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カササギ殺人事件
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カササギ殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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<ネタばれ含みます> 構成は面白いと思います。でも、スーザンの部分が上下巻ともにダルくて、ほぼ斜め読みで飛ばしてしまいました。文章もダルいし、最初からスーザンにあまり感情移入できなかったこともあり、何を食べたとか彼氏とどうとか、甥や姪がどうとか、どうでもいいことばかりで早く本題に入ってほしいと感じました。 絶賛している方には申し訳ないですが、本格推理小説を期待していたので、推理という点ではいまひとつという感想。 パイ屋敷事件の最後は「激情しやすく、行き当たりばったりで殺しをする性格の人間が犯人でした、もうひとつは事故でした、以上」で、拍子抜け。証拠足らず。 また、アランの遺書と言われた手紙に含まれていた原稿は、1行目を切り取ったら、もっとあからさまに上の余白は少なくなって、紙の高さも短くなるのでは? 作中作では怪しい人々と怪しい状況を出すだけ出して、「実はそれらは怪しくなかったというきちんとした理由」がちゃんと回収されていません。逐一書き出すと長くなるので、具体的にあれこれ指摘しませんが…パイ屋敷で指紋をきっちり取ったのなら、それと容疑者全員のを照らし合わせたら即判明するでしょうとしかいえません。 自分なりに推理しながら細かく読んできたこともあり、色々と残念でした。 ピュントの他のシリーズも読んでみたいという声も多いですが、あれだけ忌み嫌われて侮蔑的な名前を付けられた探偵の本はもう読む気はしないですね。クリスティもドイルも、自分の作り出した探偵に人気が出すぎて書き続けなくてはならなくなり、嫌気がさしてきたのは知っていますが、こんな扱いはしなかったはず。 アナグラム、言葉遊びに終始した小説、という印象でした。 | ||||
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書評の評判は最高であるが、読んだ感想。 二重三重に物語が組み込んでいるところのチャレンジは認めるが、、、トリックが稚拙であり、また登場人物の名前を記憶するのは日本人に負荷がある。評論家が高得点を与えているが、本を読めば理解していただけると思うが、私は駄作と思う。 | ||||
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内容は良かったのですが、文章が平坦で途中で飽きました。読者を惹きつける魅力や技巧があれば、より面白くなるのではないかと思いました。 | ||||
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私は、表題の「謳い文句」に騙されて上下2巻を同時に購入してしまった「失敗者」です。もし、あなたが、購入をして「未読」で、それこそ「巨匠クリスティー」の『スタイルズ荘の怪事件』『五匹の子豚』『カーテン』etc.や、エラリー・クイーンの「本格的古典ミステリ」を読んでおられないのなら、即、購入した書店で「交換」して貰う事をお勧めいたします。あなたの貴重なお金と時間を無駄にしないためにも。 とは言え、この「カササギ殺人事件」上巻は、正に「クリスティーへのオマージュ」であり、「本格ミステリ」を味わう事が出来ます。 訳文もこなれていて、読書を楽しむことが出来るでしょう。 が、問題は、この小説の「構成」が、「二重」になっており、「本編『カササギ殺人事件』」を全部読むには、下巻の「一部」が必要だ、と言う事です。 本来は「★2つ」としたい処ですが、「クリスティーへのオマージュ」が成功している点で、「★3つ」としました。 が、繰り返しになりますが、「未読」の方は、この本を購入為さらない事を強くお勧めいたします。 「下巻」のレビューは、別途、書きます。其処で、この本が「全体としては★2つ」である事をお知らせしましょう。 | ||||
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年末ミステリランキング全制覇、と謳われてたので、普段は手に取ることのない海外ミステリをわくわくしながら読んでみることに。 しかし、思った以上にくどい文章…。長い。下巻の途中で飽きそうになりながらも、犯人を追求するためなんとか読み終えました。 とても凝った作品で、伏線も色々と散りばめられ、はぁ〜なるほどなぁ〜と感心する部分がいくつもありました。でもすっごく面白かった!!と言うほどではありませんでした。 ランキング4冠とか、21世紀の翻訳ミステリ最高峰とか、さぞかし面白いんだろうな!どんな大どんでん返しが待ってるんだろう!!という期待が高かったからかもしれません。 犯人に辿り着くまでに焦らしに焦らされた結果、えっこんなもん…?と肩透かしを食らった感覚でした。 なんだろう、作品の構造はすごいけど、え、この人が犯人なの?!こんなトリックだったとは!という衝撃はなかったです。 あと、登場人物が総じてあまり魅力的でない…。作中作のアティカスピュントは紳士的ないい探偵だと思ってたけど、名前が、、、 舞台となっている英国の雰囲気が素敵なだけになんか残念。 普段読んでる日本のミステリの方が個人的には合ってるのかなと思っちゃいました。 | ||||
