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カラフルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全316件 241~260 13/16ページ
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『ぼく』の魂は生前に犯した罪のせいで輪廻のサイクルから外されるところが、天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得る。 自殺を図った中学3年の真の体にホームステイしたぼくの魂は1年の猶予期間のうちに生前に犯した罪を思い出さなければならなかった。 真は父、母、兄の4人家族。不倫をしている母親、自己中心的な考えの父親、嫌味ばかり言う兄。 最悪の家庭にホームステイしてしまったぼくの魂。おまけに学校ではいじめられ、初恋相手の後輩は中年男と援助交際していたり・・・。 生前の罪の大きさでホームステイ先は決められるため、どんな悪事を犯したのか不安になるぼくの魂。 結末は途中で読めてしまいますが、読後感はとてもいいです。ページ数も少なくあっという間に読めてしまいます。 生まれ変わった真はこれからはしぶとく生きていってほしいです。 特に中学生の読んでもらいたい作品です。 | ||||
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読んだのが3年前くらいなので正直内容とかはっきり憶えてないんですけど とにかく良い話だったっていうことが印象に残ってます。 自分的に主人公とお兄さんのやり取りのシーンが一番感動しました。 泣けました。 | ||||
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これから森さんがどんなにすばらしい作品を世に送り出されようとも、代表作の一冊として永遠に輝き続けるに違いない『カラフル』。 死んだ「ぼく」の魂が、自殺した中学生・「真」の体にホームステイして修行をつむ。ファンタジックというより突拍子もない設定。だがぐいぐい引き込まれる。人のよさそうな「真」の家族に安心したのもつかの間、失望、絶望、降りかかる災難。しかしホームステイの気安さから、本当の「真」はつまずいたらしい学校生活にも何とか適応し、ともだちもでき、さらには家族の意外な面も見えてきて・・・「ぼく」は、「真」が自殺によってかけがえのないものをふいにしてしまったことに思い至る。 重いテーマを軽やかに、心に染みる物語として、森さんは読者の前に差し出してみせた。ストーリーテリングの力、生き生きとした会話、丁寧な心理描写、じーんとくるエピソード。何よりも読者が、限られた情報を頼りに「真」として生きる「ぼく」と一緒に、少しずつ「真」自身を、周りの人を理解していくしかけが効いている。いろいろなことを知った「ぼく」がとりかえしのつかない「真」の人生を思って涙するのと一緒に、読者も同じ痛みを味わうことになるのだ。終盤、「自殺」を「殺人」と置き換えた「ぼく」の言葉が、説教くさくも空疎にも軽はずみにも響かず、すとんと心に収まるほどに。さて「ぼく」の再挑戦の結果は、失われた「真」の人生は・・・ さまざまな色合いを秘めた人たちで構成されるカラフルな世界。その魅力的で複雑な世界を生き抜くヒントがぎっしり詰まった名作だ。 | ||||
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森さんの代表作の一冊として、永遠に輝き続けるに違いない『カラフル』。 死んだ「ぼく」の魂は、生前の罪により輪廻のサイクルから外されるはずだったが、再挑戦の機会を得た。下界で「真」という自殺した中学生の体を借りて修行をつみ(ホームステイと呼ぶ)、なくした生前の記憶を取り戻し、犯した罪を自覚すれば成功だという。ガイド役は天使。ファンタジックというより突拍子もない設定。だがぐいぐい引き込まれる。 人のよさそうな「真」の家族に安心したのもつかの間、失望、絶望、降りかかる災難。しかしホームステイの気安さから、本当の「真」はつまずいたらしい学校生活にも何とか適応し、ともだちもでき、さらには家族の意外な面も見えてきて・・・「ぼく」は「真」がかけがえのないものをふいにしてしまったことに思い至る。 重いテーマを軽やかに、心に染みる物語として、森さんは読者の前に差し出してみせた。ストーリーテリングの力、生き生きとした会話、丁寧な心理描写、じーんとくるエピソード。何よりも読者が、限られた情報を頼りに「真」として生きる「ぼく」と一緒に、少しずつ「真」自身を、周りの人を理解していくしかけが効いている。いろいろなことを知った「ぼく」がとりかえしのつかない「真」の人生を思って涙するのと一緒に、読者も同じ痛みを味わうことになるのだ。終盤、「自殺」を「殺人」と置き換えた「ぼく」の言葉が、説教くさくも空疎にも軽はずみにも響かず、すとんと心に収まるほどに。さて「ぼく」の再挑戦は、失われた「真」の人生は・・・ さまざまな色合いを秘めた人たちで構成されるカラフルな世界。その魅力的で複雑な世界を生き抜くヒントがぎっしり詰まった名作だ。 | ||||
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これは人が<新しい生>を見つけて歩みだす「回心」の物語。今まで一つの色にしか見えなかった個人がいくつもの色をもっていたことがわかる。今までいた世界も実は色々な色をもっていたことがわかる。 映画『マトリクス』や『プレザントヒル』みたい!「回心」とは、ものの見方・考え方が誰かとの出会いによって変わること。(罪の悔い改めなんてケチなもんじゃない!)「この世界は美しい」(ファウストより)と思った時、主人公は回心をするのである。 最後のページに「ぼくはぎゅっと目をとじた。とたん、そこからつつっと生あたたかい滴がこぼれた。」は、キリスト教が「回心」のしるしとして行う洗礼(バプテスマ)の所作です。 「なんとも美しい」と心で叫んでみました。 | ||||
