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夫婦茶碗
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夫婦茶碗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全42件 1~20 1/3ページ
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どうしようもなくダメな人間を描いているのに,その根底に純粋さというか生真面目さが感じられて面白い。堕ちていく過程が悲壮感を伴っていないところが不思議。常識に縛られがちな脳内をガンガン壊して風通し良くしてくれるような作品。 | ||||
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『くっすん大黒』と同時収録の『河原のアバラ』のダメ人間さがすごかったけど、『夫婦茶碗』はそれに負けず劣らずのダメさで、『人間の屑』でダメ人間の頂点を極めた感じする。実際、バンドやってる人間ってダメだしね。 若い頃ってこういう文学を受け付けなかったけど、年を取るにつれてわかってきますね。 | ||||
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くっすん大黒,切れ切れ,告白,バイ貝,外道の潮騒,テースト オブ 苦虫など マーチダさんの作品を読んだ中で No1だと思う夫婦茶碗. 真摯に真面目に生きようとしている努力の姿が 笑いをもたらす. なんともええ感じ. | ||||
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この2作品が著者の最高傑作、かはともかく最も好き。「靴」で爆笑。笑い過ぎて腹痛いよ。スーパーで餃子売ってるとこで客が全然来なくてさぼって席を外したことろに運悪く客が来るとかあるある過ぎて。ファミコンで遊ぶのにポップンツインビーとダブルドラゴンってゲームのチョイスも完璧! | ||||
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読んだ中では、これが一番はじけてて、とっ散らかり過ぎず、無理してない感じ。名作です。 | ||||
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自分は町田康の文体が好きだ。もちろん内容も好きだけど、とくに文体が好きだ。文体にかんしてはスタパ齋藤と町田康にはおおいに影響を受けた。自分にとってはそれほどの人物である。 まじめな人間がまじめにふるまっているだけなのに、的が少し外れてしまっているがゆえ、どこかおもしろおかしくなってしまい、それがじわじわとずれてゆく。その間当人はずっとまじめに真剣である。そこにおかしみとやがて悲しみが生まれる。そしてそれを独特の文体でもってグルーヴさせる。おもしろみがさらに加速する。 話し手が主人公であり、他人の視点に移らないため、初めて読んだときは小説なのか独白なのかはたまた日記なのか見当がつかなかった。それは自分があまり読書をしないせいもあるのだけど、それだけ文章に体重がのっていることの裏返しでもある。 | ||||
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まるで音楽のようにズム感のある文章で、テンポよく読み進められます。 ただ、音楽と言ってもクラッシックやポピュラーミュージックのそれではなく、もっとノイジーで拍を食いぎみに進むパンクミュージックのようなスピード感です。 作者が昔パンクミュージシャンだったことと結び付けるのは安直なのでしょうが、とにかくこのリズムが心地いい! 町田さんの作品で初めて読んだ作品なので個人的なおもいいれもありますが、電子書籍で再読してみると、改めてよい作品だなあと思いました。 特に後半の「人間の屑」は、人間のダメな部分を主人公に凝縮することによって、駄目人間にまつわる苦悩や悲哀も凝縮するといういつもの町田節がとてもストレートな感じで表現されていて、とても素晴らしいと思います。 町田ワールド入門の作品としてオススメです! | ||||
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ピース又吉さんのオススメということで読んでみた。 凄く面白かった。 同時掲載されている『人間の屑』も面白かった。 町田ワールドにはまりそうだ。 | ||||
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又吉大先生の帯に引かれて買って良かったです。アナルインパクトは一生忘れません(笑) | ||||
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読み出して止まらなくなった。 表題の夫婦茶碗の主人公もどうしようもないろくでなしだが、 人間の屑の主人公がそれを上回ってしまった。 こんな人間が世には存在するんかー、と 素直に感心した。 フィクションだろうけど。 | ||||
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もっと抑制が効いてる印象があるが、歌手時代から引き続く独特の言語感覚に伴走できるなら楽しめるはずの二編。 | ||||
