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消えた玩具屋
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消えた玩具屋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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傷心の詩人はオックスフォードにあてもなく旅に出ます。 何も計画もなく降り立った地。 どうにでもなれという気持ちで男は玩具店の中に入りますが… そこは凶行の行われた現場だったのです。 そして彼は、それを見たがために 卒倒させられてしまいます。 謎の事件に巻き込まれた男は 騒がしい友人とともに、消えた玩具屋の謎を追っていきますが… ミステリーというよりは一種のコメディーかも。 追って追われてという展開もそうですが、 なかなか友人が犯人を追い詰める手段が 強烈でして… 強力な拷問を用いる場合もあったり、 おめおめと殺される危機に陥ったり… 無謀なんですよね。 まあ、一応事件は解決しますが 待ち受ける結末は 「そりゃあそうだろ」と言いたくなるはずです。 | ||||
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不気味な状況での殺人事件など不可解な謎の提示、そして、主人公はじめ愉快な登場人物達が織り成すファース(ドタバタ喜劇)…と、 話としては無難な面白さがあったと思います。 しかし、あまりにファース的な場面を出し過ぎた為に、不気味さが減じ、結果、面白みも少々失われてしまっています。 また、犯人は意外で面白かったのですが、不可解で不気味な謎が提示されていた割に、トリックは大したことなく、最後は肩透かしを食った様で、 いささか残念でした。ミステリーとしては、中堅どころの作品でしょう。 そこで結論としては、「無難に面白かった」という評価しか出来ない為、星3つが妥当かなと。 ちなみに、以前、同じ作者の『お楽しみの埋葬』をレビューに書き、星5にしましたが、あちらは全体的なバランスが良く、 こちらの『消えた玩具屋』もそれと並ぶ代表作と言われている様ですが、ミステリーとしてのレベルは大分異なると思います。 否、そればかりか、読み物としても、あちらの方が幾分面白かったですね。 | ||||
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「お楽しみの埋葬」と並ぶ作者の代表作。クリスピンの特徴は、伝統あるイギリスの(ミステリの冠の付かない)教養小説のような文体で物語を綴りながら、最後で上へ下への大騒ぎを繰り広げる落差感である。 その騒ぎもアメリカ流のスラップスティクス流ドタバタではなく、牧歌的で明朗なものである。本作も事件の進行そのものよりも、最後に待っている「から騒ぎ」が読み所となる。イギリスのケンブリッジやオクスフォードのような田舎の大学町が持つ、伝統と明るいユーモアが楽しめる佳作。 | ||||
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