■スポンサードリンク
(短編集)
返事はいらない
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
返事はいらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
以前読んで、大好きだったので、再度購入しました。『ドルネシアにようこそ』は最高に素晴らしい短編だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人の気持ちを大切にする作者の意図が気持ち良く、話の展開を楽しみに読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
6作の短編集。気軽な作品で、事件物、人情物など。中でも『私はついていない』が良かった。 一般文学通算2346作品目の感想。2019/11/20 20:55 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多少の年代は感じますが、その時代に生きた私にとっては 楽しくもあり懐かしくもありの一冊でした。 「返事はいらない」 男性に振られ自殺まで考えた主人公が、一組の夫婦と出会い 生きがいを見つける。 それは偽装誘拐、そして身代金はATMで。 もう当時からATMがあったんだなぁ。 「ドルシネアにようこそ」 主人公は誰も見てくれるわけではない駅の掲示板に 「ドルシネアで待つ」と書いていた。 ドルシネアはバブル期の当時のディスコ。 ディスコも懐かしいが掲示板も懐かしい。 ふと若かりし頃のほろ苦い思い出がよみがえりました。 ところで途中まで「ドルシネア」を「ドルネシア」と 読んでいました。思い込みです・・・。 「言わずにおいで」 女子社員をお茶くみにしか思っていない課長が放ったシュールな 一言(二言)がその女性社員である主人公の怒りを買う。 今では許されないセクハラが平然と行われていたんだなぁ。 そんな彼女が事件に巻き込まれて行く。 「聞こえてますか」 引っ越しをした先に備え付けられていた電話に盗聴器が。 この謎を追って主人公がたどり着く先は。 ところでその電話機が黒電話ってところが、味わい深い。 「裏切らないで」 自殺した女性が実は殺害されていた。という推理小説。 刑事の加賀美は作者の他の小説の中に出てきそうな感じ。 「私はついてない」 結婚相手を探すために就職した主人公。 親会社から出向で来た金持ちの彼氏と婚約したが、 その彼との婚約指を同僚から借金の方に取られてしまう。 彼の恩師に今夜会うのに、指輪が無い。 さぁ、どうする。 結末のとどめのオチも楽しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どのお話も書くのをせっつかれて捻り出したような作品ばかりで、内容にムリが有り過ぎます。ストンとオチないものばかりで、作家さんが普段から温めていたものを書いたという印象は受けませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「火車」以前、宮部みゆきが台頭し始めた頃の作品。もちろんこの頃すでに、新人作家とは言えぬほどの達者な文体と構成力でるが、いまの宮部みゆきからすると、やはり熟れていない部分も垣間見れる。そんな意地の悪い読み方をしてみた。バブル期の作品であり、その時代の雰囲気がよく出ている。ただ、どの作品も警鐘的であるのが、気になった。 着飾って、男を求めて、六本木で遊び、キャッシング地獄に嵌ることが、それほど「悪」なのか?地味で平凡を愛することが「善」なのか? 読んでいてそう思った。 いまの宮部みゆきなら、こんな風には書かないだろう。まだ、時代に浮かれる女性に嫉妬している宮部みゆきの若さを感じた作品であった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆき売り出し中だった頃の短編集。謎解き要素はなく人情の機微を描いたミステリー。共通しているモチーフは東京だが、華やかな大都会の虚像と実生活とのギャップを捕らえた話が多い。 いろいろなテイストの話があるが、いずれも面白くストーリーテリングが巧みなのは流石。駄作はなく好みは人によって分かれると思うが、個人的にはハートウォーミングな「ドルシネアにようこそ」が気に入った。 今読むとやや時代を感じさせる部分もあり絶賛しようとは思わないが、宮部みゆきの巧みさが光る外れのない短編集と評しておく。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『火車』、『模倣犯』、『龍は眠る』など長編もそれぞれ素晴らしかったが、短編はもっといい。長編も短編も素晴らしい作家ってそれほどいないと思う。 『火車』の松本清張を思わせるような文体ではなく、こちらはあきらかにちょっとユーモラスに明るい雰囲気を漂わせるものに変えている。しかしそうは言っても人間の闇や業を扱うのは相変わらずなのでえげつない事件は起こる。えげつない事件が起きても最後なんかあったかい雰囲気が漂うのがこの作家の独特なところ。いつも読後感は泉鏡花の『縷紅新草』を連想させられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一言に罪といってもいろいろある、ということを改めて考えさせられる小説でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
