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駅物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
駅物語

駅物語の評価: 3.50/5点 レビュー 30件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

どれだけの取材が背後に、と思わずには居られない

作家はどれほどの知識を自分のものにして、書き始めるのだろうか。多くの人が知っているのだけれど、内情までは元所属した経験者か、長年家族として見守った人でなければ万人を納得させる描写は難しいはずだ。駅員、それも東京駅ともなれば尻込みしそうだ。作者の力量の奥深さにまずは脱帽だ。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
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No.15:
(5pt)

電車の遅延や見合わせに寛容になれる本

当たり前を提供することがいかに大変か分かった
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
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No.14:
(4pt)

思い遣りこそが生きる糧

自分は、目の前のことに、どの様に対処すれば良かったのか。
 皆、それぞれの思いや悩みを背負って、進んで行くしかない。
 思い遣りと勇気とが呼び起こされる思いがしました。
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No.13:
(5pt)

東京駅を利用者として、とても感慨深い物語

入社してから約40年、海外勤務や出張期間を除いて、平日はほぼ毎日利用して来た東京駅。日本の中心で、落ち着いた佇まいで、安定感のある素敵な駅。そんな駅を舞台にした物語です。新人若菜直の5つの物語、周囲の同僚、鉄道や駅のさまざまな情報も加わって、とても魅力的な小説です。
不覚にも朱野帰子さんという作家さんを本書まで知りませんでした。これからは注目して行きたいと思います。また、TVのドラマになるといいなと思える小説でした。映像でも是非見てみたいと思います。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
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No.12:
(5pt)

東京駅

東京駅は日本人として一度は行きたい憧れの駅。内部や業務はどんなのかとは考えたもなかった。日常業務の内容と厳しさがひしひしと伝わりながら主人公が成長していく姿に引き込まれた。
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No.11:
(4pt)

世の中の80パーセントの人に読んでほしい作品

自分に最初に『80対20の法則』のことを説明してくれた人は、その意味を「世の中の80パーセントの富を20パーセントの人が動かしている」と教えてくれた。
調べると違うみたいだけど、言い得て妙だなと思う。
そして、20パーセントの富を動かすうちの、たぶん0.1以下の力にもなれていない自分は、大したことが無い人間なんだと、それを思うたび憂鬱になる。
だけど、本作を読み終えて、少し自信が出てきた。

ただ同じ毎日が回るように、動かし動き、働いている人は大勢いるだろう。
だけど、だからって落ち込むことは決してない。
同じような毎日が送れるということは、奇跡も物語なんだと、そして同じ日なんてないんだということを、本作と登場人物たちから教えられた。

私と同じように80パーセントのうちにいることに、虚しさを覚える人にぜひ読んでほしい。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
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No.10:
(4pt)

駅員は大変

毎日何気なく時間どおりに来る電車が当たり前って思ってましたが前線ではいろんな葛藤が有るんですね、読んで見て成るほどって思い知らされました、恩人を探すという話が軸になり同僚や先輩達とのやり取りが私たちと同じなんだって思われます
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No.9:
(5pt)

失敗に挫けず、乗り越えるための方法

駅を舞台に、新人若菜を通して、鉄道を職場にした苦労と魅力、更に人間の持つ弱さと強さをも味わえる。
失敗を避けて生きる方法は、何も乗り越えたことがない人間になり、空っぽな自信がない人間になってしまう。
ひたむきな若菜を、応援するか、他人事と見るかで、作品の評価は別れそう。
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No.8:
(4pt)

駅にはびこる悪を成敗

なんちゃって

新入社員女子の奮闘と成長ってとこですか?
何よりも、まわりのキャラがたってるのがイイ!すごくイイ!

主人公が駅で働く理由とか、たまごっちよろしく成長具合がメインなのかも知れないけど、協力してストーカーを退治したり(←ちょっと表現がおおげさ)、エリート上司を退治したり(これまた大げさ)、そのジェットコースター的な部分がスイスイ読ませました。その読み方が正解かどうかは不明です。

とりあえず、駆け込み乗車はぜったいにすまい、と思った。思って。
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No.7:
(4pt)

面白かった

駅員の事情が少し理解できた気がしましたが、主人公の個人的な思い入れの実現部分は少々出来すぎで現実感が薄くかんじました。
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No.6:
(4pt)

なかなか よかった

普段 あまり駅のことって 関係者じゃないとわからない でも なるほどと思わせる内容だった
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No.5:
(5pt)

映像化楽しみ

東京の下町に住んでる子どものころの私には、東京駅はどこでもドアみたいな場所だったりした。読み出した直後から直ちんに感情移入してしまい物語に引き込まれました。
登場人物、愛すべきキャラ、すきな俳優さん並べて勝手に妄想で映像化してしまいました
素敵な作品に出逢い幸せです
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No.4:
(5pt)

のめりこみました!

