■スポンサードリンク
火車
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
火車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.96pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全373件 321~340 17/19ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく面白かった。久々に読んだ小説でしたが、時間を惜しんで読む事が出来ました。この題材を出版直後に読めば、時代の空気を肌で感じながら、もっと感情移入や状況の生々しさを感じ取ることができて、この小説のすごさを実感できただろうに…。私もカードでいっぱい買い物したし、お金も借りたし。いまは、金を借りることもなく破産してそうな世の中なので。とはいえ、小説がつまらないわけではないので、お薦めできる一品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
物語は静かに始まります。親戚に頼まれた人探しが、深く暗い人の心を探る旅になります。なぜ?どうして?と読み続けていくうちに我々の知っているようでまったく知らなかった世界が広がってきます。ローン地獄、自己破産、民間金融。入り組んだ謎が解けるたびにむなしくなり、あと数枚で終わる頃から心臓がばくばくするはずです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
カードの使い方はカード会社が教えてくれるが利用法は誰も教えてくれない。これからクレジットカードを持とうと思っている人は必ず読んだほうがいい本。読み進めは推理のおもしろさ、読み終わりはせつなさの余韻があった本でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
精緻にくみたてられたプロットや起伏のある流れ。ラストの余韻など、どれをとっても最高の作品でした。これを読んでからこの著者のほかの本を読むと、物足りなく思うかもしれないくらい、代表作といっていいできだと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「ミステリー小説史に残る傑作」とキャッチがついている。ミステリー小説といえば、トリックが何だとか真犯人は誰なのか、といった犯行現場の表面の辻褄を合わせていくようなジャンルという印象があるかもしれない。けれど、この本の中に描かれるミステリーにはそういった辻褄合わせの合理性には無い人間臭さが立ちこめている。そういえば、人間が生まない事件は存在しないのだから。読んでいてミステリー世界が立ち上がってくる瞬間があった。休職中の刑事が一つの謎を追いかけているのだけど、その謎とは何か、その謎を解きたいとその刑事はどうして思うのかがリアリティを持って読者に迫ってくる瞬間があった。そのリアリティがミステリーを説こうとする刑事に付き合ってみようかという気を起こしてくれる。けれど、最後の1ページを読み終わったとしてミステリーは完全にとけてしまったのだろうか。そのミステリーを解くために刑事はパズルの1ピース、1ピースを埋めていく。しかし、パズルの最後の1ピースを当てはめた時に浮かび上がってくるモノについては筆者も刑事も語らない。その浮かび上がったモノをどう受け止めるかは読者に委ねられている。また、そのミステリーを説く課程そのものが日本社会における問題意識と繋がっている。問題意識の持っている鋭さではなく、問題意識が生まれる過程そのものを表現し、エンターテイメントにする。ミステリー小説が持っている枠組みの懐の深さを知ったような気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきにはまってしまい、立て続けに手をのばした何冊目かがこれだった。おもしろかった。宮部みゆきはやはり長編が一番だと思う。なにかと謎の多いストーリー展開、それが一気に解けるラスト、長編が一番楽しめ、またこの人の巧さが生かされるのではないか。しかし、この本はちょっと中学生には難しかった。題材が題材なだけにしかたないだろうが、ちょっと難しい。だがそれでもおもしろかったし、数年後にまた読みたいと思わせる作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきの本はたくさん読んだけどこれが1番です!登場人物の心情やどうしてこんな事件が起こったのかなどがすごくリアルに描かれていて、もし、私がこういう立場になったらどうなるんだろう?って考えさせられます。自分のことを深く考えさせられた小説は初めでです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきの本はたくさん読んだけどこれが1番です!登場人物の心情やどうしてこんな事件が起こったのかなどがすごくリアルに描かれていて、もし、私がこういう立場になったらどうなるんだろう?って考えさせられます。自分のことを深く考えさせられた小説は初めでです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部みゆきの本はたくさん読んだけどこれが1番です!登場人物の心情やどうしてこんな事件が起こったのかなどがすごくリアルに描かれていて、もし、私がこういう立場になったらどうなるんだろう?って考えさせられます。自分のことを深く考えさせられた小説は初めでです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
