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大聖堂は大騒ぎ



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【この小説が収録されている参考書籍】
大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集)

大聖堂は大騒ぎの評価: 3.67/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.67pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

フェン先生、またも笑かしてくれます。

いつ出るか、いつ出るかと心待ちににしていて、やっと手にすることができた作品。文句なしの傑作というわけではないけれど、決して読んで損はなかったというのが正直な感想でしょうか。冒頭のデパートでの乱闘シーンは本筋に直結しているとはいえ、ちょっとサービス過剰かなという感じ。おまけに、「お楽しみの埋葬」に出てきた社会主義者の貴族のお仲間みたいのが出てきたりして、イギリスの貴族ってみんなあんな・・・わけないよねぇ。それから、フェンとその友人でこの作品の主人公ともいうべき人物が事件の関係者の家を訪れた際、ペットとして飼われていたカラスをダシにして二人がE・A・ポーの「大鴉」を暗唱しあう場面、しかもそれが「アッシャー家の崩壊」のラストを髣髴とさせて、よくもまあやってくれるわい、と家族の顰蹙をものともせずクスクス笑いながら読みました。さらに、カーといい、クリスピンといい、なんで登場人物がああも簡単にすぐ恋に落ちるの、と思っていたのですが、ああいう結末になるとは・・・。なんとなく、笠井潔さんの「矢吹駆シリーズ」の某作品を思い出しました(ン、こりゃネタバレになるかしら)。ミステリー本来の評価とは関係ないことばかり書いてしまいましたが、クリスピンの場合はそれがまた楽しいんですよね。
大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集)より
4336044392
No.1:
(4pt)

怪奇!降り注ぐ墓石

密室の中の大聖堂で降り注ぐ墓石によって圧死するという事件を扱った密室もの。この不可解な状況、黒ミサ等の怪奇趣味、エスピオナージュ、淡い恋愛もの、サスペンスとかなり盛りだくさんな内容に文学的引用で装飾をしたエスプリ溢れるミステリです
大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集)Amazon書評・レビュー:大聖堂は大騒ぎ (世界探偵小説全集)より
4336044392

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