駅の情景描写に、引き込まれました!
でも少し上手く行きすぎるかな?
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No.3:
(4pt)

東京駅で働くフレッシュマンの成長の話

これは、J〇東日本に就職し、東京駅に配属されたフレッシュマンの物語です。
個々のキャラが立っているのがとてもいいです。

私には家族に重度の鉄道ファンがいるので、撮り鉄、乗り鉄らの熱い気持ちもわかるし、時に彼らを面倒くさいと思ったり、あるいは応援してあげたいと思ったりする、傍の人の気持ちもすべて「あるある」でした。
門前の小僧で、私も鉄道旅行が好きだし部分的に鉄道知識があると思うので、全体に漂う緊迫感や鉄道員のエピソードにはニヤリとしてしまったり、機械技術の描かれた場面には、近い将来そうなることをマイナスにとらえず、明るく信じながら読むことができました。
東京駅の日常の一部分を切り取って、印刷してカバーをかけたら出来上がった、というくらいに、実際に働いている鉄道員にとっては当たり前の(苦労)話だと想像されるし、駅を乗り換えのシステムや場所としてとらえているだけの人にとっては、驚きや発見がたくさんつまった物語だと思います。

根っからの鉄道ファンはさておき、昨年新しくなった東京駅に、「取りあえず見ておかないと・・・」と混雑の中を詰めかけてしまったような方々には、これはちゃんと読んでほしい物語です。
しかしながら、ストーリーとしてはTVドラマのように主人公に都合よくいき過ぎる部分が多いので、物語の展開にこだわったり、ミステリーが好きという向きには、物足りなく感じられるかもしれません。

私の知識不足によりますが、鉄道員はそれぞれの駅で募集しているのではなく、鉄道会社で募集して必要な駅に配置されるのではないかと思います。(違ったらごめんなさい)
文中には実在しない会社名や列車名を使っているので、架空のお話だとは思いながらも、「東京駅」としっかり銘打っている部分で、主人公が入社一年目から希望の場所に配属されているという(そうでないと話が成り立たない)設定に、拭えない違和感を最後まで感じていました。
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No.2:
(5pt)

駅員さんありがとう

夏休みの一冊にと購入。朱野帰子さんはデビュー作からフォローしており、この『駅物語』で4作目。

まず表紙が美しい。是非カバーはかけずに堪能したい。

物語の舞台は日本有数のターミナル・東京駅。普段あまり気に留めない駅員など鉄道会社のスタッフ、そしてお互いすれ違うだけの何百万人という利用客。無数の人生の物語がふと交差するとき、新しい物語が生まれる。
確かに、そこには奇跡も含まれるかもしれない。

お気に入りのキャラクターは由香子。ちょっと軽薄なギャル系かと思いきや、実は路線や運賃計算が完璧に頭に入った有能な改札係員。首都圏の路線図を刺繍で縫ってしまうという才能。そんな路線図が実際にあったら欲しい。数十年たったら鑑定団でとんでもない値がつくだろう。30万ではきかないはずだ。
副駅長・吉住の憎々しさもいい。怒りを爆発させた主人公・若菜が「制服でないまがい物の鎧。引き裂いてやりたい。」 と飛びつくシーンは一番すごみがあって好きだ。

とにかく現場の人は重労働だ。早朝から夜中まで、猛暑の日も厳寒の日も、客に罵倒されたり殴られたり・・・。
物語にあるように、自動運転や案内ロボットが導入される日はきっとくるのだろう。暴れたり文句ばっかり言うモンスター利用客を抑えこむロボットが出てきたらいいのに・・・と想像を巡らせた。

最後に、朱野作品に共通するのは、身近にあったりニュースで見たりはするけれど、一般の人が知らない舞台裏が描かれていること。ホーム、駅事務室での仕事ぶりから、鉄道会社は鉄道オタクを嫌うとか、人身事故対応の生々しい話まで・・・。
どうやってこんなに詳しく調べるんだろうか?

次の舞台がどこになるのか想像もつかないが、また新しい世界をみせてくれることに多いに期待。
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No.1:
(4pt)

朱野作品の中ではピカイチ

私が読んだ朱野帰子作品はこの「駅物語」で4作目になる。有人潜水船「しんかい6500」と「JAMSTEC」を題材とした「海に降る」に関してはどう頑張ってみても客観的に評価できないので比較対象から外すが、「マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)」と「真実への盗聴」と比べてみても、圧倒的にスト−リー展開や人物描写に「深み」と「奥行き」があって、作品に強く惹きつけられると同時に、新しい朱野作品の魅力をくっきり感じた。おそらく本人も「ヲタク」的かつ「ヤンキー」的、さらには「不思議ちゃん」的な価値観を共有しているのだと思うが、実際「駅物語」で描かれる分類上「鉄ヲタ」、「ヤンキー」、「不思議ちゃん」の登場人物には精密な観察に基づく描写だけでなく、根本的な愛情が感じられる。この名脇役達の描写のおかげで、独特の着眼点に基づく舞台設定と綿密な取材に基づく圧倒的なリアリティの追求をベースとした、心にちょっと疵を負った女性主人公の成長物語、という朱野作品の基本骨格に、新しい魅力(肉付き)を付加することに成功していると思う。

簡単にまとめてしまうと、「従来の朱野作品の軽快さを残しつつもより味わい深い新しい朱野帰子の物語が誕生した」。しかも我々がよく知る駅員さん達なんだけど、高倉健の演じるド田舎駅の「自分、不器用ですから」な「ぽっぽや」ではなく、日本の誇る最大、最新の劇的に変化・進化し続けるステーション、多くの人には未知なるワンダーランドにしか思えない魔宮・東京駅で成長する今時のワカモノ達が主役。次、東京駅で降りた時、絶対、ホームや改札で働く駅員さんをジロジロ観察することになるな、ゼッタイ。

この作品自体の完成度はとても高い。しかし実は、朱野帰子の描くちょっと深めの男と女の部分に興味があって、それがまだ描かれていないので、個人的には将来のその部分の評価のためにあえて星4つ。次回作には是非その辺り期待したい(笑)。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
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