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(短編集)
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返事はいらないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.10pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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短編集です。 どれも、現実にありそうなことであり、非現実的であり。 そんな世界観でした。 でも、どの短編もスッキリする終わり方で、良かったです。 | ||||
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宮部みゆきの短編集。どれも秀作です。 プロットはいいし、心理描写はたくみだし、 何より魅力なのが、『堅苦しさ』がないこと。 他の作家の小説を読むと、(物語が軽くなるのを恐れたためか?) 表現が堅苦しくて、なかなかのめりこめないものがありますよね。 でもこの作品集にはそんなことはないから、楽に読める。 主人公になりきっているような気分に浸れます。 それだけではありません。 無意味な描写、シーンがないから、より一層物語に引き込まれます。 またさりげなくて、一見どうでもいいような描写が、 後で重要なキーになっていたことがわかったり、 反対に、これは重要なキーだなと思ったところが、 実はそうでなかったりと、この作品集にはそれが多いのです。 いとも簡単に騙されてしまう。 その騙される快感が、この作品集の醍醐味なのでしょう。 | ||||
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宮部短篇をどうしても1つ選べといわれたら、概ね「サボテンの花」「たった一人」「返事はいらない」の三つ巴の争いになるのではないかと思います。僕は「サボテン」「たった一人」も大好きで、いまどちらも読んで震えたばかりですが、それでも「返事はいらない」を推したいと思います。 「サボテン」「たった一人」にはない「返事はいらない」の美徳は何か。 それは人形焼きの「いずみ屋」さんが効いていることです。「サボテン」に登場する赤ソックスの石田君も効いていますが、石田君には申し訳ないけれど、いずみ屋さんのほうが「効き」では上です。冗長な描写がないことも推す理由のひとつ。宮部さんはこういう小道具の使い方と、削りに削った描写が持ち味なんですね。 ところで「サボテン」はいかりや長介さんの主演で舞台化されましたが、「返事はいらない」に登場する刑事こそ僕はいかりやさんがふさわしいとずっと思っていました。 さて、本作「返事はいらない」は、90年代の熱いさかりの日比谷には、確かにこういう風景があった、そう思わせる見事なエンディングがなんといってもいちばんの読みどころです。 ちなみに「いずみ屋」さんのモデル、山田屋さんは錦糸町駅前にあります。おいしい。作品も人形焼きもともにお勧めします。 | ||||
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いやー、さすが宮部みゆき!と思わせる作品群です。好きな作家は沢山いますが、いつもながらこの作家さんの力量には感服させられます。特に短編には思わず唸らされてしまうことが多いです。独り善がりになりがちな作家さんの中で、宮部さんの作品はいつも読者、受け手に親切です。宮部作品には、しっかりと生きている人間や現実が描かれています。だからちゃんと頭の中に映像が浮かび上がります。そして、思いもかけぬ展開と書き過ぎない故の読後感。閉塞感を描きながら、読後に残るやりきれなさ、不平等感、切なさ…等々の後に何か仄かに感じられる暖かさ。短編でこれらをちゃんと描き切れる作家さんは希少だと思います。宮部さんのオールマイティー振りにも驚かされますが、それらのそれぞれが遜色ないのは驚嘆すべきことです。これからも少しでも多くの作品を生み出して下さることを心から楽しみにしています。 | ||||
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宮部みゆきの短編集。短い中に、ミステリあり、人間ドラマありの珠玉の作品集に仕上がっており、作者の力量を思い知ることのできる作品である。 恋人にふられ吹っ切れないでいる女が、ある夫婦に犯罪を持ちかけられる「返事はいらない」。駅の伝言板のメッセージから始まるホンワカストーリー「ドルネシアへようこそ」。やっと見つけたぞ、と叫びながら近づいてくる車の事故から始まる悲しい物語「言わずにおいて」。少年が引っ越した家に浮かび上がる白い影と謎の盗聴器の真相は「聞こえていますか」。東京、という幻想にしがみつく女性たちの悲しさを描き出す「裏切らないで」。恋人とけんかした少年が借金の形に婚約指輪を取られた結婚を控えた従姉を救えるか「私はついていない」。 なかでも、「聞こえていますか」は「ブレイブ・ストーリー」の、「裏切らないで」は「火車」の原型ともいえる作品であり、他の作品も、宮部みゆきらしさあふれるものとなっている。特に人物描写が秀逸で、現実と紙一重の設定にリアリティを感じる。そして、短いながらも驚きもちゃんとあるミステリになっており、北村薫のような雰囲気。読みやすくおもしろい。 | ||||
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短編だからというだけでなく、文章と物語の展開のリズム感のせいだと思うのですが、とてもさくさく〜と読めました。(面白いから止まらなかったせいもあります) 無駄を削ぎ落としたストーリー展開でありながら、登場人物の気持ちの描写は十分にされていて、きちんと感情移入して楽しめたのが良かったです。 | ||||
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6編からなる短編集です。いずれも推理小説というよりは人情話という感じの作品が並んでいます。個々の作品のタイトルはいずれも動詞を含むもので、何らかの感情の動きを示す言葉が使われているという共通点を持たせています。また、いずれの作品も東京という場所を強く意識させる書き方がされています。作者は東京の下町出身ですが、だからといって東京を人情あふれる場所として描くような陳腐なことはしません。逆に冷たいコンクリート・ジャングルとしてだけ描くわけでもありません。両者が交わったところに東京の特色があるということを彼女はよく認識していると、同じ東京人である私には感じられます。 やはり出色なのはタイトル作の『返事はいらない』でしょう。完璧に思えた犯罪計画が発覚してしまうきっかけが切ないです。『ドルネシアへようこそ』『裏切らないで』では、後に『火車』に結実するカード・ローンの問題が描かれています。 | ||||
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宮部氏の代表作としては「模倣犯」「火車」「理由」などの長編作があげられることが多いと思うが、実は短編の名手であり、短編集の方が宮部氏の「書きたいこと」がストレートにかかれているように感じている。そういう意味で、この短編集も読者の期待を裏切らない、6編の短編が収録されているが、なかでも作者自身の経験に基づくと言われる「ドルネシアにようこそ」は味わい深い。 | ||||
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宮部短編は2冊目でしたが、やはりうまいとしかいいようのない作品集。特に、速記経験者の宮部氏が経験と感動のストーリーを絡ませた「ドルシネアにようこそ」は特にいいいです。あと銀行のカード犯罪の話も面白かったです。宮本輝氏もそうですが、宮部氏も男性の視点・女性の視点で様々な文章をかける作家であると感心しました。やはり作家は多くの引き出しを持っていなくてはならないのでしょうね! | ||||
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宮部みゆきの2作目の短編集。6話のうち、4話に借金が絡む。特に女性の不審な死を追ううちに発覚した彼女の借金という砂の上に作った華やかな生活がむなしさを感じさせる「裏切らないで」が印象に残った。東京と言う街はいろんな面を持っている。その一つが空虚な幻想だろう。宮部みゆきはその幻想に溺れる人たちを鋭く描いている。 | ||||
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宮部みゆきの短編集は結構好きです。この作品も「ドルネシアにようこそ」「言わずにおいて」「聞こえてますか」この3本は特にいいと思います。「聞こえてますか」は誰でも一度は思ったことがある感情を切なく描いています。オススメです。 | ||||
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