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悪徳の輪舞曲
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悪徳の輪舞曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全61件 41~60 3/4ページ
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テレビドラマで観た後に読むことになりましたが中山さんの著書は一気読みするほど引き込まれます 後半の畳み掛けるような展開が面白いです | ||||
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普通な少年だった 園部信一郎。 14歳の時に、5歳の少女を殺し、バラバラにして、 郵便ポストの上に生首を置いたりした。「死刑配達人」と呼ばれた。 その事件は、日本の社会に衝撃を与えた。 その時の家族は、ほとんど、会話がない。家族と言えないものだった。 そして、医療少年院に行って、稲見教官に出会うことで、人生が変わる。 償うことで、生きていこうとして、弁護士になり、御子柴礼司となる。 30年間音信不通だった 妹 あずさが、お母さんが偽装自殺の殺人罪 で捕まったから、弁護士しろという。 反社会勢力の顧問弁護士をして、お金次第で無罪放免とする御子柴礼司。 母親を助けることではなく、依頼人として、弁護を引き受ける。 母親とは何か?家族とは何か?そして、 自分の犯した罪の血は母親の中にも流れているのか? 冷徹な御子柴は、自分と自分の過去に向き合わざるを得なかった。 母親は、資産家の人と再婚をして、その人が自殺した。 その自殺は、偽装であり母親の犯罪として捕まった。 それを遡っていくと、父親も 首をつって自殺したのだった。 同じような事件の中で、真実はなんなのか? 滑車と首を締めたロープに付着した肉片のDNAは、母親のものだった。 御子柴は、再婚相手の夫と母親を調べる中で、真実を明らかにする。 うーむ。面白い。御子柴礼司の葛藤が、重曹感がある。 妹との会話も、なんとも言えないものがある。 御子柴礼司の覚めた強靭な精神が、素晴らしい。 | ||||
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同じ現象を見ても感じ方は人それぞれであるように、正義も人によって変わるんだと感じた 言葉のやり取りで心象が変わる人間に、正しく人を裁くことなどできるのだろか。 | ||||
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最後には、逆転することを信じながらも被告への不信感で一杯になりました。しかもぐいぐい攻めてくる検察側、どこに反撃の糸口があるのか? 最後のセリフにストーリーを超えて、救われました。 | ||||
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テンポよく、早く読みたいと気持ちがかき立てられました。 | ||||
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最新作、期待通りでした。御子柴の中にあるごく普通の人間が少し意外でしたが、これでますます次回作が楽しみになりました | ||||
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元 死体配達人と呼ばれた少年が弁護士となり法廷で活躍するリーガルミステリーの4作目。 『贖罪の奏鳴曲』は弁護士 御子柴礼司誕生編 『追憶の夜想曲』は死体配達人の罪を背負った御子柴礼司と自らが屠った被害者遺族に絡んだ物語 『恩讐の鎮魂歌』は罪を犯した死体配達人こと御子柴礼司が未だ御子柴の名を名乗る前に収容されていた施設の恩師に絡んだ物語 『悪徳の輪舞曲』は元 死体配達人の御子柴礼司の家族に絡んだ物語 実に様々な視点から描かれる御子柴礼司の物語だか一貫して変わる事の無い設定は御子柴礼司は過去の罪に向き合うが故に悪辣であり続ける存在で異端ではあるが悪ではない。 ……ニュアンスは違うが悪の組織に改造されてしまったが己の哀しみや復讐心を仮面で隠して弱き人々の為に戦う人間としては異端な存在で巨悪に抵抗する力を持つ男 仮面ライダーのようなモノだろうか? 恐らくはこの作品を読む世代の方々には昭和テイストを持った特撮ヒーローのような主人公像は取っ付き易いのではないだろうか? しかも、御子柴の職業柄、法廷で検察側の人間と敵対しヒリヒリするような理屈と屁理屈で対決するワケだが、御子柴は法廷以外では冷徹で他人の心など考えないようにしている(ように見える)のに、法廷での押し問答をしている時は焦ってみたり、相手を観察してほくそ笑んでみたり実に表情豊かなのも面白い。 正直に言えば作を重ねる度に少しずつ意外性は落ち着いているけれど色々と物語の背景なんかを含めてシリーズで読むとかなり面白いです。 渡瀬警部と古手川刑事が活躍するカエル男関連やヒポクラテスシリーズ、犬養隼人シリーズと並んでレベルの高いグッと物語に引き込んでくれる面白さを持っていますね。 さぁ、ヒントは与えました。 話が知りたければ自身で読んでみてください。 | ||||
