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ステップフォードの妻たち
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ステップフォードの妻たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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I collect books that have movies made from them. One I overlooked until recently was "The Stepford Wives." I did not give it a thought until I read the introduction written by the person who wrote the screenplay. It was marvelous to read his thoughts on the differences between the book and the movie. I am going to look for more books in this series. In the mean time, I am leaving pointers on the refrigerator for my wife. I remind her of the leaps in technology since the 70's and that I have to find the local Men's Association. (Fat chance) | ||||
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高級住宅街に引っ越してきた主婦が周囲の大人しめの主婦たちに疑問を抱きやがて・・・というお話。 話のあらすじだけ抜き出すとよくある専業主婦の倦怠を描いた風俗小説風に見えますが、そこは異能作家レヴィン、単なる女性の自立や自己実現の小説にはせず、謎めいた展開で普通の小説にはないような異色のサスペンスに仕上げていて流石に思えます。そのネタを書いてしまうと興を削ぐので兎に角読んでみてください、としかこの小説に関しては言えません。短いのであっという間に読め、ノヴェラくらいの分量ですがあまり物足りなくもならず、読んで良かった気になることは保障します。 それよりも著者が何故このような作品を書いたかを憶測すると、殆ど毎日同じ家事・洗濯・子育てしかしない専業主婦が何でそんな退屈な毎日に甘んじているのか、それが不思議でこの小説の着想を得てサスペンスに仕上げたのでは、と思いましたが、どうでしょうか? 著者のレヴィンは早熟型の作家で、若いころ書いた作品は名作・傑作が多いですが、年を取ってから書いたものは駄作・愚作が多いらしいという毀誉褒貶のある人ですが、個人的にはまだ佳作・秀作を書けるだけのスキルはあると思いたいので応援したくなります。若い頃の英気を取り戻して頑張ってください。 | ||||
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ステップフォードに越してきたウォルターとジョアンナのエバハート夫妻。活動的な女性ジョアンナは、ステップフォードに住む主婦が、家事にしか興味がないことに違和感をおぼえていく。 ・・・ 発表時(1970年代)のウーマンリブ全盛期が背景となっている。この頃の世相がわかってないと作品世界がチンプンカンプンだと思う。前提知識がないと、殊更に女性の権利を主張しすぎること自体が、奇妙にうつる。ウーマンリブへのアンチテーゼという大袈裟なものではないとしても、作者を含めた当時の男性の願望を反映したものと見るべきか。そういう意味では、御伽噺なのだろう。 主婦たちが4ヶ月毎に、ステレオタイプな模範的主婦へ変貌していくというワンアイディアなのだが、”どうやって”というのが弱かったりする。御伽噺とわりきれば、細かいことを抜きにして、楽しむことができるかもしれない。 | ||||
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N.キッドマン主演の映画を先に観た後、原作も読んでみたくなり早速購入、一気に読めました。小説のほうはもっとブラックなかんじで、また、面白かったです。小説が書かれた時期というのは、アメリカの50年代〜60年代までの保守的な男女間の関係から、女性たちが家庭の主婦労働という性別役割からの解放、自由と自立をもとめて全米中に広がった女権拡大運動の盛んな時期に書かれたわけですが、とりあげられているテーマは、今とそんなに違和感を感じない。といっても、今のアメリカではステップフォードという言葉は「中身の無い空っぽな、従順で自分の意見を言わない」という意味と同義語らしい。終わり方に違いがありますが、どちらもそれぞれの面白さがあり、楽しめました。それにしても、自分がジョアンナと同じ立場にいたら、絶対に逃げます(笑)。 | ||||
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映画を先に観ました。それで、アイラ・レヴィンは、ローズマリー やブラジルから来た少年、その他で有名な作家ですので、 「原作も読みたいです」・・ということで、読んでみました。 映画と原作では、いくつか相違する点もありますが、結論と しましては、映画は映画のビジュアルなおもしろさ、小説は 小説で、だんだんと迫ってくるけど、真相は闇の中・・みたいな 、それぞれのおもしろさがあって、どちらが優れている、とか そういう感じではない、ということがわかりました。 原作のほうは、主人公ジョアンナの視点を中心に物語り はすすみ、彼女の妄想なのか、そうでないのか、は、定か ではないですが、そんなところも、怖さを倍増させます。 いわゆる、スリラー小説の正統派としてのラストは、小説の ほうがいいような気もしますが、かなり陰鬱な終幕ですので、 映画のほうのラストも、これはこれで、今風のハリウッド映画 では、たくさんの観客を呼ぶには、こういった終幕も、ある意味 仕方がなかったのかもしれません。 いづれにしても、映画も原作も両方とも楽しめる、独自の視点と 個性をもった、佳作であることは間違いありません。 | ||||
