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駅物語
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駅物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 1~20 1/2ページ
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一生懸命取り組むことができる仕事につけた人はとりあえず第一関門突破。あとは諸々うまくやっていくことですね。 | ||||
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私は鉄道会社の社員である。その視点からのレビュー。 恐らく関係者にうっすらと取材はしているようだが、充分ではない。フィクションとはいえ、その無知ゆえの適当さが余りに酷く、読んでいてドン引きする。薄っぺらい。校閲も適当だったんだろう。 冒頭から「遅延出勤」なる言葉が出てくるが、「出勤遅延」が正当。またロッカーは鍵を貸与する必要があるから予め準備をして本人に伝えておくのが基本。それに着任したばかりの新入社員はしばらくの間見習いについてから一本立ちするため、出勤初日に突発者の代わりに急遽の泊まり勤務には対応できない。仕事ができない新人が担務の穴あけをできるほどイージーな仕事ではない。比較的覚えることの少ないホームでも新入社員なら、1ヶ月は見習いをするだろう。 そもそも、一定以上の規模駅では改札、出札、ホーム(乗客)と職場が分かれており、改札もホームも同じ助役が管理するというようなことはない。 食事風景もウソくさい。 ご飯を作るオバチャンなんていない。社員食堂はある駅もある。キッチンで休憩時間にみんなでメシを作る駅もある。 ホームに数時間立ちっぱなしというのもありえない。駅社員の業務は「作業ダイヤ」というもので、分単位でつくべき仕事が定められているが、同時に休憩時間もこまめに合計で10時間弱程度定められている。その時間に仕事をしたら、休憩超勤として時間外労働となる。 「ダイヤも覚えてねえなんて」というセリフ、噴飯物だ。「ダイヤ」とは、運行図表のことであり、そんなものは覚えない。覚えるのではなく読めるようになるべきもので、そもそも確認するべきものである。覚えて間違えたら事故になる。この場合、「停車駅も覚えてねえなんて」といった言い回しがベターか。 あとこれだけは言いたい。 社員への暴力は、絶対に揉み消したりしない。どんなに忙しく、大変であっても、必ず被害を受けた社員の意思に沿って会社として厳正に対処する。これはどこの鉄道会社も同じだろう。勘違いされるような描写ばかりの中、この点については本当に腹が立った。 | ||||
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作家はどれほどの知識を自分のものにして、書き始めるのだろうか。多くの人が知っているのだけれど、内情までは元所属した経験者か、長年家族として見守った人でなければ万人を納得させる描写は難しいはずだ。駅員、それも東京駅ともなれば尻込みしそうだ。作者の力量の奥深さにまずは脱帽だ。 | ||||
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当たり前を提供することがいかに大変か分かった | ||||
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鉄道会社に勤務している同級生がいますが、自分が読んだ後にこの本を読ませたら怒っていました。鉄道会社には階層に関わらず鉄ヲタが結構いるのは事実だけど、鉄ヲタ本人は自分が鉄ヲタである事について社会的な引け目はさほど感じておらず、このストーリーに登場する鉄ヲタはあまりにも自分自身を卑下しすぎていると。運転士(それも新幹線の)になる女性社員は上昇志向が強い努力家で、(新人社員でもやる)ホームで旗を振ってる駅員を恋愛対象に見るとか社内で聞いた事が無い、とか駅の現場の現実と乖離した描写に対して言いたい事がたくさんある様子でした。 | ||||
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東京駅を舞台にした物語で、いろんな駅員の細部の描写はすばらしくおもしろかった。 しかし主人公がなぜ駅員になったのかというところが、終止判然としない。 伏線回収も無理矢理なかんじがして、同僚や上司の癖の強さもなにかストーリーとミスマッチ。 | ||||
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自分は、目の前のことに、どの様に対処すれば良かったのか。 皆、それぞれの思いや悩みを背負って、進んで行くしかない。 思い遣りと勇気とが呼び起こされる思いがしました。 | ||||
