■スポンサードリンク
愛は血を流して横たわる
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
愛は血を流して横たわるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大昔に「消えた玩具屋」を読んで以来、久々のクリスピンでした。「消えた玩具屋」はとても気に入りました。といっても、はるか昔のことなので記憶に残っているのは夜のオクスフォードがいい雰囲気だったということくらい(汗)。今回、こちらの作品を読んで、この人はユーモア・ミステリを書く人だっけ?と驚きました。ファース(どたばた喜劇)の風味が強く、殺人事件の捜査やトリックよりも、むしろそちらの方が強調されている感じです。ただし大笑いするのではなく、イギリス風のくすっと笑える、そして教養に裏打ちされた上品な笑いです。 連続殺人事件なのに陰惨な雰囲気はまるでなく、むしろ明るいというか・・・そのあたりが逆に個人的にはちょっと物足りませんでした。クリスピン自身はディクスン・カーのファンで、「曲がった蝶番」を読んで感激しミステリ作家になったということなので、もう少し怪奇小説っぽい雰囲気が出ていたらよかった・・・と思いました。 まさに古き良き時代の英国ミステリという感じで、おっとりした作風が好きな人にはおすすめです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
地方都市の学園で続けて起きた事件。少女の失踪にはじまり、理科室からの薬品盗難、そしてとうとう教師の一人が殺される。 序盤から次々に事件が起きても、事件、関係者への訊問の繰り返しで淡々と物語は進むのだが、そのわりには飽きずに読み進められました。 ある一つのモノを鍵に、一見なんの繋がりもなかったようにみえた事件が次第に解き明かされていくあたりは圧巻。難を言えば、トリックがややこしく、わかりにくかったことかな。 じっくりと腰を据えて読むのにちょうどよい、味わいのあるミステリでした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!