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法律事務所
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法律事務所の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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トム・クルーズという俳優が私は好きではないが「ザ・ファーム 法律事務所」の方が良かった。 但し今読んだ本と四半世紀前に観た映画の比較をするのはフェアではないかもしれない。 万策尽き果て追い詰められた主人公がマフィア幹部の下に単身乗り込み 「弁護士が依頼人の秘密を口外しない契約は絶対であり私が死ぬまでそれは有効である。言わばどこの港にも寄港しない漂い続ける船なのです」 みたいな事を言うシーンが非常に記憶に残っている。ケイマン島で美人局と一発やった事も女房にばれず、終始自分の計画通りに事を進め、悪徳弁護士事務所とマフィアに鉄槌を下した小説のミッチ・マクディーアは一度も挫折せず弱さが無く人間味に欠ける。マフィアとFBI相手にそんなに上手く行く訳がない。こう言う所が如何にもアメリカ人作家だ。 初期3部作は法廷劇が殆ど無く、細かい心理描写や比喩を用いた文学的表現は皆無なので読みながら画として頭に思い描く事が容易でページを捲る手が止まる事はないがグリシャムと言う作家は端から映像化される事を前提に執筆している感があるので、一時期ヒットを連発していた要因に観客の望んでいるシーンをこれでもかこれでもかと見せて行くハリウッド映画の定石と合致するのだろう。映画の脚本の様なイメージで小説を書いているとしたら、それを基に監督の色で改変した映画の方が捻りがあり面白かった。 | ||||
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出版当初に読んで、とても面白く再読したいと思っていた。やはり面白い。 | ||||
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グリシャム初期の3部作は全て面白いのですが、法律事務所はなかでも白眉。 特に好きなのはアメリカ南部の空気感です。主な舞台はテネシー、アラバマ、フロリダなど南部諸州です。この重く湿った空気のなかで繰り広げられるコンゲームのスリル。アメリカ好き、小説好きならあっという間に読めるし、繰り返し読むこともあるでしょう。 好きなキャラクターも多いのですが、特にFBIが間抜けで面白い。3部作ではいずれも主役の頭脳を引き立てるのがFBI(あるいは連邦検事)ですが、このズレた役人のような馬鹿にされかたは面白い。そういう意味ではシリーズのキャラのボイルズ長官が良いかな。 どうしてもわからないのは、この作品の出版です。ハードカバーは確か新潮社。文庫も新潮から出ていましたが、今は小学館。訳も同じではありますが、扱っていない書店が多い。こんな秀作は滅多にないと思いますが、国内版権の問題からかこんな形で埋もれてしまうのは何とも勿体ない。リアル出版がこんな調子なのはまったく理解に苦しみます。作品は7つあげても良いですが、出版上の扱われ方を差し引いて4つにします。 | ||||
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英文がとても読みやすく初心者向けだということで,いつか英文も試してみたいと思いつつ,まずは日本語で読んでみました。 日本の弁護士事務所とアメリカの法律事務所はまったく別物と考えた方が良いようです。 日本の弁護士は,一般の人から相談・依頼を受け裁判所に対して訴状を提出して民事裁判を行ったり,刑事弁護人として裁判所に出頭して裁判を受けるというイメージが一般的でしょう。 また,日本の弁護士は自ら事務所を開設するか,イソ弁としてどこかの小規模な弁護士事務所にとりあえず所属して,その後の独立を目指すということが多いようです。 しかしながら本書で描かれる弁護士は,裁判所に出頭して裁判に参加するということがほとんどありません。 どちらかと言えば企業の利益のために税務処理を専門的に行う税理士や公認会計士のような仕事をしています。 弁護士事務所も事務所という名前ですが,もう立派な会社です。 したがって,ミッチのような新人弁護士は,弁護士事務所という会社の利益を第一に考えて仕事をしなければなりません。 「正義よりも金」といった感じでしょうか。 さて本書は文庫にして840ページと読み応えがある分量ですが,一気に読ませる力業を感じます。 ただ,前半のぐいぐいと引きつける展開に比べ,後半のバタバタ感が少し残念な感じです。 エンディングはハッピーエンドと言えるのでしょうが,はたして本当にこれが幸福と言えるのだろうかと考えてしまいました。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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'The Firm' is the author's second novel, following 'A Time to Kill'. In the movie adaptation in 1993, Tom Cruise and Gene Hackman (not a hacker) were good. A young Mitchell graduated third in class at Harvard Law School and is married to his college mate. He gets offers from major law firms