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肩ごしの恋人



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【この小説が収録されている参考書籍】
肩ごしの恋人
肩ごしの恋人 (集英社文庫)

肩ごしの恋人の評価: 3.89/5点 レビュー 95件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.89pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全65件 1~20 1/4ページ
No.65:
(4pt)

気軽に読めます

るり子の調子のよい感じ、きっと最後に好きになります。軽い読書に向いてます。
肩ごしの恋人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:肩ごしの恋人 (集英社文庫)より
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No.64:
(4pt)

梨の味

唯川さんは、2冊目 前のは短編集でしたが、この作品は長編でしかも直木賞受賞作品。 性格も生き方も全然違うのに昔からの唯一の友達、萌とるり子。根っこの所で響きあうものがあるんだろうか 彼女たちの友情は羨ましいくらいです。恋愛小説というより友情のほうが目立つくらい。
るり子は最初のほうは、好きになれない呆れた女だったけど、中盤からは人間味があって可愛かった。
萌は15才の少年の子どもを宿して、シングルマザーも厭わない結末だけど、それでいいのかな、と思ってしまう。
(でもそれが萌かも。将来二人は結ばれるかも、だし)
解説の江國さんがいわれているように、梨みたいにシャリシャリ感のある作品。最後の2人のシーンは爽やかで良かった。
肩ごしの恋人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:肩ごしの恋人 (集英社文庫)より
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No.63:
(4pt)

肩越しの恋人とは何なのか?

本書、2004年に出版されたときに読んでるのですが、この度再度読みたくなって購入しました。印象に残ったのは、2人の男の看破・叱咤と包容力(年齢不相応な)によって目が覚めたるり子の気風の良さでしょうか。それまでは、男は相手にしてはならない危険で愚かな女だったのですが…。るり子以外の、登場人物もそれぞれ成長しますね。
・器用だけどちょっと世渡りがうますぎる嫌いのある男が最後に潔く偽りの結婚を捨て、萌とも決別
 (この女には振られてもいい、はっきりさせなきゃダメだ)
・るり子の成長により寛大な離婚措置をしてくれたことで、自分のるり子への愛情が浅はかだったことに
 気づき、離婚を決意した元夫
・(当初から年齢不相応に大人びた面もありましたが)再婚した母親を許し(=母親も1人の女性と
 認識し)自らの人生にビジョンを持ち始めた少年(青年になりつつある)
・筋が通っているが女に興味を持たないと強情だったゲイがるり子に興味を持ち始めている
 (今まで女を見下していたけど、なんか話が合う面白い子がいる)
・そして理知的だがどこか覚めて投げやりな面もあった萌が、妊娠によって自分を肯定し始める
萌・るり子及び登場する女性人物は、良くも悪くも作者も持ち合わせている、あるいは作者が見てきた女性の面を、ある程度誇張して書かれている気がしました。ある程度人生経験を積んだ今だから、少し冷静に読めるのですが(松下さんもう少し自分の仕事にプライド持ちなよ...とか)20年弱前に読んだときはキツかったですね目が覚める前のるり子とか…。一方で、描かれる男性陣(上記の他にゲイバーのママがいますが、この人は最初から成熟している)は、それぞれ、作者が理想としている男性の面なのでしょうか?実際、物語終盤の、彼らのような成長した男でないと、萌やるり子のような女性と巡り合っても、ちょっと相手にされないような気もしますが…。あるいは、女が度量や矜持を持つことでようやく男は物分かりが良くなる、成長している感はありますかねぇ...。昨今の風潮、そういう度量や矜持を持った女性とご縁があるケースは滅多にないのではと思われ、本来は必要な過程を経験できずに男の成長が求められている気がして、ちょっと無理があるような。

あと気になるのはタイトル「肩越しの恋人」とは誰なのか?です。恋人(男)はいつもお互いの肩越しに見ていたということでしょうか?抱き合っていて?あるいは、恋人(萌にとってるり子、るり子にとって萌)は、自分と抱き合っている男の肩越しにいつも見えていた、ということでしょうか?ちょっとわかりませんでした。
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No.62:
(4pt)

大胆で面白い。最後が甘い。

大胆な人間関係が面白くて一気読み。だけど最後、本当の子育て経験から見て、白けてしまう。その時の気持ちでこういう選択ありあかと・・・・
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No.61:
(5pt)

女性が欲しいものとは何か。

二人の女性の生き方を縒り合わせて、一つの物語が形成されている。読んでいるうちに、それぞれの女性の人生が、少しではあるが理解できた気がした。そして、最後に驚愕の事実が、、、、、。
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No.60:
(5pt)

友情に感動!

