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駅物語



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【この小説が収録されている参考書籍】
駅物語

駅物語の評価: 3.50/5点 レビュー 30件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(1pt)

取材不足で物語が上滑りしてる

私は鉄道会社の社員である。その視点からのレビュー。

恐らく関係者にうっすらと取材はしているようだが、充分ではない。フィクションとはいえ、その無知ゆえの適当さが余りに酷く、読んでいてドン引きする。薄っぺらい。校閲も適当だったんだろう。

冒頭から「遅延出勤」なる言葉が出てくるが、「出勤遅延」が正当。またロッカーは鍵を貸与する必要があるから予め準備をして本人に伝えておくのが基本。それに着任したばかりの新入社員はしばらくの間見習いについてから一本立ちするため、出勤初日に突発者の代わりに急遽の泊まり勤務には対応できない。仕事ができない新人が担務の穴あけをできるほどイージーな仕事ではない。比較的覚えることの少ないホームでも新入社員なら、1ヶ月は見習いをするだろう。
そもそも、一定以上の規模駅では改札、出札、ホーム(乗客)と職場が分かれており、改札もホームも同じ助役が管理するというようなことはない。
食事風景もウソくさい。
ご飯を作るオバチャンなんていない。社員食堂はある駅もある。キッチンで休憩時間にみんなでメシを作る駅もある。
ホームに数時間立ちっぱなしというのもありえない。駅社員の業務は「作業ダイヤ」というもので、分単位でつくべき仕事が定められているが、同時に休憩時間もこまめに合計で10時間弱程度定められている。その時間に仕事をしたら、休憩超勤として時間外労働となる。

「ダイヤも覚えてねえなんて」というセリフ、噴飯物だ。「ダイヤ」とは、運行図表のことであり、そんなものは覚えない。覚えるのではなく読めるようになるべきもので、そもそも確認するべきものである。覚えて間違えたら事故になる。この場合、「停車駅も覚えてねえなんて」といった言い回しがベターか。

あとこれだけは言いたい。
社員への暴力は、絶対に揉み消したりしない。どんなに忙しく、大変であっても、必ず被害を受けた社員の意思に沿って会社として厳正に対処する。これはどこの鉄道会社も同じだろう。勘違いされるような描写ばかりの中、この点については本当に腹が立った。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
4062183811
No.5:
(2pt)

「部外者の人がイメージした」駅物語

鉄道会社に勤務している同級生がいますが、自分が読んだ後にこの本を読ませたら怒っていました。鉄道会社には階層に関わらず鉄ヲタが結構いるのは事実だけど、鉄ヲタ本人は自分が鉄ヲタである事について社会的な引け目はさほど感じておらず、このストーリーに登場する鉄ヲタはあまりにも自分自身を卑下しすぎていると。運転士(それも新幹線の)になる女性社員は上昇志向が強い努力家で、(新人社員でもやる)ホームで旗を振ってる駅員を恋愛対象に見るとか社内で聞いた事が無い、とか駅の現場の現実と乖離した描写に対して言いたい事がたくさんある様子でした。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
4062183811
No.4:
(1pt)

なんと雑な小説

いったいどんな読者を想定して書いた小説なのだろうか?
雑すぎて読むのが苦痛だった。登場人物もまともなのがほとんどいない。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
4062183811
No.3:
(1pt)

星2つでもよかったけど。雑すぎます

もっと素直につまらなかったら、読むのを止めて時間を節約できたのに。そういう恨みをこめての星1つ。
ツッコミどころが多すぎて何から書いて良いのやら。一言でいうと、妙にテクニックだけある素人の作品という感じ。
駅と駅員という舞台の選び方は秀逸。なのに、それがまったく生きていない。駅名やら料金やら、駅員さんはどうやって覚えているんだろう?そんな素朴な疑問に答えてくれるのは主人公ではなく同僚のみ。「刺繍して覚えた」「半年かかった」ええと、それだけ?ヒロインが自分なりに頑張ってみるとか、特訓する様子とかない・・・・・んです。
しかも駅名などの変わりに構内の弁当やさんなどを覚える努力をするって、駅員として何か違うでしょ。しかも、主人公のようなお店の案内の仕方は、まずあり得ないのです。
死んだ弟のために駅員になる。しかも、そのとき助けてくれた人たち5人と会うために。このベタなメロドラマみたいな設定は、まあ、我慢できる。物語が面白ければ。ところが、あまりにも都合よく進みすぎるし、駅で出会うワケありの人が、すべて「探していた人」ってご都合主義にもほどがある!の主人公の心理も、同僚の心理もきちんと描かれていない。
例1.大昔に封鎖された通路をベテラン職員が開けてヒロインを助けてくれるけれど、なんで唐突に?助けてくれる動機は?1行2行でもいいから、何か欲しいところなのに、ない・・・・・・。
例2.ヒロインが病んだ同僚の家に行く。励まそうとする。そこまではいいんですが、アパートのドアの前で、滔々と弟の死と自分の罪の意識を告白するって、不自然すぎるでしょう。ドア越しだから、けっこう大きな声でそんな微妙なことを独白するって、どんな無神経な女なんだか。
ほかにも編集者のチェックが入ってないのでは?と疑問に思う場面が多々ありました。
たとえば、ヒロインが倒れる。周囲の人が助ける。Aさんがヒロインが何かを落としたことに気づき、探しに戻る。その間に他の人がヒロインを駅の出口まで運んでいく。それなのに、何の支障もなく、落し物を探しに行ったAさんが合流する。おかしいよね?携帯番号でも交換したの?グループが目立つから探す必要がなかったの?
こういう細部が非常に雑なので、ストーリーに入り込めず、かといって思わせぶりな展開があり、読むのを止めようかどうしようかと考えつつ、結局最後まで読んで「損した!!!」と、いま愚痴っている次第です(笑)。編集者は、きちんと仕事してもらいたい。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
4062183811
No.2:
(2pt)

色々都合が良すぎな展開でちょっと残念

冒頭から前半は楽しく読んでいましたが、中盤くらいから、何から何まで繋がってしまう都合の良い展開に「またこのパターン」と冷めてしまい、その後は読み進めるのが苦痛でした。素晴らしい作品になりうるものはあったので残念です。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
4062183811
No.1:
(2pt)

駅員視点での作品・・

主人公は若菜直。
大学卒業後、(架空の)東京駅に駅員として就職した。

若菜は、駅員としての仕事に興味があるというよりは、
過去に自分が倒れた際に助けてくれた5名に逢うために働いている。

駅では、様々なことが起こる。
電車の遅延、台風による電車運休、撮り鉄の対応、など。
自殺志願者も居る。

若菜は持ち前の真面目さで、仕事にきちんと取り組む。
奇跡を起こすために。
若菜は自分を助けてくれた5名に逢うことが出来るのか?
逆に、その5名を救うことは出来るのか?

周囲の仲間との友情が深まる点については、
読んでいて心暖まる。

ただし、横暴な駅員、パワハラ的な上司、など不快な登場人物や表現が多い。
主要な登場人物の心の動きが分かりにくかった。
駅物語Amazon書評・レビュー:駅物語より
4062183811

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