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結末はかなり早くから読めちゃうし、ベタではあるけれど、一つの現実にいろいろな側面があるということを心の底から感じさせてくれます。若い頃にこんな小説に出会えたらいいなぁと思う。 | ||||
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人生に絶望した中学3年生の男の子の再生の物語。死んだ人の魂が人の肉体に「ホームステイ」するという、少女マンガにありそうなコメディタッチ。ストーリーは重くなりすぎずに進む。「悲惨」という言葉がぴったりくる主人公を取り巻く人間模様。シリアスに描いたらとても全部読み切ることはできそうにない。ところが、森絵都にかかると、一気に読まずにいられなくなる。たぶん、この作品の正当な読者層でもそうなのだろう。煎じ詰めれば「人生いろいろ、人間もいろいろ。一面だけを見て絶望せずに、いろんな見方をして見れば、人生は灰色じゃなくて、カラフルなんだよ」という教訓になるのだが、説教臭さも見事に消し去っている。みごとに。 それにしても、今時の中学生は、こんなに悟りきったような目で人生をみないと生きられないのかと思うと、ほんとうにたいへんだ。おじさんたちが少年のころは、ほんとに脳天気に生きていたよなあ、とも思った。 | ||||
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柔らかく、あたたかい女性的な文章というのが本書を読んでの感想ですが、だからといって決して男性の共感を得られないような作品ではないと思います。そのような文体によって編まれる本書ですから、産経児童出版文化賞に輝いたこともあり、性別や年齢を問わずに読める作品であると言えます。 結末はよめないでもありませんが、若者らしい感性や欲、将来への不安と葛藤、大人(親)の子どもには見せづらい醜い部分など、それらをうまく織り交ぜながら直接的にしかもソフトに書き上げる森氏の筆力は素晴らしいものでありました。 1、2時間もあれば十分に読める作品です。一読の価値はあります。自分のもつ色と、世の中の色鮮やかさ―カラフル―を一度考え、比較できるいい機会となるのではないでしょうか。 | ||||
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大変、俗っぽいストーリ、登場人物ながら、大変暖かい物語です。 生きていくのがつらいと感じるのは、 自分に本当のことが見えていないだけだったり、 自分の振る舞いがそうさせているだけなのかもしれません。 主人公は、この先、後悔のない、すばらしい人生を送るんだろうなぁ。 ビジネス書や新書ばかり読まれている方ぁ〜。読んでみてぇ。 | ||||
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あの世とこの世の境目で、「おめでとうございます。抽選に当たりました。もう一度下界にホームステイして生き直し、魂のグレードアップを図りましょう。」と奇妙な天使にいわれ、この世に戻って、死んだはずの人間の代わりに生き直す。そして、この世の景色を眺めわたしたら、カラフルな彩りが見えてきたーーーと要約すればこうなる。 しゃれた軽快な筆運びについついのせられて、主人公といっしょに驚いたり納得したりしてしまう。でも、読了後、カラフルというタイトルの意味がズッシンと心の奥底に投げ込まれた気がする。そして、つらく見える人生を歩み続けるための大きな励ましと勇気をもらったことに気付く。 印象深い一冊。 | ||||
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森さんの本は凄く好きで,ょくよんでますっ('∀`) この本も友達から借りて,よんでましたvv ひとことで言うと,とにかく止まらない 一度読み始めたら,もうスピードでいっちゃいます笑 だから,時間のあるときをお勧めしますvv | ||||
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初めて呼んだのは中学1年の時。 ホントにホントに大好きな一冊。本を読むということの 面白さを教えてもらった本です。 読みやすく、読む場面場面が映像となって頭に浮かび、 言葉の一つ一つが新鮮でリアルで、心に突き刺さって くるものばかり。 ああ、ホントにホントに大好きだ。 | ||||
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とても読みやすく、先を読むのが楽しみでした。 いじめや高校受験、母親の不倫など暗い内容が多いですが決して暗い本ではなく、主人公のキャラクターや天使とのやり取りはおもしろかったです。そして早乙女君との友情はけっこう感動しちゃいました。同年代の話として中学生におすすめだと思いました。 結末が見えてしまうかもしれませんが読み終えたあとは爽快な感じになりました。 | ||||
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本は、なかなか世界に入り込むまでに苦労する作品もありますが この本は、冒頭から、先が楽しみになり、すんなり入り込む事が できました。字が大きいので、手軽に読めるというのも 私には嬉しかったです。 最後の終り方に少々物足りなさを感じましたが、 色々と考えさせられる作品でした。 | ||||
