■スポンサードリンク


ラン



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ラン
ラン (角川文庫)
ラン

ランの評価: 4.13/5点 レビュー 47件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

完走できたのかは、読者の想像に任された。

両親と弟が事故死して、育ててくれた叔母も他界し、母方の祖父が金を寄越せと五月蝿いから、
相続した持ち家のマンションを貸して、賃貸住宅暮らしを選び、アルバイトをしている、
二十代前半で、遺産がありお金には困らず、健康にも不安がない、大学を中退した、女性が
ランニングを始め、ランニングチームに誘われ、紆余曲折の後、沖縄の離島でのマラソン大会に出場する、話。

独創的な、死者のたまり場の設定は、良かったが、多少のブレが感じられた。
作ったようにシニアとジュニアの分けられるメンバー構成は、お手軽過ぎかと思うし、
なぜ8人に拘ったのかも、読解できなかった。

主人公が「みなしご」と言われ傷つくが、父方の祖父母は健在なのを思えば、
傷つきたいときに、傷ついても無難な言葉を、傷つけても後悔しない人が言ったので、
慰めてくれそうな人もいたことから、傷ついてみました、というように、読めてしまった。

面白いかと問われれば、そんなに面白くはない。
ただ、栄子の機関銃のような台詞が、的を射ている部分も少なからずあり、印象に残る。

4時間前後。ハードカバーで読む価値は、疑問。
ラン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ラン (角川文庫)より
404100165X
No.3:
(3pt)

「ラン」じゃなくてもよかった

主人公である環(たまき)のペルソナやこの世とあの世との境の描写などは独特の見方があって面白かった。ここまでで星3つ。
あとの2つ分は、せっかくマラソンの話に移るのであればもっと突っ込んでほしかったところ。自力であの世に行くための手段―マラソン(40キロ)完走、そこまでは何とか納得できたけど、そこから先、マラソンに取り組んで行く過程で見えたものとか、ああそうか、だからマラソンの話に移行していったのか、と唸らせる展開を読者に突きつけてほしかった。筆者独特の世界観とマラソンをがっちり組ませれば素晴らしい「ラン」になったろう。
ラン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ラン (角川文庫)より
404100165X
No.2:
(3pt)

舌ったらずな文体が気になって落ち着いて読めない。

本書の主人公は22歳の女性です。冷めてます。生きることに対して。
家族や愛するものを失い続ける人生に疲れているのです。
クセのあるメンバーとのぶつかり合いや
さまざまな事件にぶつかる主人公。彼女は果たして、
スタートラインに立つことができるのでしょうか。

やはり「前向きに誰かが走る物語」的になっちゃいますが、この話、
ホラーファンタジーな要素もあるんですよね。ヒロインの周りには
死がたくさんあふれてて。
ただし、その向こう側に恐怖とか違和感をあまり覚えないヒロインの
緊張感の無い描写にちょっと読んでいてえっ?って感じ。

全体のうしろの4分の1は凄くよかったです。
登場人物の個性が凄く活きてきて、エピソードも
テンポよくたたみかけられ、いいセリフもいくつもあって。
でも、そこまでの話が退屈で…「つまらない本は途中で投げる」という
タイプの人だったら、後半のいいところを読むまでに至らないかも
しれません。あと、文章の途中に、携帯小説とか、ブログ的な
「〇〇なんだよね」という文体が頻出なのも、いくら一人称小説とは
いえ、すごく違和感。別にそうする必然性を感じなかったので
ラン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ラン (角川文庫)より
404100165X
No.1:
(3pt)

オビのとおり、感動作ではあるんだろうが。

内容は省略するとして、主人公が家族に会う方法を見つけてしまったところから、結果はわかりっきていたというか、「こうならなければならない」というところに落ちついてしまっている。
確かにラストの方でじんわりとした感動はあるが、核となるマラソンチームでの話がさして面白みを感じなかったため、★3つで。
ラン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ラン (角川文庫)より
404100165X

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!