幾つかの短編集。表題作の「返事はいらない」が最も面白い。キャッシュカードの暗証番号等 記憶、データがカードそのものに埋め込まれていた頃の話である。コスト増を恐れて安易な やり方を踏襲する銀行を批判する視点など宮部氏らしい勉強家ぶりが表れていて好感を持たせる。 よく勉強している作家である。 この作品も含めてトリックというか構成はなかなか見事である。 クレジット社会への批判、それに押し流される人間への凝視が感ぜられる幾つかの作品が収められている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
新品の商品ですが、かなり古く黄ばんでいたのが気になりました。最近の中古の商品もきれいな状態に出来る技術があるのに ちょっぴり残念でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いずれの作品も、大都会で前向きに生きようとする人物が描かれており、それによって爽やかでハート・ウォーミングな読後感をもたらしています。 宮部みゆきの2作目というこの短編集は1991年10月の刊行ですから、時代はちょうどバブル崩壊に向かう頃です。「借金」を扱った幾つかの作品には、当時バブルに浮かれた人々への戒めが込められているようです。 一見平凡で、どの作品も主人公の独り言ともとれそうなタイトルですが、巧みなストーリー構成によって、その一言に込められた心理の妙を味わうことができます。 1作目「返事はいらない」 2作目「ドルシネアにようこそ」 3作目「言わずにおいて」 4作目「聞こえていますか」 5作目「裏切らないで」 6作目「私はついてない」 表題作「返事はいらない」の意外な結末と余韻、そして2作目「ドルシネアにようこそ」の最後の希望に満ちたメッセージが気に入っています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良い小説にはよい解説が似合う。よい小説にはよい読書感想が似合う。 茶木則雄がwikiにないのでどういう人か知らない。「優れた小説というのは、読み終わった後で誰かと無性に話をしたくなるものだ」には同感。短編6話のいずれも妙。「ドルネシアにようこそ」は、あれ、あれっと思いながら、まさかの結末。心温まる部分のある物語たち。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきのファンなので購入しました。少々くたびれた状態でしたが満足しています。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
たくさん読みたいので、何時も価格の安い文庫本を読んでいます。 価格の安いのが魅力です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
レビューの「ハートウオーミィな作品」と書かれているのを見て、落ち込んだ気分がよくなるかなと読んでみたら、ほんとにそのとおり! おもしろくて読みおわったあとに思わずにっこりしてしまうような作品ばかりです。 私が一番好きなのは、「私はついてない」 ドラマにしたら、絶対おもしろいとおもいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回手放すにあたり、再読しました。 本当に前に一度読んだっけ?というくらい、 全く覚えていませんでした。 この人の話は上手だと思うし、面白いとは思います。 ただ、どの作品もとても簡単で軽く、 私は、たくさん読んでいますが、どの本も、 「それなりに面白かったはずなんだけど、全く覚えていない」状態です。 特に、この本のように短編となると、更に覚えていません。 そのときはそれなりに楽しむ、でも記憶に残らない、そういう人だなあと思います。 電車で長距離を乗るときとかに、 キオスクで読みきり漫画雑誌を買うよりはいいかな、という感じです。 読みきれなかったときに、マンガだとかさばる荷物になりますが、 文庫本だと、残りもあとで読もうと持って帰る気になりますから。 ホント、面白いは面白いんです。ただそれだけなだけ。 ホント、大衆向けに軽く簡単だし、話も上手だと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきさんのお話には、ダイレクトに主張されるお説教ではなく、静かに何かを諭してくれるところがあります。 それが、彼女の文章の読みごたえ、好きな所以です。 この短編集にも、普段の心持ちを正す、凛とした静かなメッセージがありました。 お説教を受けるより 引き締まる思いがして、ちょっと不思議な短いストーリーでも読みごたえは抜群です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この方の小説は初めて読みましたがサスペンス的な話ですべてすっきり読める短編集でした。特に「言わずにおいて」「聞こえていますか」が良かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
どれもこれもいいですねえ。 特に「ドルシネアにようこそ」は、とても心が温かくなるいい話。 短編なんだけど、主人公のあせりや劣等感、クラブ経営者の人柄など よく伝わってきます。 悪人が出ないのもいい。 「裏切らないで」は少し怖いです。 若い女へ嫉妬を向ける30歳すぎた女。 この頃はバブルの時代なのでしょうか? 今ならまだ30歳ぐらいで「もう若くないし。。。」とあきらめモードに入る女性は多くないような気がします。 でも、やっぱりお金は何とかすれば手に入るけど若さだけは無理なんですよね。 お金で買った若さも、醜悪なだけだしね。 若さ真っ盛り!の人が自分の若さを惜しげもなく使い捨ててるように 見えるとき、若さに嫉妬してしまう気持ち、わかるような気がする。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!