but decides to join a small tax law firm. The firm financially seduces him, who has a brother in prison and is not rich. Soon after joining the firm he starts preparing for the 'bar' exam (qualification exam for law practices). In the week he starts working at the firm, two of his colleagues dies during scuba diving. He thinks that the accident is suspicious, but he has to continue work hard to become successful at the firm. During the memorial service for the two dead colleagues, he notices that there are three others who died suspicious deaths as well. So he hires a private detective to investigate the deaths. The detective soon finds out that all those five died in questionable manners - two while scuba diving, one in a car accident, one during hunting and the other committed suicide. The detective warns Mitchell to be careful, but the detective soon gets murdered. When Mitchell successfully passes the bar exam, he meets an FBI agent who tells that the firm is a part of Chicago-based Morolto crime family, which has lured talented young lawyers from poor background to the firm with the promises to make them wealthy. But when a lawyer (who has been lured) knows the truth, no escape - just death. Then Mitchell and his wife notice that they are regularly shadowed (followed) by someone hired by the firm. Mitchell makes decision. He makes a deal with FBI to collect enough evidence to indict the firm, and gets $2M to get his brother out of prison in return. After much thought on the consequence, he finally decides to copy confidential documents to be sent to FBI. In the meantime, the firm also becomes suspicious about him. He withdraws about $10M from various bank accounts of the firm, and escapes with his wife and his brother (who escaped from jail). A happy ending comes. They settle down in Caribbean area - safely and wealthily. This book is a well written novel. You may not be able to stop reading until the last page. | ||||
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自分の読書歴では、The Street Lawyerに続く、グリシャム第二作目。法廷物だから読むのが難しいと思って敬遠していたが、驚くほど簡単に読めたので、もう一本。しかし、一作目でBig Firmの弁護士の生活様式に惹き付けられると、二作目は、「またか」とちょっと飽きてくるのが難ですね。 さて、有名なんだから面白いんだろう、と先入観モリモリで読み始めました。 確かにのっけからサジェスティブな闇の手・ミッチの戦いぶりなど、飽きずに読めます。 ただ、もともとが 「FBIに協力して、後の人生を地味に暮らす(マフィアの影に怯えながら)」か、 「悪魔に魂を売って、数年後に牢屋入りするか」の二択でした。 「どちらからもドロンしてしまう」案は、 マフィアから逃げ切るのは無理と自分で編み出したけど却下したはず。 じゃぁ、どういう結末になるの? とそれが楽しみでしたが、海上の民となったって、結局逃げ切れた事にはならないのではないか?と疑問が残りました。自分達の生死をかけた戦いなのかもしれないけど、途中で殺人を犯すのは、主人公達が逃げる側だとしても正当化されないと思います。 空っぽの封筒が届いたシーンが一番エンターテイニングでした。 | ||||
