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(短編集)
かまいたち
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かまいたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全23件 1~20 1/2ページ
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読みやすい。 | ||||
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作者の最初期の時代物でまだ青く感じられるが確りとした作風で読ませる。かまいたち・捕物に捩じ込む意地っ張りな娘が危なっかしく、筋からしてミステリ意識が強く造り過ぎ出来すぎに感じられる。師走の客・年月をかけた企みの手が込みすぎて嘘臭い。迷い鳩・出来事が散漫すぎてしっくりこない。あの奉行の登場にかの書物の名付けの場面は蛇足?騒ぐ刀・物語に霊験お初の役割もはまって納得のいく筋運びに思える。小太郎のくだりは昔話『猿神退治』を直ぐに思い浮かんだ。 | ||||
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最後までかまいたちが誰なのか…最後までハラハラドキドキで一気に読み切りました。 | ||||
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宮部みゆきさんの小説にはまいります。気が抜けなくて。 | ||||
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宮部みゆき最初期の時代物を集めた短編集。現代物のミステリとも共通するが、ナイーブな少女が特異な力を発揮して邪悪なものを見てしまい、理解ある大人の導きで真相に到達すると言った話である。子供の頃には見えていたものが、長じて目が眩み見えなくなると言うのは、一般人でも経験する事でリアリティがある。そしてその特異能力が強い人間は、年長者の導きによってのみ力を世に役立てる事が出来るのだが、これは教育の大切さを訴えるものと読める。最初期の作品から伺える宮部みゆきの良識派ぶりが、ベストセラー作家になる裏打ちをしているように感じた。残虐な殺人などを扱っても、世の良識を踏み外すことはないだろうと言う安心感が宮部みゆきの作品にはあると思うのだ。 | ||||
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今も活躍されている宮部みゆき氏の1996年出版の時代物短編ですが、日本の小説でも時代物好きなので、良かったです。 掲載されている4編の内、後半の2編はシリーズ化されていますが、自分個人としては表題作がお気に入りです。 小説でないと、難しいどんでん返しが良いですね。その昔、NHKでドラマ化されていたような、記憶が定かではありませんが…。 | ||||
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引越し時にだいぶリサイクルに出したので、今買い集めています。安く購入できよかった!!しかもキレイな状態でした! | ||||
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口コミがよかったので。初心者でもわかりやすくて読みやすかったです。 | ||||
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読書初心者です。百田直樹さん、池井戸潤さん、森見登美彦さんの文庫本が底をついたので、宮部みゆきさんになりました。いいですね~。 | ||||
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江戸物の時代小説短編4編である。表題作の「かまいたち」がメインである。巻末の解説では、新吉が 越前の手のものであることは、「二」の冒頭で早くも明らかになると言っているが、この会話は唐突に 挿入されている感じで、何だ?という疑問を抱いていたまま読み進んでいっただけであった。 この解説の中で縄田一男氏の”現代に喪われている共同体の中での関係性復活への希求を.....描いている ”と述べていると引用しているが、欠損家庭の子供たちと年長者との交流に注目するよう解説者 注意を喚起している。 宮部みゆきの本はいつもそうだが、なかなか深いものがある。 | ||||
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宮部みゆきの歴史小説は、切った、貼ったはある。 「かまいたち」は、医者と娘の話でこんなにも穏やか。 主人公のはらはらどきどきする行動も、善人の壁に守られている。 「師走の客」はまさかの詐欺。思わぬ落ちに苦笑。 解説 笹川吉晴 | ||||
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宮部みゆきさんの小説はほとんど読んでいます。現代版も時代ものも両方面白いです。この作品は時代もので4つのお話が入っています。どのお話も面白いですが「迷い鳩」と「騒ぐ刀」がお初ちゃんのシリーズなんで特に好きです。最近このシリーズが出ていないので続編を読んでみたいです。 | ||||
