージ」
に導いてくれる自転車だったのです…。

環はモナミ1号に乗り、頻繁に両親と弟に会えることになったが、モナミ
1号はもともと紺野さんの死んだ息子の物。環は自力でファーストステージ
に向かう(レーン越えをする)ために、40キロの距離を走れる特訓を開始
する。そして、その過程でドコロさん率いる素人マラソンチーム「イージー
ランナーズ」に入ることになりますが…。

『カラフル』同様、死生観や死後の世界がえがかれているのに、実に軽やか
で爽やかな筆致でえがかれているので、本書を包むイメージは明るいです。
走ることと生きることを重ねながら、「死に近い存在」と自らのことを思って
いた環が、生きる力を得ていく様子もえがかれています。
キャラクターの濃いイージーランナーズの面々も読むごとに味わいが増し、
マラソンを目指すそれぞれの背景も個性たっぷりです。本書を読み終わった
後には思わず走り出したくなるような軽快ストーリーです。
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No.35:
(5pt)

森絵都ワールド

あっというまに、森絵都ワールドにはまってしまって

すぐに読めました。

うん。うん。なんか、心がほっこりしました。
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No.34:
(4pt)

すぐ身近にあるもの

「カラフル」を読んだ時も思いましたが、森さんの死生観は実に明るく見えます。死について淡泊というよりかは、すぐとなりにある身近なものなんだから気軽につきあおうよ! そんな感じです。主人公だけでなく、イージーランナーズの面々にもそれぞれ異なる「死」の影がまとわりついていていますが、いずれも最後は明るく、ちょっとおちゃらけたりしながら締めるところがそんな印象を加速させてくれました。ひとの生死を扱ったものですが、基本は爽やかなので誰にでもお勧めできる一冊ですね。
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No.33:
(4pt)

スポーツ後のような爽快感を味わえる

読んでから1週間経ってからのレビュー書き込みなのだが
実はラストがどうだったのかどうしても思い出せない。

だがこれはむしろ良い事だと思う。

森絵都には、孤独な主人公が他人と関わって世界や視野が
広がっていくというテーマの作品が多い。世界が広がっていく
その過程が最も大事であり、今回の本ではそのきっかけが
走る事なのだ。

走っている描写は読んでいるこちらの息が荒くなる程鮮明だ。
だが同時に爽快感も一緒に味わえる。

死後の世界も描かれており、SFなのか何なのか不思議な場面も
多い。ただ、そこに「走る」という一本のゆるがない筋が通り
そのリアリティとのギャップが面白い。

全体的にフワフワした主人公が「走る」事で正に地に足をつけて
生きていくこの作品。読んだ後には走りたくなる気持ちが湧くだろう。
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No.32:
(4pt)

頭の片隅に置いておかなければいけないこと

最初、裏面の文を読んだ時には、こんなに深い作品だと思わなかった。
 ただ、自分の家族に会うために「レーン越え」の道を走る、それだけの話だと思っていた。
 森絵都さんの作品は以前『カラフル』を読んだことがあるはずなのに、この作者がそんな浅はかなものを書くはずがないということを忘れていたのだと思う。

 いろいろと学ばされる、考えさせられる言葉が多かった。
 その中で一番感じさせられたのは、「不満を言っていられるのも生きているからこそ」ということ。

 作中で印象に残ったのは、夏目環、真知栄子などが、いろいろなことや人への不満や愚痴をこぼしたり、口争っていシーン。
 読みながら、自分もそう思っていることを感じたり、そんな人を思い浮かべたりしていた。
 でもそれって、生きているからできることなんだと言うことに読み終えたあとに気付かされた。
 そしてそれは、誰もが持っていなければ、知らなければいけないことだと思った。
 何も四六時中、片時も忘れてはいけないことではない。
 どんな人だって、文句を言いたくなるときだってある。
 でもほんの少しでも、頭の片隅に置いておかなければいけないことだと思う。
 そして、ふとした時に思いださなければいけないことである。

 文句や愚痴がつい口に出てしまうような人には読んでほしい。
 きっと新しい発見もあると思うし、違った角度から考えることもできると思う。
 
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No.31:
(4pt)

走ってる!

明日早起きしてジョギングしよっかな、
と読みながら自然に考えている自分がいました。
なんて影響を受けやすいんだ…!