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評価はほぼ確定しているといっていい作品なので以前から読んでみたかったのだが、タイトルで二の足を踏んでいた。 なにせ「 The Firm 」邦題「法律事務所」だ。とにかくカタイ。 読み出す前に「こりゃどの程度読めるかな」などと後ろ向きの考えが頭をよぎる洋書初心者にとっては、財布の中身がアヤしいのにやたらと格式の高いホテルの玄関を眺めているような気分になるカタさだ。 (まあ、この作家の作品タイトルは軒並みカタいのだが) 読んでみて驚いた。 シドニィ・シェルダン Master Of The Game を読むにも1日20P弱程度の小生が1日平均40〜50P、全501Pを10日ぐらいで読み切ってしまった。 サスペンスフルなストーリー展開、平易な表現を用いたテンポのいい文章・・・・・ PageTurner とはこういうものを指す言葉か。 いわゆる法廷モノではない(実際の法廷闘争シーンなどひとつもありません)ので法律用語などもあまり気にせずに読めます。 よく洋書初心者にページ数の少ないジュブナイル作品を薦めるサイトなどがありますが、ある程度ページ数があって手軽に読め、年齢層を限定しない面白い作品のほうが読後の満足感ではるかに優るのでは? 「ペーパーバックを始めてみたいけど、どれを選べばよいのか・・・・・・」 とお悩みの方に特におススメします。 | ||||
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残念ながら、私的にはおもしろくなかったです。 「おもしろい」と言われてた方々ごめんなさい。 話の設定があまりにも現実離れしているように思えて、 途中からしらけてきました。 登場人物も表面的でこちらの心に響いてきません。 でも、この作品が映画になるのはわかるような気がします。 と言うわけで、この本を読み終えるのに二ヶ月もかかってしまいました。 ところで、本の裏表紙に付いていた作者JOHN GRISHAMの写真にはびっくりしました。 「俳優みたい!かっこいい!」 これが一番印象に残りました。すみません。 | ||||
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主人公が就職したのはものすごく待遇のよい法律事務所。 しかし、それには裏の事情があった。 マフィアの資金洗浄をしていたのだ。 創立以来5人もの弁護士が変死。 FBIからスパイになることを余儀なくされ 法律事務所からは裏切りを疑われ命を狙われることになる。 期待通りに悪と対決してゆく。 少しだけ手に汗握るストーリー展開。 地味なエンディング。 カタルシス少なし。 | ||||
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グリジャムの作品は二作目ですが、読みやすく面白かったです。最後のsailorになるとはなかなかしゃれています。 この恐ろしい会社は結局最後暇なのかと少々思っちゃいましたが(笑)まあ、パートナーだって自分の身のためにも主人公ミッチを捕らえるのに死に物狂いでしょう。ミッチの作戦の数々は割と綿密なものだと思いました。 ただ話の展開は読みやすく驚きが少ない点で星一つ足りないと感じました。 | ||||
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非常に読みやすい。多分、高校である程度英語が出来る人なら、かなり楽に読めるはず。 もう一つ、この本で、アメリカの金融界で働く人のメンタリティと言うか意識がある程度分かると思う。2008年のリーマンショックがあったが、その背景には、この本で描かれているような人々が居たんだと思うとアメリカの金融界への理解が深まるのではないだろうか? | ||||
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トム・クルーズ主演の映画「ザ・ファーム」は十数年前にロードショーで観たものの、 グリシャムの原作は、読もう読もうと思いながら先送りになっていた。 今回一気に読んだ。 900P弱なので、下手をすると三冊分位の分量のはずが、まったく中だるみしなかった。 登場人物は映画とほぼ同じだが、物語の展開は少し違う。映画以上にアクション、サス ペンス度が強烈だった。読者を飽きさせない理由は、グリシャムの力量に他ならないと思う。 構成、登場人物の設定、スリリングなストーリーなどどれも秀逸だが、とくに気になった のは、間と間をつなぐ何気ない情景の描写力だ。 グリシャムは、スタインベックを愛読していたと何かで読んだことがあったが、まさに スタインベック流の描写力だと感じた。 映画は映画で面白いが、ストーリーは異なるので、すでに映画を観てしまっている人にも お勧めの小説です。 | ||||
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これほどハラハラドキドキで読み急いだのは「モンテクリスト伯」以来だ。図書館で本とCDの両方を借りてきて、その時々で便利な方のメディアで聞く/読む、をしたけれど、CDは映画のような臨場感がより伝わってきたし、本の方は抑揚が読者次第ということからまた別の種類の想像力をかきたてられた。本だと知らない単語でてくると気になって辞書引くことがあるが、CDだとそんなことをしている時間がないのでそれがかえってよかったりした。 この手の小説は伏線のはり方で出来が左右されると思うが、申し分なかった。意外な登場人物が後半の方で面白い絡み方をしたし、ミッチ・マクディアーの家族や同僚との関係は文学小説にみられるようなこまやかさがあった。プロットの巧さに加え、ミッチがいったい何を考えているのがわからず読者は彼の行動から推察しないといけないところもサスペンスとなった。内的独白がほぼ皆無でミッチの行動を追うことでハラハラさせられるという仕組みは映画的で、面白いことに映画化されたものよりもずっと映画的であった。シドニー・ポロックよりもジョン・グリシャムの方が映画的語りをずっと理解している、ということか。知力と体力で悪者と戦うスーパーマン物語というところでも「モンテクリスト伯」と共通しているがこちらの方がページあたりに凝縮させた密度の濃さという意味で上かも知れない。 | ||||
