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円卓
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円卓の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.20pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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文学的素養の高き者、手に取るべからず。無茶苦茶である。無茶苦茶ラブ。琴子ラブ。 無茶苦茶ゆえ、映像化すれば面白かろうと思っておりましたらば、TSUTAYAにて発見。 芦田愛菜ちゃん主演『円卓』こちらも鑑賞せねばなりますまい。 | ||||
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面白いです 流石、西加奈子ここにあり、でした、 中古本で、購入したのですが、本も、新しく問題ないと思いました 内容も、面白くて、大好きです どう、コメントしたらよいのか、実に面白良かったです | ||||
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最初っから笑って笑って、ほんま声出して笑いました。 中に潜む(?)悲しみというか優しさとというか・・・・・泣いてしまいます。 でも関西の方言が分からないひとはこのなんとも言えんニュアンスが解りにくいんじゃないかとも思います。 | ||||
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気持ちがどうしても晴れず、前向きになりたいときは西加奈子さんの本を読みまくります。絶対肯定の世界、わーっと泣いた時のようにスッキリします | ||||
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こっこは忘れたくないこと、調べようと思った事をアリの写真のジャポニカ自由帳に書きつけている。そして分からない事は友達のぽっさんに聞く。 こっこの感じたものをぽっさんが咀嚼し、こっこに説明する。それをこっこの祖父・石太が英会話辞典を読みながら黙って聞く。夏の夕暮れの中。 そこで二人が辿り着いた答えは「想像する」というものだ。石太がそこに「イマジン」という解説をつける。「ただそれが大切がどうかはお前らで決めたらええ。」と話す。 そして夏休みが終わり二学期になる。 8才の一ヶ月半はとても密なもので、日焼けだけではない顔つきの変化に担任のジビキは驚き怯む。そして軽口をたたきマウンティングを試みる。 ジビキのこの怯えを私はよく知っている。 私が帰省して弟達に会った時の心の内そのものだ。一年に一度会うかどうか、その度に顔つきも身長も纏う雰囲気も変化する彼らに私はいつも怯む。そして彼らを揶揄ってみるも、彼らはそんな私を見透かす様に生意気な事を言ったり眩しい程の正論を叩きつけてきたりする。 夏休みの時代には、26才は完成された大人なんだとばかり思っていた。悩みなんて無く、自分の身の振り方も世界の仕組みも分かっていて「はやくこっちのステージにおいで」と言わんばかり優雅に子どもを見下ろしているとばかり思っていた。 ところがどうだ。夏休みを走り抜けるスピードに、その加速に私は怯むばかりだ。どうやっても彼らの勢いに追い付けない。 まわりが当たり前に出来る事がどうしても出来なくて、アホみたいに悩んだりしている。何が「優雅に見下ろして」だ。何一つとっても優雅ではないしそもそも自分の事を大人とも思えない。 こっこはある日、前の席の女の子が小さな白い紙に「しね」と書いて机に詰め込んでいる事を知る。やり場のない「しんどい」は「しね」という言葉となり机の中に詰め込まれる。沢山の「しね(しんどい)」はある日机から溢れ出し女の子はそのまま学校に来なくなる。 こっことぽっさんは女の子が学校に来る日の為に小さな悪戯を仕掛ける。 来れるように働きかけるというのではない事に、純粋な信頼を感じて読みながら私はまた怯んだ。 小さな白い紙は自由だ。「しんどい」も「愛しい」も「分からない」も同じ様に受け止める。 分からない事は「あかん」事ではない。分かろうとする過程が大事で、その過程こそが石太の言う「イマジン」であると。 こっことぽっさんのイマジンは小さな白い紙へと形を変えて、女の子の机の中に詰め込まれる。 またぽっさんの別のイマジンは「大人になりたい」という気持ちとともに、夕暮れの公園で流す涙の一粒に形を変える。 私のイマジンも美しく形を変えていつかどこかで光ればいい。 一人きりでは言葉にならないあれこれを誰かと一緒に咀嚼してもいいんだと、都合の良い様に解釈して今日も私はオチのない話を繰り返す。 大人にもなれず子どもでもない宙ぶらりんな私は、石太が言うように「イマジンに責任をもつ」事が出来たと感じた時「大人です」と言おうと思う。 そして誰かの机をイマジンで溢れさせようと思う。 | ||||
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主人公は小3?、小6くらいの方がよかったのでは? いや、自分が小学生の頃には生きている意味とか考えたことなかったから、どちらでも同じことか。 この本は、主人公琴子の家族とその周辺の日常的な描写が続く。取り立てて大きな事件が起こる わけではない。読みながら、いったい作者は何を言いたいのだろうかともどかしくなる。 しかし、読み終えて1時間ほどすると、ああそういうことかと分かってくる。 2011年の段階で、芦田愛菜主演映画を予想しているレビューがある。芦田のドラマMOTHERの 好きなものノートを連想する部分があるからだろう。琴子のジャポニカ自由帳の遠投事件後に、 ノートは、コッコとポッサン2人の好きなものノートになったということだろう。 このノートのコトバが琴子の友達への優しさ・思いやりを示すアイテムになる。 私は、小学生の頃から社会的成功が幸せだと思ってきた。人生後半の今になって、人生は日々の 連続、幸せのカケラが幸せと分かる。変な形の野菜をおもしろいと思える力が子供の力であり、 生きる力であり、幸せ力なのかもしれない。 生命は円卓のごとく、渦のごとく回り受け継がれていく。コトコ、後ろから読んでもコトコ。死に向かう 存在ゆえにいとおしい日々の出来事。生命賛歌、紙吹雪。 夕焼けか、そういえば最近みていない。 | ||||