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入社してから約40年、海外勤務や出張期間を除いて、平日はほぼ毎日利用して来た東京駅。日本の中心で、落ち着いた佇まいで、安定感のある素敵な駅。そんな駅を舞台にした物語です。新人若菜直の5つの物語、周囲の同僚、鉄道や駅のさまざまな情報も加わって、とても魅力的な小説です。 不覚にも朱野帰子さんという作家さんを本書まで知りませんでした。これからは注目して行きたいと思います。また、TVのドラマになるといいなと思える小説でした。映像でも是非見てみたいと思います。 | ||||
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東京駅は日本人として一度は行きたい憧れの駅。内部や業務はどんなのかとは考えたもなかった。日常業務の内容と厳しさがひしひしと伝わりながら主人公が成長していく姿に引き込まれた。 | ||||
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駅員になって主人公が出会う人たちが、元ヤンキーの教育係でパワハラばかりされたり同期に避けられたりと、読んでいて暗い気持ちになりました。 主人公が駅員になりたいという理由も、自分が倒れたとき駅で親切にしてくれた人に会いたいという理由だけではイマイチ納得できないような・・?(最後まで読んでないので他に理由があるのかもしれないですが・・。) 最初の章でやめてしまったのですが、クレーマーの人が退職を突然やめた理由も共感できませんでした。 | ||||
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いったいどんな読者を想定して書いた小説なのだろうか? 雑すぎて読むのが苦痛だった。登場人物もまともなのがほとんどいない。 | ||||
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東京駅が舞台、という所に惹かれて購入。表紙もいいです。 初めて読む作家さんで最後まで読み進めましたが、物語の紡ぎ方や登場人物の造形などにやや不慣れな印象は感じました。 この前が宮部みゆきさんだったので、あー宮部さんは上手いんだなあと。もし宮部さんだったら、このお話をどう 描くんだろう?と前半は時折感じながらの読書でした。 人身事故の部分など予想していたよりも現実的な描写が多く、もうちょっとユーモアや笑いが欲しい気がしました。 主人公の積極性はいいなと思いましたが、明るいキャラというわけでもないので、時々読むスピードがダウン... ストーカー被害のところは、駅の人達がここまでしてくれるだろうか?とお話といえど疑問。 ただ、やっぱり東京駅はいいなと思えました。利用した事のある場所もいくつか出てきて、行った事のない場所は 行ってみたくなります。今度、晴れた日に中央線で東京駅まで行ってみよう! 新宿や池袋、品川に上野など大きな駅はいくつかありますが、東京駅には独特の魅力がある気がします。 | ||||
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もっと素直につまらなかったら、読むのを止めて時間を節約できたのに。そういう恨みをこめての星1つ。 ツッコミどころが多すぎて何から書いて良いのやら。一言でいうと、妙にテクニックだけある素人の作品という感じ。 駅と駅員という舞台の選び方は秀逸。なのに、それがまったく生きていない。駅名やら料金やら、駅員さんはどうやって覚えているんだろう?そんな素朴な疑問に答えてくれるのは主人公ではなく同僚のみ。「刺繍して覚えた」「半年かかった」ええと、それだけ?ヒロインが自分なりに頑張ってみるとか、特訓する様子とかない・・・・・んです。 しかも駅名などの変わりに構内の弁当やさんなどを覚える努力をするって、駅員として何か違うでしょ。しかも、主人公のようなお店の案内の仕方は、まずあり得ないのです。 死んだ弟のために駅員になる。しかも、そのとき助けてくれた人たち5人と会うために。このベタなメロドラマみたいな設定は、まあ、我慢できる。物語が面白ければ。ところが、あまりにも都合よく進みすぎるし、駅で出会うワケありの人が、すべて「探していた人」ってご都合主義にもほどがある!の主人公の心理も、同僚の心理もきちんと描かれていない。 例1.大昔に封鎖された通路をベテラン職員が開けてヒロインを助けてくれるけれど、なんで唐突に?助けてくれる動機は?1行2行でもいいから、何か欲しいところなのに、ない・・・・・・。 例2.ヒロインが病んだ同僚の家に行く。励まそうとする。そこまではいいんですが、アパートのドアの前で、滔々と弟の死と自分の罪の意識を告白するって、不自然すぎるでしょう。ドア越しだから、けっこう大きな声でそんな微妙なことを独白するって、どんな無神経な女なんだか。 ほかにも編集者のチェックが入ってないのでは?と疑問に思う場面が多々ありました。 たとえば、ヒロインが倒れる。周囲の人が助ける。Aさんがヒロインが何かを落としたことに気づき、探しに戻る。その間に他の人がヒロインを駅の出口まで運んでいく。それなのに、何の支障もなく、落し物を探しに行ったAさんが合流する。おかしいよね?携帯番号でも交換したの?グループが目立つから探す必要がなかったの? こういう細部が非常に雑なので、ストーリーに入り込めず、かといって思わせぶりな展開があり、読むのを止めようかどうしようかと考えつつ、結局最後まで読んで「損した!!!」と、いま愚痴っている次第です(笑)。編集者は、きちんと仕事してもらいたい。 | ||||