恋愛小説ですが、この本の一番のポイントは友情だなと思いました。
登場人物たちに「そういうの、あるある」とか感じながら楽しく読みました。
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No.59:
(4pt)

男性こそ読みましょう

唯川さんならではの女性ワールド炸裂!と言った感じです。買って損はありません。なかなか面白かったですが、同じ様な感じの作品もあったのでそこだけマイナス(かなり辛口でごめんなさい)ですが、本自体は良いです。私は男性ですが、女性より男が読んだ方が楽しめるかもしれません。私は女性の気持ちを唯川さんの作品で勉強させて頂いています(笑)
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No.58:
(5pt)

かなりリアルなDV

リアルな内容で、今まで読んだ小説でかなりはまってしまいました。楽しかった。又、時間をおいて何回も読みたくなる小説です。
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No.57:
(5pt)

女性の気持ちを絶妙に表現

一人の人間の中にあるはずの両極端な部分をそれぞれ一人の人物として描いてあるように思いました。なので、女性はどちらのキャラクターにも少しずつ共感出来るところがあるような気がします。
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No.56:
(4pt)

友情物語として愉しめた

27歳、幼なじみ女子 二人の物語。

三回目の結婚をするも満たされないるり子、自立したシングルの萌。性格はまったく合わない二人は、それでもお互いを必要とする親友だ。人生観も対称的で、このすれ違い加減をうまく修正しながら分かりあっている繊細な描写は、女性作家ならではだろうか。

男性との性的な関係を女性側の心理からストレート語ってはいるものの、嫌な感じを受けないのは良いね。最初は、るり子には反感を持っていたが、読み進めるうちに彼女のピュアさを理解ができたように思う。

友情物語として愉しめた。【直木賞】
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No.55:
(5pt)

女性の視点での考察力が素晴らしい!

初めて会う作家さんでした。
あるあるってかんじでよみました。
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No.54:
(5pt)

幾つになってもよめる青春恋愛小説

主人公ふたりはある意味極端にデフォルメされているが、共に清々しい意志の持ち主だ。自分にとっては遥か昔の青春だが、あの頃の会話が甦って来るようでうれしい。還暦近くなっても共感できる恋愛小説だった。
本書は27歳の女性たちの青春小説であるが、誰の記憶にもある27歳なのかもしれない。
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No.53:
(4pt)

女として生きる

同じ女性でも、色々な感じ方、生き方、選択の仕方があるんだなと、ホッとしたり、驚いたりしながら読みました。
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No.52:
(5pt)

様々な形

すごく良かった。女と男、大人と子ども、性と家族がとても丁寧に描かれていた。
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No.51:
(5pt)

色褪せない名作

唯川恵さんのファンになったきっかけの作品です。時代的背景もありつつ、普遍的な女性観、恋愛の機微にページを進めるごとに真似が高鳴ります。大好きです。
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No.50:
(4pt)

なんだろう、このいびつな幸福感は! 女であることを最大の武器に生きる「る

なんだろう、このいびつな幸福感は!
女であることを最大の武器に生きる「るり子」と、恋にのめりこむことが怖い「萌」
対照的なふたりの生き方を通して模索する女の幸せ探しの物語。
子どもを産める女ならではの幸せを感じた。

恋とセックス。
るり子と萌の視点が交差する物語。
そこに、エロスは感じない。
食欲や睡眠欲と同じように、性欲は日常。
生きている、愛している、愛されている実感を感じたい。

美貌を武器に、恋して、結婚して来たるり子。
やがて、歳を取り、その美貌も武器にならなくなる。
けれど、それでも、好きなことを通し続ける彼女に、
だんだん親近感を覚えてくる。

