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ウォークイン・クローゼット



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ウォークイン・クローゼットの評価: 3.36/5点 レビュー 11件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.36pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全11件 1~11 1/1ページ
No.11:
(2pt)

これはちょっといただけなかった。

2編とも、何を描きたかったんだかわからず。いまどき風なストーリーを書いてみました、というだけに感じられた。内容が薄過ぎます。
ウォーク・イン・クローゼットAmazon書評・レビュー:ウォーク・イン・クローゼットより
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No.10:
(5pt)

驚くほど生身の人間が書かれている

久しぶりに綿矢先生の本を読みましたが、小難しい比喩を使わずにさらりと登場人物を表す文章がお見事でした。
ウォークインクローゼットのさきちゃんに共感する部分が多く、自分の中のもやもやとした感情が的確に表現されていて読んでいてとても気持ち良かったです。
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No.9:
(3pt)

恋愛至上主義の女子のささやかな成長物語「ウォーク・イン・クローゼット」

タイトル作は、恋愛至上主義の女子のささやかな成長物語。

男女問わず、異性に対する戦闘モード的な時ってあるよなぁ。反省もままならず、失敗を繰り返すこと度々、という主人公の生き様にととりあえず共感してしまった。幼なじみのプチ有名人にスキャンダル発生。彼女のために奮闘する主人公は、と続く。

収録作の「いなか、の、すとーかー」は、駈け出し陶芸家へのまとわりつくストーカー女子らの話。イタい女子らの謎にみちたアブない行動。こわっ!と読み進めるうちに、いつの間にやらきれいにまとまってしまった。失速・・・
ウォーク・イン・クローゼットAmazon書評・レビュー:ウォーク・イン・クローゼットより
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No.8:
(4pt)

前向きになれた。

発売した時に購入していましたが、Kindle版をAmazonで改めて購入しました。

2編の中編小説が入ってます。
『いなか、の、すとーかー』
新進若手陶芸家が、ストーカーに悩まされるお話。東京で活動していたけれど、作品のために水や土など環境の良い故郷に帰りアトリエを構える男が主人公。
密着のテレビ番組に取り上げられたり雑誌に出たりと少しミーハーに取り上げられることに戸惑いながらも作品が評価されることに喜びを感じている。地元の男友達や、自分のことを好いてくれてる幼馴染とともに楽しく暮らしている。しかし、そこに昔から付いて回っている中年女性のストーカーがやってきて……というお話。

幼馴染の果穂の話し方がすごい嘘くさくて何か違和感があるんですが(コントみたいにベタベタな会話)、結末まで読むとわざとそういう話し方にしてるんだろうな〜と思いました。

アーティスト(小説家もそうだと思います)は物を0から作り出せて、それで人の心を震わせることができて、それってその人が持つ素晴らしい力なんだけど、それは周りの色々な人、ものを搾取することによって成り立っている、そして、素晴らしい作品であればあるほどマイナスにもプラスにも人の心を強く動かすっていうこと。自身が創作者でこれを分かってて、尚且つそれを小説という作品にて表現できるのが、すごいですね。
アーティスト批評小説ですね。
主人公が男なんですが、これは絶対男じゃないとダメな気がしました。ストーカー被害受けるのも思わせぶりな態度で勘違いさせるのも、男女逆だと印象変わって別の話になっちゃうので。
そこにちょっと男女の違いも感じて、小説の主題とは関係ないとこで色々と考えました。

『ウォーク・イン・クローゼット』
洋服が大好きで洗濯にもかなり拘っている主人公。でも着たい服を着ているわけでなく、基本的には男ウケする服を着ている。
今も付き合いのあるタレントとしてテレビで活躍する幼馴染のこと、片思いして振られたことがあるが今は良い友達の男との関係、そして30手前で焦りながらもなかなか上手くいかない主人公の恋愛のお話。

綿矢さんの小説は、ある価値観から(例えば世間の目から)悪く見えても、本人が幸せなら、時には本人が幸せでなくても、そこに本人自身から出てくる力みたいなものを感じることができればそれが一番尊いものなのだってことを強がりじゃなくて(ここが重要)、思わせてくれるところがとても好きです。
あと洋服をハウスクリーニングする人は結構わかるわかる〜〜って思うこと多いので、オススメです。

2話とも大好きで面白かったんですが、わりとわかりやすいハッピーエンドで終わったのが、良識的なかんじがしてちょっとだけ物足りなかったです。
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No.7:
(4pt)