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ちょっと古めかしいけど、いい感じで進んでいった上巻だったのだが。このままの流れでも良かったのではないかと思ってしまった。 このミス一位なので、どうしても期待しすぎてしまうけどソロソロ諦めた方がよいのだろうか?小説の中に小説を、というアイディアは本当に素晴らしいと思うのだが、それ以外の部分はやや期待はずれ。 トリックはまだいいのだけれど、動機が。動機がやっぱり弱くて不自然だと思う。動機がおかしいとどうしても少し白けてしまう。 ミステリーとか推理小説の分野ではどうしても厳しい評価をしてしまうのだけれど、それぞれの文体の書き分けとかは素晴らしいです。訳者さんも。 | ||||
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去年のイギリスのベストセラーということだが、田舎町の殺人事件を、余命わずかなドイツのピュント探偵が、捜査するが、盛り上がりにかけ、退屈な物語で、何回もやめようとした。 しかし、最後の作者のプロフィールに、つい最近によんだ007の作者だとわかり、最後まで読むことにした。 007は、面白かったが、今回は、どうか。 | ||||
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ともかく書評が高かったので手に取りました 読み終わった感想はタイトル通り どうしてこの本の評価が高いのか解らない 特に下巻 犯人も動機もすぐに解る 動機については正確を期すと解ったのは動機の沿革について ピンポイントの理由は種明かしがあるまでは気づきませんでしたが それは英語に疎い私だったからで英語に堪能な方なら それまで何度も示されていたあるワードですぐにピンと来たはず ともかく動機解明の伏線がくどくて導入も不自然 登場人物も魅力が乏しく特に下巻のヒロインには全く共鳴できない 上巻はアガサへのオマージュなのでしょうが 時代背景・雰囲気はよく出ているものの (これは訳者の力量も大きいと思います) なんら真新しさもなく、これまでの探偵ものの焼き直しに過ぎない そして重要な物語の冒頭 ひたすらとある人物の葬儀に関する集落の人々の動きが書かれている 「ある人物が死んだ」という情報だけを与えられたまま何の進展もなくページは進む これは読者の忍耐力が試されます なぜこういう構成にしたのか? 葬儀という場を通して登場人物の紹介ができる効率的な方法と下巻で得意げに明かされていましたが その為に物語のテンポがグダグダになることは考えなかったのだろうか? これは文芸作品などではなくあくまでミステリーです 読者の興味をまずはキープすることが大切だと思うのですが? そういえば作中作家も本当に書きたいのはミステリーではないというジレンマを抱えていたらしい それはそのままこの作家の本音なのかもしれない でもそれをしたいなら別ジャンルの別作品でどうぞ 上質のミステリーを期待して手に取った自分としてはそう思わざるを得ません | ||||
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面白かったことは面白かったけど、まあクイズ当てのようなものですね。 再読することは無いです。 例えば、歌野晶午の本なんかは1~2年経ってから再読しても熱中して読んでしまう。 答えが分かってても、プロセスが楽しいからまた味わうことが出来る。 だけど、本書は答えを得るまでがクライマックスなので、それが終わると冷めてしまう・・・。 無人島に行ってこの本しかなければ再読しますが、そうでも無い限りは2度と手に取ることは無いでしょう。 まあ、これで内容の程度を察して下さい。 もちろん、この小説がバイブルになる人もいるでしょう。 しかし、国内外の数多くのミステリを読んできた自分にとっての評価は星3つ。 そうなんです、これよりもっと凄いミステリは一杯あるんです。頑張って探して下さい。 (ただ、上下に分冊されずに原著通りに1冊で刊行されていたなら、評価は大きく変わる) | ||||