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芦田愛菜ちゃんが映画で、「円卓」の主演をつとめるということで読んでみた。 面白い。とにかく読みやすくて、かわいらしい漫画のようだ。 映像が頭の中に自然にクルクルわいてくる。自分も8歳にもどる。 電車の中で還暦過ぎのおばさんが読むには少々きついくらい、笑える。 今は時間を見つけると、ランダムにページをパンとあけて読みだしている。 どこから読んでも新鮮な感覚がよみがえる不思議な文章というか漫画だ。 気持ちがいいくらい小生意気な、かわいい関西弁の「こっこちゃん」が愛しい。 子供なりに性の問題・政治問題まで一生懸命考えるが、わたしもこんなだったかな? と、戻れない脳みそを嘆いたりする。 小3の子供たちの一生懸命な短い暑い夏のお話。すぐに読めるが、後を引く。 文具売り場の「ジャポニカ」のノートや、中華屋の「円卓」が妙に気になる。 | ||||
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初めて西加奈子さんの本を読みました。 雑誌、東洋経済で紹介されていたのです。 子供の頃ってこんな風に感じてたな、と思い出されました。 いきいきしていて一気に読みました。 おすすめです。 | ||||
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まだ読みかけですが、途中 声を出して笑ってしまう場面が効かないあり、楽しい本ですね。気張らずに読める本だと思います。 芦田愛菜ちゃんを想像しながら読んでいます。 | ||||
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こっことぽっさんの関係が好きです。来年映画化が決定されたみたいで、早く見に行きたいです。 なんと、こっこちゃんが芦田愛菜ちゃんとは、すごく期待しています。 | ||||
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小学生ながらすでに中二病なこっこ。 そういうのあるある、と思いながらけっこう感情移入しながら読んでました。 前半はそんなこっこと同級生や家族との関係を息の短い文で書いていきます。 ある事件を境にこっこ自身の世界観ががらっと変わり文も少し変わっていきます。 あとから反芻したくなる作品です。 | ||||
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面白かったです。 ジャケットも題字もインパクトがある!!! 登場キャラクタが魅力的。 自己主張をしているキャラクタ達でした。 そしてなにより!!! ぽっさんがいっちゃんカッコええです。 成長しても、彼の性格の魅力は損なわれないと信じています(笑) ことこの、ぽっさんに対する尊敬の意は失われないだろうし、 世界に対する鬱憤は、 ラスト頁の「円卓」によって少しずつ昇華されていくんでしょうね。 ぽっさんとことこの会話が好きです。 哲学で、とてもシンプルで、逆に考えさせられました。 | ||||
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子供の頃、学校において眼帯、包帯、松葉杖は ドラクエ2中盤での「はやぶさのけん」くらいレアなアイテムだったなぁ 孤独にあこがれる大阪のガキで大人な小学3年生の琴子こと”こっこ”の 非凡な人たちに囲まれた「平凡」な日常 関西弁での会話がテンポよく読め、クスツとさせる やっぱ元関西人としては風景が脳裏を過ぎり映像化し易い 「ははっ!おもろいやんけ」 購入後、早速喫茶店で読んだところ、不覚にも声を出して笑ってしまった もしかして”まなちゃん(関西人)”で映画化? | ||||
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なんて温かく、もどかしいくらい誠実で、笑かしてくれる物語だろう!大阪最高、西さん最高! 前半はまるで上質な翻訳小説のようで、アーノルド・ローベルの「ふくろうくん」とかを読んだときみたいな幸福感を覚えた。 こっこは個性的だけれど、彼女の考えは誰もが一度は経験したりかすったりしたことがあるもの。だから、決して「ありえへんやろこんな子!」とは思えない。それは、吃音のぽっさん、韓国人の朴くん、ベトナム人のゴックんも同じ。個性的で面白く、いちいちツボに入るし印象的なのに、決して「嘘」と思えない。それは、やっぱりこっこを媒介にした西さんの世界への誠実な視点があるからだと思う。「変質者」の鼠人間のインパクトもすごいけれど、嫌な感じがしない。こういう描き方って他にないと思う。 こっここれからどうなっちゃうの?と心配だったけれど、夏休みを堺に彼女が「イマジン」を学び、成長できる予感が提示されたのでとてもいい結末。 | ||||
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ものすごくおもしろい。 出てくる人みんなが個性的。鼠人間でさえ愛らしい。 直球、変化球、重い球、軽い球、すべての会話がいい。会話の部分だけ繰り返し読みたい。 最初は主人公琴子が小学3年生なのが「?」と思ったけど、読み終わる頃にはアリかなと思えてきた。 小学3年生ならではの発想で、家族、友達、差別、学校などいろんなことを考えさせられる。 読み終えるのがもっったいなかった。シリーズ化してほしい。 あいこがつづく時間 っていいなぁ。 | ||||
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