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主人公の設定や事件描写の特異性からやや読者を選ぶこのシリーズですが、個人的にはこの著者のシリーズものの中では断トツ1番です。1作目から2作目の衝撃度と真相の奥深さは、かなり読み応えがありいまだに幾度か読み返しているくらいです。 前作の3作目ではその衝撃度をやや抑えて人間性に迫った内容で、ちょっと、”ん”と思いましたが、本作ではその凄さが充分に堪能できます。 すべてをひっくり返して最後に明かされる真相と、読後の何とも言えないいやらしさは後味を引きますね。 文庫になったので、さらにお薦めです。 | ||||
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このシリーズは、面白い、又最後まで、飽きずに、一気読み! | ||||
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今回は弁護士 御子柴礼司の実の母親が再婚した夫の殺害容疑で逮捕された件で、妹の梓から弁護を依頼されるという展開。 冷徹さと判断力が売りの御子柴が、決別していた肉親と向き合うことでどのように影響を受けるのか読み応えがあった。 法廷でのどんでん返しや、大掛かりな仕掛けはいつものことなのでさほど驚かなかったが、最後に隠された真実が明らかになる場面は手に汗握った。 本書では事件の真相よりも、肉親との再会による御子柴の心理状態の変化や、どうやって過去の出来事に折り合いをつけるかに重きがおかれていたように感じた。 今回の事件で御子柴の心境にどのような変化が起きたのか。次回の作品も楽しみに待ちたい。 | ||||
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御子柴先生のファンになりました。 もちろん、現実に自分の家族や伴侶が過去大罪を犯していたとしたら、到底耐えられるものではなく、作中の世間の人々のような目で見てしまうだろうことは否めませんが…。 それにしても、御子柴先生の妹はともかく、母親は本当に実母なのでしょうか? あまり母性についてよく分からないので、そこに愛はあったのでしょうか?最後のアレは、復讐にしか思えませんでしたが、他に解釈のしようがあるのでしたら教えてほしいといった意味で、マイナス1ポイントとさせていただきました。 既出の御子柴シリーズの方が好きですが、続編切望ということでレビューの少ない方にレビューさせていただきました。 | ||||
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期待通りの最新作。絶対に有罪と思われた事件で無罪判決を勝ち取るが、過去の類似事件について、御子柴は本当に無実を信じていたのだろうか。倫子ちゃんは今回も癒されました。次回作も楽しみです。 | ||||
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プロローグのある一行に、違和感を覚えたが、最後まで読むと、なるほど、となる。 よくできた構成だと思う。 | ||||
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このシリーズは、相変わらず面白いですね。前作があまりにも良かったため星を一つ減らしましたが、今作も十分面白い。前作は法律の専門家から『勉強不足』と言われたこともあってかそこは抑え気味でしたが(もっとも私たち推理小説マニアは法律には詳しくなく、あるキーワードをヒントにエンターテイメントを展開する筆者の才能に驚嘆しているため、些末な指摘に聴こえてしまったが)、最後の公判での怒涛の逆転劇はいつもながら恐れ入りました。早く次巻が読みたい。他のシリーズのファンには申し訳ありませんが、筆者には、このシリーズをどんどん書き続けて欲しいです。 | ||||
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続編は完結編になるのだろうか。それともこれが完結編なのだろうか。それもありだと思う。が、御子柴には本編での思いをもった弁護士として新たな案件に向かう姿を期待したい。 | ||||
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御子柴シリーズは、面白い。どんでん返しがたまらない。 | ||||