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・人に差し上げましたが、使用感がなく、気持ちよく満足でした。 | ||||
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宮部さんご自身があとがきでおっしゃられているように この『かまいたち』は非常に初期の作品集だそうです。 後に続く作品集となる超能力物の『迷い鳩』と『騒ぐ刀』は デビュー前のまだホントの素人さんだった(デビューできるかどうかわからない) それぞれ昭和61年、62年に執筆されたものだそうです。 ご本人は謙遜しておられますが大物作家さんはやはりプロデビュー前から 人を感動させる力すなわち天性の才能があるなのだなぁと…、 しみじみ本書を読んで思いました。 宮部さんは時代物から現代物、SF、オールマイティーな作家さんですけど 時代小説好きな私はやはり宮部さんの中でも時代小説が一番好きです。 本書も短いながらも人が生きるとは何か…という奥行の深い作品ばかりで どれも感動作です。まだ読まれていない方、ぜひご一読を! | ||||
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長い間、食わず嫌いをしていました。 時代小説って、読みにくそう。分かりにくいだろうなあ、と。 けれど、大好きな宮部みゆきさんがお書きになっているのですから、 読まないわけにはいきません。 試しに本作品を読んでみたら・・・。 面白い上にジーンと感動できて、胸にほんのり灯が点いたよう。 タイトルにもなっている「かまいたち」は秀逸で、主人公の おようは可愛いし、新吉の男っぷりには惚れ惚れしました。 | ||||
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『かまいたち』『師走の客』『迷い鳩』『騒ぐ刀』の四作品を収めた短編集。 『迷い鳩』と『騒ぐ刀』は、後に多少設定を変えてシリーズ化されることになる「霊験お初」こと岡っ引き六蔵の妹で一膳飯屋の看板娘お初が活躍する作品です。 収録された四作の中では、『かまいたち』が一番のでき。ある程度先が読めてしまうということはあるものの、緊張感サスペンス感は申し分なし。この四作の中というより、作者の時代ものの中の代表作といっても良いくらい。 『師走の客』は、他の三作品と比べると短いものですが、一読忘れられない心に残る一編です。 四作ともに読み甲斐のある短編ぞろい、時代小説は苦手という人にもすすめてまわりたくなる一冊です。 | ||||
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宮部さんの作品を勝手に江戸ものと現代ものに大別すると、私は前者が断然好きなのです。 江戸の庶民生活と町娘と不思議な話という要素が組み合わさると、こんなに素敵になるのだなと感心しきりです。 この本は短編集ですが、私としてはこれくらいの長さがちょうど良いと思います。 江戸の庶民生活は厳しいものがあったようですが、それを感じさせない小粋なところが短編という尺とマッチするのかなと想像してみたりして。 とにもかくにもお勧めの一冊であります。 | ||||
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この人の作品はどれもそうだが、物語そのものは決してそうではないのに、ナンとも言えない和やかな後味が残る。この表題作の「かまいたち」もそうで、緊迫したサイコ・サスペンス調でありながら、最後にはナンともほのぼのした優しい終わり方をする。あるいは作者の年代から来るのかも知れないが、何となく少女漫画的な結末を思わせるのである。だから時代小説なんて読んだことが無い若い女性にもお薦め出来る。この本には四本の話が収録されているが、後ろの二編は同じ顔ぶれが登場人物となっている。「霊験お初捕物控」の、いわばイントロ的な作品なのでこの二編を読んだ後は、ぜひともこのシリーズも読んで頂きたい。 | ||||
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短中編あわせて4作が収録された時代物である。それぞれに捕り物、落とし噺、ふしぎ草子といった違う作風の盛り合わせといったところだが、短いながらも適切な人物設定と納得のいく話の流れで完成度は高い。後編2作は、後に「霊験お初捕り物帖」としてシリーズ化され独立を果たし2作品発表されているが、その後このシリーズが継続されているのかは不明である。本作でもそうだが、霊験お初の話は宮部みゆきの醍醐味である後半にかけてものすごい疾走感が味わえる作品であるので、新作が発表されることを切に望む。なお、作中に登場する奉行-根岸 鎮衛は実在した人物であり、お初が命名した「耳袋」もまた実在の書である。このあたりも、著者ならではのおもしろいアプローチといえよう。 | ||||
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江戸を中心にした歴史の物語が収録された短編集。推理的な要素を含みつつ、人物の描き方に躍動感があるのでみずみずしさもあります。宮部みゆきさんの初期のほうに入る作品です。でも今読んでも十分いいと思えると思います。宮部みゆきさんが好きな人は是非!そうではない方は、この「かまいたち」を単行本ではなく、文庫でどうぞ。 | ||||
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