なぞの目撃者: 少年弁護士セオの事件簿1
- ゴルフ場 (21)
- 少年弁護士セオシリーズ (6)
- 法廷ミステリ (212)
※タグの編集はログイン後行えます
※以下のグループに登録されています。
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
なぞの目撃者: 少年弁護士セオの事件簿1の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
素人がプロの翻訳家の仕事に意見するのはおこがましいが、最初に原語のペーパーバックを手にした者として、本書に若干の違和感を感じた。 元々原作もグリシャム氏による子供向けの司法物。法廷ものであると同時に米国の裁判制度の説明本でもある。 原書も平易な単語でわかりやすく書かれているが、子供向きにしては挿絵があるわけでもなく文章が多い印象。実質的にはティーンエイジャーあるいはアメリカ司法制度に詳しくない人達を対象にしていると推察する。 本書は、翻訳によりさらに読みやすくなり、もっと下の年代も楽しめるようになっていると思う。 ただ、その翻訳が、かなりの意訳あったり、一部端折ったり、文章の順番を変えたりしていて、原文から受ける印象と若干異なってくる。 例えば、冒頭の「セオドア・ブーンは、たいてい、朝食をひとりで食べる。〔改行〕ひとりっ子だから、というわけじゃない。」は、“Theodore Boone wan an only child and for that reason usually had breakfast alone”となっていて、「セオはひとりっ子なので朝食はたいてい一人で食べる」という逆の意味ではないかと思う。 また同じく1章の「ミセス・ハーディは、裁判所にいる秘書のなかで、セオの一番のお気に入りだ。母親より若いし、それに美人だ。」は、原文では“She was not quite as old as Theo’s mother, he guessed, and she was very pretty. She was Theo’s favorite of all secretaries in the courthouse.”である。 翻訳の方では、“セオがミセス・ハーディを好きなのは、母より若くて美人だから”というニュアンスを受けるが、英文の方は、“彼女は母より若そうで、とても綺麗で、裁判所の中でセオが一番好きな秘書だ”というように理由ではなく順接のように感じる。 どちらでも大勢に影響はないが、若干セオのキャラが変わってくる。 そして一番気になったのはカッコ書きでセオが思っていることを書いたこと。これにより、大分読みやすくなったが、原文で()はない。該当箇所も確かにセオ心の声の時もあれば、状況説明の時もあるので、かなり大胆な翻訳だと感じた。 勿論、翻訳者の力量により、本書がよりわかりやすく、さらなる躍動感が出てきたことは評価に値する。 翻訳“translation”とは解釈であり、一語一句正確に訳すのが義とも思わないが、「わかりやすさのため訳す順を変える等一部変更あり」等の但し書きがあった方が良かったと思う。 訳者あとがきのアメリカの司法制度についての解説は白眉。 もう1つ良かったことは、今まで原書と翻訳本を両方読む際、翻訳本を読んで原書はパラパラと頁をめくって読んだつもりになっていたが、本書の場合は“まちがいさがし”というわけではないが、違う箇所が気になって、原書もじっくり読めたこと。訳者に感謝。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリードラマやアニメに興味を持ち始め、特に弁護士や法医学に関するドラマを 気に入って観るようになった小4になる息子。 ドラマもいいけど、本で何かないかな?と探していたところ、 Amazonで高評価のこのシリーズを知り、購入。 著者が外国人なので、舞台も登場人物も外国の設定なのでどうかな?と 思ったけれど、物語の面白さが勝つんでしょうね、関係なく読み進めて 行きました。 買ったその日に半分まで読んで、2日で読破。 とても面白いみたいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まだ少し時間がかかりそうですが、じっくりと読んでいる小学4年生です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現在の裁判構造に絶望した感のあるジョン グリシャムが、アメリカの理想とする司法制度を少年の目で表しています。 巻末の米国制度の解説はわかり易く、米国紛争に巻き込まれる可能性のある会社に勤めている大人にも読んでほしい。 予定調和的ストーリーなので、安心して子供たちに勧められます。 テレビドラマ風にセオの世界は続くので、2巻以降も必読です。 ただ、理想的なアメリカ社会の豊かさに驚きます。 生活保護を受けていたり、家族が破たんしている人も出てきますが、普通の家族は住宅街の一軒家に自家用車が当たり前です。 両親の仕事場は家から10分位で、よく働く経営者以外の人の勤務時間は九時五時、金曜午後の裁判所は閑散としています。 児童の課外活動には父母がボランティアで参加するし、他校へ遠征に行ったり、ボーイスカウト活動ではかなりの人数が屋外キャンプ活動もします。 この豊かさを確保するためには、国内単純作業には不法入国者を安く使い、他国には不利な条件で無理やり製品を買わせたり、複雑な金融システムを利用して他人の金を吸い取る必要があるんじゃないの?という疑問が沸いてしまいます。 女の子は、トラブルに巻き込まれたり、主人公を応援したりだけ。 まあ、米国の田舎は男社会だから、少女が独立して行動するのは危険なのかも。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
優れもの。使い勝手がよくしかも安い割に重宝してます。お勧めですね | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 16件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|