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舞台はクリスティを彷彿とさせ、作者はBBCで多数の傑作を生み出した脚本家。期待しすぎてはいけないと思いつつ久々に新作ミステリーに手を延ばしたが、最後まで気分は沈んだままだった。クリスティのイマイチ作を読んでいるときの方がまだ楽しめる、これはなぜ? と自分の感覚の訳を探りたくなる読後感である。 まず、語り手ともなる編集者をはじめとして、登場人物に魅力がない。殺害の動機は推理小説の世界では強烈であってほしいと思うものだが、リアルの世界の謎解きも、作中世界の謎解きも、解けてみても「ああ、そうなの」程度のもの。 少しは犯人に共感したいものだが、それはゼロ。 複雑な技巧を駆使しているけれど、気持ちのよい人間はほぼいないに等しく、「彫刻」に例えれば、とても頭のいい人が正確に作った人体模型でも見ている気がした。 私の感性はP.D.ジェイムズまでで、現代のミステリーにはついていけないのだろうか? もう新作ではなく、ミステリーは過去の作品を味わうことにしよう、と思わせてくれた本作である。 | ||||
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上巻を読んだときはこれのどこがNO1なのかと思ったが、下巻を読んで納得。しかしあまりに長すぎる。レビューを見なかったら、下巻は買わなかったと思う。 | ||||
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作中作の「カササギ殺人事件」もまあまあのクリスティ。 現代劇の部分もいまいち。 合わせ技でかろうじて一本、一本勝ちの爽快さはないね。 | ||||
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世評が高かったので期待して手に採ったのだが残念な出来。上巻はアランという作家が書いたクリスティ風(ミス・マープル風の小村を舞台にポワロ風の名探偵)の作中作(伏線の張り過ぎの感あり)。ところがこの作中作は唐突に終わっている(様に見える)。下巻はこの原稿を読んだアラン担当の女性編集者スーザンの憤慨に始まるが、アランは既に自殺していた。そして、下巻は真相を突き止めるためのスーザンの言動の一人称で進む。 アランが身の回りの事(トリックに関する他人のアイデアまで)を何でもお手軽に自作に組み入れるので、人間関係や屋敷などが作中作とスーザンの一人称とでほぼ相似形になっている努力は買える。巻末の"解説"では、これを<Double Who Done It?>と称賛していた。しかし、どうも下巻は女性版ハードボイルドの趣きでジェット・コースタの様に進行し、推理の部分が少ない。本作はクリスティへのオマージュの由なので、下巻はもっとジックリと描いて欲しかった所。 私は"作中作"と聞いて、もっと大掛かりな仕掛けを期待していたのだが、さほどでもなかった。作者が好きだと言う英語のアナグラムを日本語のアナグラムに変換した訳者の労を多としたいが、アランが考えていたアナグラムの酷さが私(日本人)には伝わらず、この点でも隔靴掻痒の感を免れなかった。 | ||||
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今一番言いたいのは本書の内容よりも、出版社の人たちの愚かしい発想にウンザリしてるんですよ。 なんでこの程度のページ数のミステリ小説を分冊してしまうんですかね? ミステリってのは行きつ戻りつで、探検するように読むんですよ。分冊させてどうするんですか? ・前の方のページを読み直したいときに上巻が手元にない。 ・「さあ、読むか」と思って持ってきたら上巻で、またいちいち下巻を取りに行く。 ・1回目の通読後に、もう一回自分が見逃したものを確認したくて手に取るが、分冊されてるので見直しが非常に面倒。 まだまだ分冊されてることの不便さはたくさんありますが、 ミステリ小説ってのは文学小説とは違うんですよ。 分冊しちゃダメなんです。 一つの話は1冊にまとめないとミステリを読む醍醐味が半減する。 なのに、ミステリ小説の面白味もわからないような素人編集者が、売れ行きのためだけに分冊して売る。 これは創元推理文庫だけに限らず、多くの出版社が文庫本を分冊していく傾向にある。 ミステリ小説というものを、この素人編集者どもが殺していくんですよ。 本書のカササギ殺人事件も、行きつ戻りつを楽しむタイプのミステリなので 分冊されていることは大変に苦痛でした。 行きつ戻りつ小説内を探検したいのに分冊されてるせいで、物語への没頭感が減じてこの評価になった要素もあります。 分冊されていなければもっと多くの人たちに「本書を買う価値」を唱えたい気持ちはありますが、 分冊されたミステリ小説は「ミステリの読み方」が出来ないので、星3つの評価としておきます。 | ||||
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入れ子プロットの為に丁寧に作られてはいるがそれが面白さになっているとは言えなかった | ||||
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