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処刑タロット
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処刑タロットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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『スポーツ研究会』の鳴海恭平と須野原大地は収集・分析したデータを運動部に売ることで小銭を稼いでいたが 生徒会の圧力でそれができなくなり、鳴海は妖精から見せられた動画に映っていたロシアンルーレットをする 少女を探すべく校内のゲーム制作同好会『サークルK』が制作したVRゲームに参加し、VR酔いするためゲーム には参加しない須野原はプログラミングをしながら生徒会への復讐を窺う毎日を送っていた。 そんな中、一緒に裏のゲーム『サドンデス』に参加してくれる人物を見つけるという目的を達成したため 『サークルK』を解散した片桐渚が現れ、鳴海を裏のVRゲーム『サドンデス』へと誘う――が 序盤のストーリー。 本作は三つの連絡短編で構成されており、 『炎上する塔』はストーリーを通じてそれとなく『サドンデス』のシステムを読者に教えるとともに、 ロシアンルーレットをする少女こと伊刈梨々花を見つけ出し、彼女と片桐渚がスポーツ研究会に入るまでを 描き、『異世界RPG』は『サドンデス』ではないが、多くのプレイヤーがログインしたまま現実世界に 戻らなくなってしまったRPGの姿と、福永紅とのコンタクトを描いており、『切り刻まれた悪魔』では 土橋真二郎作品の最大の特徴であるゲーム理論を活用したストーリーが展開されており、本作では ペナルティのカードを交換するやりとりそしてチーム戦による他チームとの心理戦そしてゲームの本質の 部分の描写にそれが遺憾なく発揮されている。 また、登場人物たちがなぜわざわざリスクの高いデスゲームに身を投じるのかという理由や行動原理が 描かれている一方、VR空間での死と現実世界での死が同一という設定なのであれば、少々グロテスクでも その末路を描いたほうが良かったのかも知れない。なぜならあえて作者がそうしているのかも知れないが、 本作においてデスゲームでありながら死そのものをあまり深く描いていないからだ。 そしてなぜ『サドンデス』が存在するのかそしてそもそもどうして生徒会はスポーツ研究会を嫌悪するのか という謎の解明については次巻以降に期待したい。 | ||||
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タイトルにも「処刑」、内容は「デスゲーム」のオムニバス式。読んでいて難解な点も複雑な設定もなく、 何故か水着だのビキニアーマーだのを着せられる女の子のライトなお色気もあってサクサク楽しく読んで いけた。多少あざとすぎるシーンもちらほらあったが。 しかし読了後振り返ってみて何か物足りない。各話終始クライマックスを除きキャッキャウフフで明るく 楽しくお色気もあるよで進んでいくだけで、デスゲームに挑む悲壮感が無い。また、全てに渡ってゲーム 制作者の裏の意図を読み取ることに徹し、心理戦ではあるかもしれないが頭脳戦では無い(最後の章を除 く)。両方揃って初めて「ゲームの天才」と自称できるのではないか? ただまあ、そこまで穿った見方をしなくとも、ラノベなんだから楽しく読めればそれでいい、というので あれば★4つ、「なろう」にあったら当たり程度の面白さではあったと思います。 | ||||
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うん、面白かった。 内容は久々のデスゲームですが、強制ではなくリターンを求めてプレイヤーたちが参加しています。 ゲーム内容は、南の島での脱出、VRのロールプレイングゲーム、樹海でのカードゲームと大きく三つに分かれています。 個人的には大きなゲームを一つやってほしい気がしますが、それぞれオチもしっかりしていてそれはそれでよかったです。 デスゲームなのに、キャラクターたちにそれほど悲壮感がなく、なんとなく楽しそうなんですよね。 でも、やはりポイントでは極限の心理描写がしっかりしており、気づけばページをめくっています。 個人的なお気に入りキャラクターはナギちゃんです。 | ||||
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