対照的なふたりの貪欲な生き方に共感を感じる。
そして、家出したきた15歳の崇との3人の同棲生活。

ヤケになったるり子が、15歳の崇へ言う。
「ねえ、抱いてよ」
「抱けないけれど、抱きしめることならできるよ」

人は人の温もりを感じて生きてゆける。
そんな微笑ましさを感じる。
そして、子どもを宿った萌の落ち着いた様子。
最後、腐れ縁の対照的な二人のやりとりに、いびつな幸福感に包まれた。
第126回直木賞受賞作
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No.49:
(5pt)

私はるり子寄りの人間だが。。

つい私も女の武器に頼って依存する癖があるが、男なしに自分の足で立って強く前に進んで行きたい!と勇気がでました。女も歳をとると、どんな美人でも恋愛はスムーズに行かない。。そんな時、いつまでもメソメソしてないで自立した精神で行こう!
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No.48:
(5pt)

二回読んでしまった

なんだか嫌な予感が・・・・・・・

この本は、僕は借りた記憶はあるけれども読まなかった確信がある。
奥さんは読んでいたと言う。

こう言う勝負は今のところ僕が勝利の確率が高い。
つまり買ったり借りては見たものの、奥さんだけが読んで
・奥さんの評判がいまいちなのでパスした
・忙しくてパスした
パターンが結構あります。

最近この勝負で勝ち続けていたので、負けを認めるのが嫌で最後まで読みました(爆)。

最初の結婚式のところでちょっと気付きましたが、途中で話を追えなくなって
「似たような話が多いからなぁ」
と思いつつ読みましたが、
「るり子がゲイにほれた」
ところで逃げようがなくなりました。

純粋とは何ぞや、我儘とは何ぞや、我慢とは何ぞや。
色々な話を混ぜながら、語っているのはその辺でしょうか。
結局みんな「自分の幸せ」を得るために一番やりやすい方法を選んでいるだけ。
良いも悪いも、貴賎もないし、我儘も我慢強いもない。
遠い将来を考えて生きるのも、今日明日だけを考えて生きるのも、過去にすがって生きるのも皆同じ。
みんな幸せになりたいだけなんです。

二回読んでも面白かったので(見事なくらいディテールは忘れてましたが)、星五つ。
二回読んでしまった強がりではないです(爆)。
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No.47:
(5pt)

第126回直木賞受賞作。 直木賞作家をあまり呼んでいなかったことと、世代が近いことから読み始めました。 女を武器「るり子」 恋が怖い「萌」 対称的なふたりと見せかけて、どちらも著者の分身。 分身といっても、そうなったらどうなるだろうという模擬実験。

第126回直木賞受賞作。

直木賞作家をあまり呼んでいなかったことと、世代が近いことから読み始めました。

女を武器「るり子」
恋が怖い「萌」
対称的なふたりと見せかけて、どちらも著者の分身。
分身といっても、そうなったらどうなるだろうという模擬実験。

女の幸せってなに。
家族ってなに。

解説は江國香織。
ずるいね。解説で本質的なところを作者以外に語らせて、作者は楽している。
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No.46:
(4pt)

要所に決まるアフォリズム

ムカムカしながら読み始めた本。

しかし、終盤には、二人の女に好感を抱いている。
清々しささえ漂うのだ。

女の本音が語られる。欲望に忠実なるり子とそれに
巻き込まれる幼なじみの萌。萌もかなり変わり者
であるが。

馬鹿な女ばかりじゃないか、そして、表現が
ちょっと露骨すぎないか、とうんざりしながら
読み始めたが、何といってもアフォリズムが
利いており、次々にページをめくってしまう。

「女はいつだって、女であることですでに共犯者だ。」

「人がいいっていうのは、人をイライラさせるってことだ。」

「大人の男は、いつもハンドルの遊びと同じものを胸の内
に持っている」

要所に決まるアフォリズムが、直木賞受賞作であるこに
納得感を与える。

ただ、男が読むには、ちょっとドギツイかも…。
肩ごしの恋人 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:肩ごしの恋人 (集英社文庫)より
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