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この本はWords in the mind という言語学の本で言及されていたので買ってみた。そのような言語学的な側面はおいておくとして、この本は結構面白かったのではないだろうか。ただ、結局救いのないラストをどう捉えるかは各人次第であろうが・・・。キッドマン主演のほうではない、古いほうの映画も見たが、かなりうまく映画化されている。こちらもラストが不気味だ・・・。 | ||||
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「死の接吻」を読んでとても面白かったので、とても期待しすぎました。 男の理想通りの妻を作り出す・・・という風刺の効いたあらすじなので さぞかし2点3点する話なのかと思いきや、じわじわと核心に迫りつつも話は一向に先に進まないし、最後は私にとっては尻切れトンボで、「えっ???」と拍子抜けしてしまいました。話の続きは各自で考えてくださいってことなんでしょうか?消化不良です。 ニコール・キッドマン主演で映画になっていますが、どうなるんだろう・・・。 そういえば、「死の接吻」も映画だとすんごくつまらない展開になってましたけど。 | ||||
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ニコール・キッドマン主演の映画になったことと、スティーブン・キング推薦に惹かれて読んでみたが、ぜんぜん怖くなかった。A Kiss Before Dying や The Boys From Brazil の方が断然怖かった。後で○○絶賛というのは当てにならないという洋書のレビューを読んで失敗したと思った。 | ||||
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ニコール・キッドマン主演映画になったことと、スティーブン・キング推薦というのに惹かれて読んだが、まったく怖くなかった。A Kiss Before Dying と The Boys From Brazil は原作、映画とも怖くて十分楽しめた。 | ||||
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ニコール・キッドマン主演で間もなく公開される映画の原作。アイラ・レビンの作品でキッドマンが主演となればさぞ極上のエンターテイメントであろうと期待して読んでみたら???。軽妙な語り口とサスペンスタッチにひきこまれますが読後がなんか???なのです。 郊外の住宅街に引っ越してきた若夫婦。妻のジョアンナは積極的に家庭の外に活動の場を求める進歩的(?)な女性。しかし周囲には驚くほど保守的(?)な夫からみれば『良妻』ばかり。ジョアンナは絶対周囲の妻達のようにはなりたくないと思い、仲間を探すのだが・・・ 最近流行りのおどろおどろしいミステリーや解り易すぎる描写に物足りなさを感じている方にはおすすめの上品なサスペンスとでも言っておきましょうか。 | ||||
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あのスティーブン・キングも絶賛しているだけあって、本当におもしろくてあっという間に読んでしまいました。初版はもう随分と昔なのに、ストーリーの中のライフスタイルや使われている単語(トヨタやマクドナルドも出てきます)には全く違和感なく読めるところも良いと思います。 ジャンルとしてはホラーになるのでしょうか?コメディ要素もあるのでブラックコメディと言うのがぴったりかもしれません。けど、やっぱりじっくり考えると怖いのでホラーかな?(笑)。 ラストはどうなるのかドキドキして読みましたが、「そうきたか!」って感じでした。 二コール・キッドマン主演の映画のほうはコメディタッチなので、小説より笑いの要素が強いですね。 とにかく、おもしろくてさらりと読めるのでおススメです。 | ||||
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アンチフェミニズム風サスペンスの本書はノベライズだけあって読みやすく、知らないうちに隣人、知人が入れ替わり宇宙人侵略の尖兵になってしまうという、映画『SF/ボディスナッチャー』の原作となったジャック・フィニ-の『盗まれた街』を想起しました。フェミニズムや自立した強い女が持てはやされた当時を風刺しており、現代にもありえそうな話は決して古臭くないように感じました。男に都合のいい従順な妻を理想とするのは、読者が男性か女性かで意見が分かれるようなテーマだとも思います。映画化されるとのことですが、果たして本書の結末のようにあいまいな感じになるのかどうかと楽しみです。 | ||||
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1974年のハードカバーが約30年ぶりに掘り出され、文庫化されたもの。ニコール・キッドマンで再映画化の話が進んでいるためらしい。ハードカバーも持っていたはずだが、アイラ・レヴィンの名に釣られてつい買ってしまった。 原著は1972年で、もう古くさくなっているかと思ったが、まったくそんなことはなく、非常に現代的な話だった。レヴィンの透明な文章と緻密な構成、不安を盛り上げていく手法はさすがで、結末を知っているにもかかわらず、どきどきしながら一気に読んでしまった。 ピーター・ストラウブが解説を担当しているのも面白い。 レヴィンに笑われそうだが、あえて次のような疑問を提出したい。男たちは本当にこういう妻を望んでいるのだろうか? | ||||
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