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著者の作品を初読。読み始めて、“なんじゃこりゃ”というのが率直な感想。「げほげほげほ」、「エイエイオー」、、、って、いきなり面喰らった。こんなのあり?あの伝説のパンクロッカー、町田町蔵という名が無ければ、もしかしたら読むのをやめてしまっていたかもしれない。それほど初めは刺激が強すぎた。しかし奇想天外な作品世界に引っ張られて読み進めるうち、いつのまにかのめり込んでいる自分がいた。尋常ではないおちゃらけ、おちょくり、錯乱。時々、背中がぞくぞくするような言い回しがあったりする。これは書こうと思ってもなかなか書けるもんじゃない。だいだいこういうものを書いてしまうことがとにかく凄いこと(革命)かもしれない。常時味わうには毒が強いが、時に無性に欲しくなる。駄目な人は全く受けつけないかもしれないが、既存のどこにも属さない町田ワールドというジャンル。中指立てて舌を出し、唾をはきかけて、文学におけるパンクムーブメントを起こした。 | ||||
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思い描く人生からどんどん離れていってしまう滑稽さ、悲しさ。 「夫婦茶碗」の主人公は何とか家庭を円満なものにしようと頑張り、最期には茶柱にすがる姿がかわいらしく哀れです。「人間の屑」の方は、目先の人参を追いかけては取り損ね、やっと取ったかと思ったら、違う人参に引っぱられて、まるでイソップの欲張り犬状態。それでも、普通に見える人々もこんなダメでしょうもない部分をけっこう抱えているのでしょうね。 | ||||
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町田康を知らない人が最初に読む短編としてお勧めです。 作者の町田氏は既に知名度が高くて、先入観があると思うのですが あまりそういうことを考えず、気楽に読んでみて 面白かったら「フフッ」と笑う、それが一番楽しい読み方かな と思います。 この本を読んで面白かったら、他の町田本も楽しめると思います。 町田本の入門として最適な作品でしょう。 | ||||
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すいすい読めるけど、いくつもの笑いのトラップで先に進まないかもw 普段あまり小説を読まないという方にもおすすめでーす ちょっとクセがありますが、気に入ったら町田康がクセになりますよ! | ||||
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絶句する。 あきれた男の話。 妙に几帳面な卵の整頓にのけぞる。。 この偏執的な性格がかえって男を自堕落たらしめるのだろう。 頭がふくらんだりしぼんだりする妄想に取り付かれたくだりには 涙が流れた。笑死寸前、悶絶。。。 ホンマに悶え苦しみますよ。 だから電車とかで読んだらあきませんよ。 途中から加速する妄想とそれによって物語りにもたらされるスピード感に 読むほうはぐらぐらしてくるんだが、もう止められん。。 「人間の屑」の方がその傾向が強かな。 とことんあきれた男の話だが、なかなかぴゅあな愛情物語。 これ読んで「ほっこり」となれる人を私は断然信用する。 くれぐれも公衆の面前での読書は避けられたい。 | ||||
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町田康さんが『くっすん大黒』で話題になっていた頃、「ふーん。パンクやってたあの人が純文学かあ。そういう冠付きの転身が売り物なだけなんだろな〜」と気にもせずスルーしてしまった記憶がある。高校時代に映画『爆裂都市』を再々ロードショーで東京の池袋の映画館で観て「そういや映画にも出てたよな」と思った記憶もある。そして積本状態で10年近く経過して本作を読んだ。 才能ありますな〜。キレのある、逆に言うとブツ切り感のある文体が読みずらい方もいるだろうが、特にタイトル作の『夫婦茶碗』の創造性はかなりのものがある。上方落語と古典的純文学等のエッセンスを十二分に自分のものとした表現技術はなかなかのものだ。 最近では長編『告白』がかなりの評価をされているようなので、沢山の積本をかたずけてから、じっくりと読んでみたい。 やっぱり食わず嫌いはいかんな〜。と思わされた一冊でした。 | ||||
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そんな一冊。 何故か? あまりにも人間くさいからである。 夫婦茶碗は、甲斐性なし、職なし、だから金がない・・・、どうすんの?わたし達・・・。 という、夫婦のお話。 このままでは、家庭は冷え切るばかり、よっしゃ仕事をするぞっ! ・・・あとは、本編を読んでください。 人間の屑は、より具体的にダメな男のはなし。 こっちの方が現実的かも・・・、少し、僕と似ています。 ダメであるという事を素直に受け入れるって、なんてステキなんでしょう・・・! この夫婦茶碗は、現代版「人間失格」である。 | ||||
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「夫婦茶碗」の方の、主人公のダメ夫に対する奥さんの達観したやりとりが素晴らしい。 淡々とした会話の中に笑いのエッセンスがふんだんに盛り込まれている。 町田さんの奥さんもこんな感じなのかしら? | ||||
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テンポがよくてすいすい読めません。そういう考え方もあるか、と思わされます。 | ||||
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