「生きる」を「走る」に重ね、
「走りきった」じゃなくて「走ってる」ところが描かれているところがよかった。
とことん現実の話かと思っていたので、突如でてきたファンタジーのような世界観に最初戸惑いましたが
そういった非現実性を現実にリンクさせ説得力を持たせるところがすごいな、と思います。

あの世までの距離を思えば現実の世界はどこへだって行ける、
生きてればなんだってできる、
そんな風に思わせてくれる作品でした。
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No.30:
(4pt)

文庫版発売

お安くてかさばらない文庫版が登場したのを見かけたので、読んでみた。
しなやかな文章から紡ぎ出される不思議な長編小説。
環。モナミ1号。冥界への道のり。イージーランナーズ。
よく考えると、筋書きには多少無理があるような気もしないではないが(笑)、
きっちり読ませて、ぐいぐい引き込む。

途中、これでどうやってエンディングをまとめるのかと、
内心ちょっと余計な心配をしてしまったが、杞憂だった。

ほろりときて、でも、なぜかすがすがしい、
このなんともいえない読後感と余韻。
前向きに生きることへの、やさしく、たくましいメッセージ。
このあたりの手腕は流石である。面白かった。
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No.29:
(5pt)

頭に描く絵本

460Pもの長編ですが苦もなく読了しました。特に後半はぐいぐい引き込まれるようなかんじ。 物語の設定や展開はよくあるものと言って差し支えないでしょう。そこに目新しさは特にありません。 基本主人公による一人称文体で進みます。本書ではそこにかなりの「肉付け」要素を盛り込んでいるのですが、これを受け入れられるかが最大のポイントかと。そこさえクリアしてしまうと後は終章まで一気でしょう。 なにより状況の語らせが上手。たいていの凡な作家だと一人称なのに更に「ナレーション」のような説明があって、まるで舞台演劇を遠くからみているみたいな距離感を否めませんが。 本書ではあっさり主人公の視点に自分を置き換えられます。プロの物書きはこうでなくてはね。 変換(主人公と読者の)さえ完了してしまえば、後は大丈夫。ありきたりだのは全く気になりません。なにせ起きているのは「自分」のことだもの。著者の世界を頭に描いてゆけばいいだけ。まさに「脳内絵本」。 そのあたりは上手いを超えて見事の一言です。各章の軽妙なタイトルがまた楽しく、場面転換を助けてくれます。 設定やテーマ自体は重めですが、読中も読後感も実に爽やか。いい物語を読んだという満足感たっぷりになること請け合い。疲れた週末、夜更けに読んでリフレッシュするには文句なくお薦めです。 あ、くれぐれも「ラン」は肉付け要素であり「陸上」のお話しではありません、誤解なきよう。
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No.28:
(1pt)

この作品だけは・・・

森絵都は結構好きで、「DIVE!」も好きだ。でも、この作品だけはダメだった。

マラソンの世界を描くに当たり、アスリートではなくド素人を描いたのは森さんらしくて良かったんだと思う。
ただ、主人公がマラソンを走る「モチベーション」に全く共感出来なかった。

主人公の環は、死んでしまった家族に会うための「レーン越え」をするためにマラソン完走を目指す・・・ そんなでっち上げなど必要ない。というか、違和感しか残らなかった。
私自身マラソンをやっているが、ランナーがマラソンを走るモチベーションなんて単純なものだ。単純だが強い。単純だが深い。そんなリアルなランナーの心理を森さんらしく描いて欲しかった。
森さんはこの作品を書くにあたって自分もランニングに取り組んだらしいが、結局、リアルなランナー心理を掴むことなく書かれた作品のような気がする。

あと、環が所属するランニングチームのキーマンである「ドコロさん」のエピソードも違和感極まりなかった。箱根駅伝のスター選手だったドコロさんが受けた「心の傷」。そこまではいいとしても、ランニングチームを作ってマラソンを走る目的が、たかだか「ランニング雑誌でチームを紹介してもらうこと」だなんて、あまりに陳腐だ。

市民マラソンの世界を描くなら、取って付けたような「マラソン=人生」的なメッセージ性なんて要らないから、森さん独特の世界観で、ただ読んで楽しいストーリーにして欲しかった。
ラン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ラン (角川文庫)より
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