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御子柴シリーズの4作目ですが前3作を読んでいる人と初めてこれを読んだ人とで評価が大きく分かれるのでは?と思いました。私は前者です。 ネット全盛時代の今日、被告人と弁護士との関係が、法廷で弁護士本人から明らかにされるまで最後までリーク、拡散されなかったというのがちょっと不自然だとは思いましたが、読み進めていくうちに残りページがどんどん少なくなり「おい、おい、これで最後まで持つのかよ?」というサスペンス(?)も味わえました。 シリーズ中一番楽しませて頂きました。 ただ、この作品はシリーズ物のミステリーです。ネタバレとまではいいませんがそれに近いようなレビューが垣間見えるのは残念です。 楽しみ方のヒント:プロローグを3回ぐらい読んでから、本文に取りかかりましょう。 | ||||
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普通の小説と思って読み始めて、一番最後に今まで一度も出てこなかった登場人物がいきなりでできて終わったので、なんだこりゃあ…と思い調べたら連続もので(笑)、第四弾らしい。 そんな事を知らずに読んでも相当面白かったので、前の号もさんがして読んでみたいと思った。 今調べたら 贖罪の奏鳴曲・追憶の夜想曲・恩讐の鎮魂曲とあるらしい。 世の評判は「悪徳弁護士」。金のためなら良心も売り反社会的組織なども含めて裁判で無罪を勝ち取る能力を持っている。それにプラスこの弁護士は14歳の時に5歳の女の子を殺しバラバラにして肉塊を配って回った…的な犯罪を犯し少年法により少年刑務所に服役していたという過去も持つ。(その辺りの事情はこの本では触れられていないのだが、もしかすると前の3巻であるのかも) 最初のシーンは、いきなり奥さんが自分の旦那を酔い潰して首に縄をかけ絞め殺して首吊り自殺の偽装工作から始まる。この時点でこの奥さんは間違いなく殺人犯だ…と思い読み始めると、最後に大どんでん返しが待っているので、よくできたシナリオなのである。 その女性は主人公の弁護士の母親。14歳の息子が殺人鬼として捕まった後は当然世間から冷たい目で見られ嫌がらせをされ、ついに旦那は自殺してしまったという。そして色々あって再婚した相手も首を吊って自殺…と一度は発表されたが、これは自殺ではなくこの女が殺したのだ…という証拠を警察がつかみ、逮捕される(巻頭のシーンで実際に殺しているので、読者としては当然だが) その弁護を娘が、その殺人鬼弁護士に依頼してくるわけだ。 しかしどう考えてもやったのはその女であり、どうやって無罪にするのだろう…と思って読み進めると、本当によくまあこんなことを考えたなぁと感心するストーリーがあり、結果的に弁護士の勝利になる。 これって、あのアランパーカーのライフ・オブ・デビッド・ゲイルを思い出した。また映画見てみたい。そしてこの作者の本も読んでみたい。世の中本当にいろんな作者がいてまだまだ面白い本がいっぱいあるのでしょうね。 | ||||
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結構好きな作家さんなので著作はいろいろ読んでいますが、個人的にはやや落差が感じられる印象があります。 …が、この作品は充分面白いと感じました。 本シリーズはどれも一筋縄ではいかないストーリー展開で、終盤まで一体どこに着地するのかハラハラドキドキしながら堪能できます。 今回もその面白さは健在で、法廷場面での最後のどんでん返しと、さらに最後の最後での爆弾真相が明らかにされる展開もこのシリーズならではでしょう。 主人公の人物設定や弁護対象者の背景に現実味がないとの評価も見られますが、個人的にはそこまで含めてのミステリーとしての面白さだと思っているので満足です。 本シリーズのファンであれば(あるいは未読でも)一読の価値は充分ありだと思いますよ。 | ||||
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待望の御子柴モノです。 時を経るに連れ、主人公のイメージが堅固となり、かつその色彩も濃度を増している感が伺えました。例によってシリーズ既作の出演者も顔を出し、安定感に一役買っています。また本シリーズを初めて読む者にも既作を読みたくなるような作りと感じました。 主人公が人格破綻者であるがゆえ、通常の人間ならば何でもないと思える場面にもほっとさせられる思いです。 物語の最初と最後を、鴨居越しのロープの両端に結びつけているような作品でした。 毎回映像化を熱望するのですが、そもそも主人公の成り立ちが問題視され、各方面に混乱を引き起こす可能性を考えると、やはり現実的ではないのかと思い残念です。とすれば、WOWOWでドラマ化されたのはある意味快挙だったのかもしれません。 ああ、vs渡瀬、vs岬、vs犬養は夢物語で終わるのでしょうか。 | ||||
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