タイトル以外のすとーかーのやつもよかったです♪

表題作ではない、いなか、の、すとーかー……。
なんていうか、自分の占有しているとおもっていた人が自分の故郷を利用しているように見えたり、
二人のストーカーがいたのが面白かったです(笑)(というか果穂さん、居る系の人間ですけど、ちょっとぶっとんでますね)これはきっと好きな人への嫉妬もあるし、憎悪もあるんだろうなあって思いましたし、極端ぶりな書き方がとても面白かったかもです。それに主人公の透も変わりましたね。

ウォークインクローゼットの方は、よくあんな子供の時のだりあと友達でいたなあ……とかまあそれは置いといて、流れがスムーズでとても良かったです。綿矢先生の作品でこんなにいいと思ったのは珍しい(笑)かもです。
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No.6:
(2pt)

つまらない

「勝手にふるえてろ」を映画でみて、綿矢さんの本を読み始めました。蹴りたい背中、インストール、かわいそうだね。
そして本作。今回のははっきりいってつまらなかった。(特に、いなかの・・)
どうでもよいことが深く掘り下げられていたりするのだが、なんのオチも、感動もなく。
これまで読んだ本(作者の瑞瑞しい感性が感じられる本)とはあきらかに趣が違うと感じた。

次読む作品に期待します・・
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No.5:
(4pt)

まだまだ伸びている

久しぶりに読んだが、やはり巧い。
人間の感情の取り扱いだけでなく、ちょっとした風景・エピソードにも感心させられる。
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No.4:
(5pt)

面白かった

久しぶりに綿矢りさの著作を読んだ。

いなか、の、すとーかー…
読んでいて怖くなった。

ウォーク・イン・クローゼット…
p116あたりで、
友だちと約束したときと、実際に会うまでの気持ちの変動を
とてもうまく描写している。
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No.3:
(3pt)

あまりおもしろくない

著者の作品のなかでは比較的読める内容だった。しかし、ディテールにこだわりは感じられるが話はあまりおもしろくない。
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No.2:
(3pt)

毛色の違う2つの中編が収録されています

表題作の「ウォーク・イン・クローゼット」と「いなか、の、すとーかー」の中編2本を収録しています。

「ウォーク・イン・クローゼット」は私が彼らより上の世代だからなのか、なんとなくほほえましい気持ちで読めました。
好みでない服で着飾って自分を武装してまでも素敵な彼氏をゲットしたい!!・・・
というタイプの女に好感を持つ女性は少ないと思うけど(たとえ自分がその種類の女であっても)、
主人公は 休日にその武装用の洋服達を大事に丁寧に洗濯してケアするのが至福の喜びだというからたまらなく愛おしく思えます。
これが彼女の美徳であり、人間性が出ているから嫌いになれません。
彼女はまだまだいい女にはほど遠いけど、
だりあから送られてきた大量の服を「今の自分には着こなせない。でもいつかこれが似合う女になってみせる」と思うあたりに成長を感じるしね。
早希もユーヤも一皮むけていい女(男)になって、今ならいいカップルになれる気がしてなりません。二人の未来はきっと明るい♪
綿矢りささんは現代の若者のあざとさ・毒・冷めてるとこ・・・などを書かせたらうまい作家だと思っていたけど、
この主人公の根本にあるものはそういうのとはちょっと違う気がしました。

「いなか、の、すとーかー」は綿矢さんが書くべき題材なのかな?
ストーカーものにはもっと陰湿で粘っこくて・・・みたいなものを期待するけど、それに関してこの作品はあっさりしすぎていた気がします。
なぜ砂原さんがここまで執着したのかが不透明なので、そのへんを深く描いてくれれば印象も違ったかもしれません。
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No.1:
(2pt)

うーん…

「蹴りたい背中」「かわいそうだね」などが好きで、今回は装丁のかわいさと冒頭部分を読んで見て、おもしろそうだったので、ワクワクしながらページをめくりました。

二十代後半の主人公が、自分が着たい服よりモテを優先させた服に身を包み、まだ見ぬ彼氏とのデートを妄想しながら服のコーディネートをする…みたいな出だしは期待しました。

モテを意識したコーデは自分の戦闘服で、欲しいものを掴もうとする女子の切なさや抗いなどを読ませるのかな、と思いきや、幼馴染みのタレントだりあの妊娠、マスコミからの逃避劇、
出産までの手助けと、急に話がバカみたいな少女漫画路線(しかも昔のありふれた)になりました…。
タレントだりあの子供時代のエピソードも、とってつけたような印象だし、意味がありそうで雰囲気だけな気がしました。

正直、かなり古典的というか古くさいありふれた場面を集めたような話です。

好きな作家さんでしたが、もう読めないなぁ。
もうひとつ話が収録されてますが、もう読む気力がなくてあきらめます。
ウォーク・イン・クローゼットAmazon書評・レビュー:ウォーク・イン・クローゼットより
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