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これほどハラハラドキドキで読み急いだのは「モンテクリスト伯」以来だ。図書館で本とCDの両方を借りてきて、その時々で便利な方のメディアで聞く/読む、をしたけれど、CDは映画のような臨場感がより伝わってきたし、本の方は抑揚が読者次第ということからまた別の種類の想像力をかきたてられた。本だと知らない単語でてくると気になって辞書引くことがあるが、CDだとそんなことをしている時間がないのでそれがかえってよかったりした。 この手の小説は伏線のはり方で出来が左右されると思うが、申し分なかった。意外な登場人物が後半の方で面白い絡み方をしたし、ミッチ・マクディアーの家族や同僚との関係は文学小説にみられるようなこまやかさがあった。プロットの巧さに加え、ミッチがいったい何を考えているのがわからず読者は彼の行動から推察しないといけないところもサスペンスとなった。内的独白がほぼ皆無でミッチの行動を追うことでハラハラさせられるという仕組みは映画的で、面白いことに映画化されたものよりもずっと映画的であった。シドニー・ポロックよりもジョン・グリシャムの方が映画的語りをずっと理解している、ということか。知力と体力で悪者と戦うスーパーマン物語というところでも「モンテクリスト伯」と共通しているがこちらの方がページあたりに凝縮させた密度の濃さという意味で上かも知れない。 | ||||
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やはりグリシャムの最高傑作だと思う。 出だしからぐんぐん引き付けられてしまった。 ハーバード大を卒業して高給に誘われてMitcheliが 入った弁護士事務所がマフィアの御用弁護士だったとは。 ここを怪しいとみて探索を始めたFBIに目をつけられ、 逃げることもできなくなり協力をするが、厳重な マフィアの目をかいくぐれるか新妻と自分の命を かけた戦いが始まる。Mitchellの頭脳力がマフィアにまさるか。 FBIへの協力と引き換えに200万ドルと刑務所にいる 兄Rayの脱走を要求。RayとのからみがStoryに花をそえる。 終盤に絶対絶命に追い込まれFBIとマフィアの両方に 追われるが、それをどう抜け出すか。読んでのお楽しみ ! | ||||
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主人公は名門法律事務所に勤めます 給料が良い 待遇も良い しかしマフィアのマネーロンダリングのための事務所でした 真実を知った主人公は命を狙われます はらはら どきどき サスペンスの名作です 映画化もされました 彼の作品ではもっとも有名ですね | ||||
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最初の数ページで(場設定終了時点で)後の展開がわかってしまい、 んん〜〜て感じでした。最後は兄さんあんたさえ・・・なら 「サルの惑星?」・・・じゃんて感じです(ラストのお楽しみ)。 あんたいるから・・・・、いなかったら、そりゃぁそりゃぁ駄目 だけど。主人公も頭いいのか悪いのか、結局最後にいたるまでに 二つ大きなミスしてますよね、そら、キレられるわ!って 突っ込み入れてました。最後のラストの展開はだれにも 思いつかないでしょう(笑)。まあ、ページ数も少ないですから、 手軽に読めると思います。 | ||||
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リーガル・スリラーの旗手ジョン・グリシャムの代表作です。ハーバード・ロー・スクールをトップで卒業した主人公が就職したのは、テネシー州メンフィスのとある法律事務所でした。 仕事はきついが超破格の待遇に、野心家の主人公は疑うことなく仕事にまい進するのですが、実はこの会社、なんだか恐ろしい秘密を隠しているような・・・。トム・クルーズ主演で映画化もされていますので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。主人公ミッチ・マクディーが、鋭く切れる頭脳と大胆な行動力で、裏の姿を持つ会社と対決するストーリーはまさに手に汗を握る展開です。ただ、会社側の人間もミッチに負けず劣らず頭がいいはずなのに、意外とお人よしのところがあったりして、「お前ら本当に頭いいのか?」と思わず突っ込みたくなったりします。(笑) | ||||
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この作品も映画にもなりましたし、ジョン・グリシャム自体、日本でも知名度のある作家なので、この作品の内容については今さら語る必要はないでしょう。自分は日本語版を既読でこの原書にチャレンジしたのですが、想像以上に読みやすくてびっくりしました。大学受験程度の英語力ならば十分に通用するのではないでしょうか。使われている単語も特に難しいものでもありません。一度、挑戦してみてはいかがでしょう! | ||||
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