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夫婦茶碗
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夫婦茶碗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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なんとも言えない読後感。荒唐無稽なストーリーなのだけど、何故かスラスラと読み込んでいける。しかも、不思議と主人公に共感している。不思議だ。読者は現実なのか妄想なのかもわからない不思議世界です。 | ||||
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タイトルの「夫婦茶碗」は通しで読んでも錯乱してて 何が言いたいか良く分からない。しかし、「人間の屑」は 面白い。やはりダメ人間、町田康。小説家の綿矢りさもこの 人間の屑を推している。滅茶苦茶に崩壊していく様が町田流。 その分、ラストの抵抗が生きる。所々笑える箇所もあり面白い。 | ||||
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んー、個人的にはちょっと退屈?? 文章とか凝ってて面白くなくもないし読みやすいし 一所懸命書いてる感じはちょっとかわいい 新鮮さはないけど、好感はもてる でもなんでもかんでも狂気っぽく落としてしまうのはどうなんだろう? 小説書いてて人の操り方に行き詰まって とりあえず安易に登場人物を殺しちゃう感じ? 「人間の屑」だって、もうちょっとなんとかすれば もっといい作品になったような気はするんだけど 手抜きなのか、限界なのか 気が狂っちゃえば、もう堕落じゃないんですけど ダメ人間は正気だからこそ、しょうもなくて面白いんじゃない? あと、なんだろうな? 上でちらっと「かわいい」という言葉を何気なく使ったけど たぶん町田康文学は「かわいい」 「かわいい」んだから まあ、大抵の事には目をつぶってね、お願い、 みたいな作品かなぁ そう考えると、とても現代的な作品だと思う ダメ人間を書くなら セリーヌとかの方が、ずっとすかっとカッコイイけど これは個人の趣味か | ||||
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町田氏は最初から最後まで下降と狂気を描いています。淡々としたリズムとスピード、負の必然性、瑣末への拘泥、人間のダメさ加減、情けなさ。それらを、ドストエフスキーのように重く陰湿な人間劇としてではなく、徹底した喜劇として、しかもあっけらかんとした明るさとスパイラルするストーリーで町田氏は描いてみせます。 極めて高度に屈折しすぎています、町田氏の文学は。なんだかんだと書いても、読み物として面白いので一気に読めますが、読み進めるのが結構つらくもあります。「堕落の美学」とも評されています、確かに究極の美学でもあります。 | ||||
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