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赤いオーロラの街で
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赤いオーロラの街での評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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騒動の中で出会った女性と結ばれたり,訪れた土地の人々とふれあい,助け合いなど, 確かに『人と社会の物語』であり,どこかで起きるであろう一コマだとは思うのですが, 全世界で停電という事態の割には緊迫感に乏しく,きれいすぎるというのが第一印象です. また,自分を見失っていた青年が,新たな地で人のためにと動く姿が描かれるものの, あれこれと手を広げすぎるせいか,どれも始まりだけであとはあっさり片付いてしまい, 努力も人々が生きる様子もどっち付かずで,もう少し絞り込んでもいいように思いました. 最後も都合のいい展開をはじめ,希望を抱く結末はいいのですがいささか蛇足気味で, 自らも捨てた東京,そしてこの国がどうなるのか,さらには各国の様子がまるで見えず, 危機感を煽る謳い文句に対し,楽観的な描かれ方にどうしても違和感が拭えませんでした. ただ,こんなところにも電気がという驚きはもちろん,それが止まることでの影響など, 電気がある生活が当たり前の今,『シミュレーション小説』としては興味深く読めました. | ||||
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