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自分に最初に『80対20の法則』のことを説明してくれた人は、その意味を「世の中の80パーセントの富を20パーセントの人が動かしている」と教えてくれた。 調べると違うみたいだけど、言い得て妙だなと思う。 そして、20パーセントの富を動かすうちの、たぶん0.1以下の力にもなれていない自分は、大したことが無い人間なんだと、それを思うたび憂鬱になる。 だけど、本作を読み終えて、少し自信が出てきた。 ただ同じ毎日が回るように、動かし動き、働いている人は大勢いるだろう。 だけど、だからって落ち込むことは決してない。 同じような毎日が送れるということは、奇跡も物語なんだと、そして同じ日なんてないんだということを、本作と登場人物たちから教えられた。 私と同じように80パーセントのうちにいることに、虚しさを覚える人にぜひ読んでほしい。 | ||||
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毎日何気なく時間どおりに来る電車が当たり前って思ってましたが前線ではいろんな葛藤が有るんですね、読んで見て成るほどって思い知らされました、恩人を探すという話が軸になり同僚や先輩達とのやり取りが私たちと同じなんだって思われます | ||||
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駅を舞台に、新人若菜を通して、鉄道を職場にした苦労と魅力、更に人間の持つ弱さと強さをも味わえる。 失敗を避けて生きる方法は、何も乗り越えたことがない人間になり、空っぽな自信がない人間になってしまう。 ひたむきな若菜を、応援するか、他人事と見るかで、作品の評価は別れそう。 | ||||
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冒頭から前半は楽しく読んでいましたが、中盤くらいから、何から何まで繋がってしまう都合の良い展開に「またこのパターン」と冷めてしまい、その後は読み進めるのが苦痛でした。素晴らしい作品になりうるものはあったので残念です。 | ||||
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主人公は若菜直。 大学卒業後、(架空の)東京駅に駅員として就職した。 若菜は、駅員としての仕事に興味があるというよりは、 過去に自分が倒れた際に助けてくれた5名に逢うために働いている。 駅では、様々なことが起こる。 電車の遅延、台風による電車運休、撮り鉄の対応、など。 自殺志願者も居る。 若菜は持ち前の真面目さで、仕事にきちんと取り組む。 奇跡を起こすために。 若菜は自分を助けてくれた5名に逢うことが出来るのか? 逆に、その5名を救うことは出来るのか? 周囲の仲間との友情が深まる点については、 読んでいて心暖まる。 ただし、横暴な駅員、パワハラ的な上司、など不快な登場人物や表現が多い。 主要な登場人物の心の動きが分かりにくかった。 | ||||
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なんちゃって 新入社員女子の奮闘と成長ってとこですか? 何よりも、まわりのキャラがたってるのがイイ!すごくイイ! 主人公が駅で働く理由とか、たまごっちよろしく成長具合がメインなのかも知れないけど、協力してストーカーを退治したり(←ちょっと表現がおおげさ)、エリート上司を退治したり(これまた大げさ)、そのジェットコースター的な部分がスイスイ読ませました。その読み方が正解かどうかは不明です。 とりあえず、駆け込み乗車はぜったいにすまい、と思った。思って。 | ||||
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弟が救急車で東京駅から病院へ運ばれた。病院に向かう姉の若菜直は、駅で具合が悪くなるが 大勢の人に助けられて病院へ向かった。 その1年後、直は東京駅に就職した。恩人たちに会えるかもしれない、駅は奇跡が起こるところだと 信じたのである。 色々な事件がきっかけとなって、直は恩人たちに会えるのだが、彼らは善良で何の悩みも問題もない 市民なのではない。直に見せたのとは違ういろいろな人生を持つ、普通の人々だった。 それでも彼女は、駅の奇跡をさらに追い求め、同僚たちが出世していく中、自分だけは駅をつづけるの だった。 直が奇跡を信じるのは錯覚なのではないか。周りの極端な性格の男性たちは未熟なだけで、これから 育ってゆくのか。そういった人間模様と鉄道に関する知識をほどよく混ぜ合わせて読ませる楽しい 作品です。 ただしちょっとわかりにくいところがあります。会話の文が多いのだが発言者がよくわからなくて、 読み直したところが何カ所もありました。 | ||||
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