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この本が、私と森さんの出会いでした。 とても読みやすく、面白く 読んでいてドキドキさせられたり しまいにはとてもビックリしたり… 良い本です。 下に、たくさん意見を述べている方が居ましたが 私もこの本に「きることとか、死ぬこととか」などということを 教えていただきました。 | ||||
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この作品は生きることの意味を主人公を通して深く伝えてくれたような気がします。あと、死ぬということの愚かさです。 私が、今残っている大事なことというのは、友達などの身の回りを取り巻く人たちが居ることは、どれだけ嬉しいことなのかっていう事です。 私もこの作品を読んでから、ずいぶんと時が経ってしまい、友達や家族が居ることのありがたさなんて、忘れてしまっていた様な気がします。 この作品の主人公は、些細な悩み事から複雑な悩み事まで、いろいろ抱えています。でも、主人公がそれを解決することで、友達が居るってこんなことなんだとか、自分だけの力で生きているんじゃないんだとか、再び思い出させてくれるような気がします。 当たり前のことを忘れてしまいそうな今の時代に、ぜひ読んでほしい作品です。 | ||||
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森絵都さんのおもしろさは怪しげな設定と登場人物の躍動感にあると思っています。 この小説では、抽選に当たって自殺少年の体にホームステイするというお笑いな設定になっています。 それでもそんな設定の中で、主人公の少年は微妙に軽〜いところから入って次第に悩んでいきます。 悩み自体は非常に難しいもので、暗いものです。それでも、おもしろい設定と躍動的な描写が生きていて、 楽しく読み進めながら、伝わってくるものを受け取ることができます。 これは他人の家の屋根に集団でのぼっちゃう『宇宙のみなしご』や絶倫な『いつかパラソルの下で』でも同じものを感じました。 登場人物たち―父、母、兄や唱子の微妙な立場の描写も生き生きしていて、人を見る幅が広がる気がします。 早乙女くんのような―影が薄い登場人物を作っているのも自然な感じがします。 主人公のように、それまで気づかなかった他人のよさに対する気づきの瞬間、っていっぱいあっていいはずで。 中学校の時にこの本を読んでいたらもっといろんな人と仲良くしたんだけどな、と思いました。大学も卒業寸前の この時期に出会っても、って。 読んでいて途中で読むのを止められなくなって、読み終わったらだれかに会いたくなってしまうような本でした。 主人公と似たような経験が多い私にとって、彼の独白はとてもシンクロするものがありました。 ほんの少しだけ生き方に影響を受けてしまうような、素晴らしい本でした。また何度も読み返してしまうような…。 正直、非常に不粋ながらも、この続きも気になってしまいます・・・。 特に、中高生の人に読んでもらいたいな、と思います。小学生にも、ひろかの話は微妙ですが、とってもお薦めで いんじゃないかな、と思います。 直木賞候補作の『いつかパラソルの下で』もよかったですが、やはり小中学生も読めるような、半児童文学的な作品を 書いていってほしいと思います。 | ||||
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間違いなく『カラフル』は森絵都作品の最高峰。 BUMPOFCHICKENで言えば『天体観測』、 L'Arc〜en〜cileで言えば『HONEY』、 エミネムで言えば『エミネムショウ』、 ちびまるこで言えば『野口さん』、 クレヨンしんちゃんでいえば『ぼーちゃん』。 森絵都にはこれからも『カラフル』のような児童文学史上最高傑作を作り続けてほしいし、このような素晴らしい作品は中学生の教科書に掲載されるべきだ。 | ||||
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あまり書くとネタばれするので書きませんが(知ってても楽しめますが)、読んで思ったのは「自我」とは何かってことです。 少年に主人公が乗り移ってから、周りの反応が変わってきます。別人が乗り移ったんだから当たり前だと思いますか?外見も運動能力も変わってないのに? それなら誰も乗り移らなくても本人が変わろうと思えば、中身がかわればすぐに変われるでしょうか? 良くも悪くも自我ってきっとそんなに強くない、変わろうと思えば今すぐにでも変われるんだよっていう気にさせてくれます。 | ||||
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中学生の私にとって、とても読みやすい本でした。 最初から最後まですらすら読むことができたし、読後はすがすがしい気分になることができました。 この作品は、主人公の気持ちはもちろん、まわりの家族や友だちの気持ちもすごく伝わってくる作品だったと思います。 また、中学生の主人公は気持ちはとても共感できました。 この本を読んで、自分のまわりにいてくれる人たちの大切さを改めて教えられました。 最後に天使が言った言葉も心に残ります。 この本からたくさんのことを教えられました。 | ||||
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