突然、婚約者の前から失踪してしまった関根彰子 。それを追う休職中の刑事・本間俊介 。幸せな結婚を目前に、なぜ彼女は自ら婚約者の前から去ったのか。読み進めていくと、その理由とともに現代社会の歪みも明らかになる。そして、失踪せざるを得なかった関根彰子へのシンパシーが湧く。読み終わった後も、彼女には全く別の世界で幸福な生活を送って欲しいと言う思いが残る。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
å...ã»ã©èªã¿çµãã£ãã°ããã§ããã¾ã ãé ããæå¾ã®ã©ã¹ããé¢ãã¾ãã"ãç§ã¯ã¾ã ãå¦ç"ã§ã¯ã¬ã¸ããã«ã¼ãã¯æã£ã¦ãã¾ãã"ãèªåã§ãã«ã¼ãã'æã¤åã«ã"ã®æ¬ã'èªã"ã§ãã"ãè¯ãã£ããªã¨æãã¾ããã«ã¼ãç 'ç"£ãèªå·±ç 'ç"£ã¯ãä»-人äºã§ã¯ãªããèªåã«ããå®¶æ-ã«ããåé"ã«ã誰ã§ãèå¾ã«ãããã®ã ãã¨ããã"ã¨ã«æ°-ã¥ãããã¾ã-ãããé'ããªãã¦ããã«ã¼ãã¨ããã"ã®å¶åº¦ã«ãã£ã¦ä½ã§ãè²·ãç©ãã§ãã¦ãã»ã-ããã®ãè²·ããããã-ã¦ã幸ç¦ã'æã«å...¥ããã"ã¨ãã§ããã使°-ãªãã"ã¨ãªã"ã ããã'ã©ãã¡ãã£ã¨ãã£ã¨ã-ã¾ã-ããããã¼ã³ç 'ç"£ã¯å...¬å®³ã ãã¨ãããå°è©ãé ããé¢ãã¾ãã"ãèªã"ã§ããã¨ãã¯å°'ã-é£ã-ãããªï¼ã¨ãæãã¾ã-ãããä»ã®ç¤¾ä¼åé¡ã'å®ã«ç°¡åã«é¢ç½ãçè§£ããã"ã¨ãåºæ¥ã!!!ãããªæ°-ãã-ã¾ããã"ã®ä½å"ã¯ãå¦ç"ã®ãã¡ããè²ã"ãªäººã«ãã£ã¨èªã"ã§ãããããã¨æãã¾ã-ããè¯ãä½å"ã ã¨æãã¾ãã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
非常に面白く、一気に読んでしまいました。作中に金融関係の話がたくさん出てきますが、よく分からないなら、コトバとして読めば良いです(私はそうしました) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み進めるにしたがって、見えてきた事件の真相。スリラー的な恐ろしさではなく、この世の中に起こり得る事実が身につまされ、怖ろしささえ感じます。そして哀しさも。ラストまで自然と夢中にひきこまれ、余韻が残りまだまだ先が読みたいという気持ちになります。宮部さんは人物描写もとても丁寧で細かいですが、人を基本的に良心からなる生き物と見ているような気がして、私はそこにとても好感を持っています。(彼女の作品すべて読んでないので決め付けられませんが) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「フリーライター」という名の「安定した収入」のない仕事をしているもので、それまでクレジットカードは審査段階で落とされ持ったことがなかったのだが、昨年なぜか審査が通ってしまい、やっと1枚人並みに持つことが出来た。私は浪費する性格じゃないし、必要最低限しかカードは使わないと思うのだが、この小説を読んで消費社会のからくりみたいなものを学び、またそれによって人間として最低の尊厳すら奪われる生活を強いられた人々が実際、現実世界に存在しているだろう事を知り怖くなった。 ヒロインの諸刃の剣の上を歩くような生き方は、強かさと脆さという両面を併せ持っている。だが、そういう生き方しか出来なかった彼女を私は責められなかったし、悲しい人だと感じた。その余りにも重い過去ゆえに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ä»-ã®å®®é¨ä½å"ã«æ¯"è¼ããã¨ãã©ã¡ããã¨ããã¨æå·§çã«ã¯ã·ã³ã-ã«ãªæ§æã ã¨æãã¾ããã¹ãã¼ãªã¼çã«ãæ'¾æãªæã¯ç¡ãã¨è¨ã£ã¦ãããããªæ°-ãã-ã¾ãã䏿-¹ã§ããã®åã人ãã«ã¹ãããã'大ããå½"ã¦ãä½å"ã«ãªã£ã¦ããããã«æããããã¨ã¦ãæ·±ã¿ã®ããä½å"ã«ãªã£ã¦ããã¨æãã¾ããèªå¾æããã®åãéããã§ããç§ã¯ã失踪人ã'追ãä¼'è·ä¸è¦å®ã¨åãç-'åã'æã¡ãããããã¨æ¬ã«å¼ãè¾¼ã¾ãã¦ã-ã¾ãã¾ã-ãããã©ãã-ã¦ï¼ä½æ...ãã"ãªäºã'ã-ã¦ããã"ã ï¼ãã£ããã©ã"ãªäººç©ãªã"ã ï¼ãã£ã¨ç¥ããããã¹ãã¼ãªã¼ã'è¿½ãæ¯ã«ããã®ç-'åãå°'ã-ãã¤æããã«ãªã£ã¦ããã¾ããå¤åãã"ã®ä¼'è·ä¸ã®è¦å®ã®æ°-æã«ã·ã³ã¯ãã§ãããã©ããã§ã"ã®æ¬ã®é¢ç½ãã大ããå¤ããã®ã§ã¯ï¼ã¨æãã¾ããç¤¾ä¼æ'¾å°èª¬ãæ¨çå°èª¬ã®æ¯"éã!!!ããã人ãã«å¤§ããæ¯"éã'ç½®ããä½å"ã ã¨æãã¾ã-ãããå§ãã§ãã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読後の率直な感想としては「あれ?こんなもん?」という思いがあったのは事実です。その理由として、この本は世間一般の評価が物凄く高いため、私が物凄く期待してこの本を読み出したからかもしれません。「この本は絶対面白いんだ!」という固定観念が読む前からありました。読んでみると面白い!というより、カード社会の黒くべっとりとした、気持ちの悪いようなものを見せ付けられたような感じがして「へぇーすごいなぁ。よく調べたなぁ。」という気持ちの方が強かったです。宮部さんにはいつも関心させられます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本を読むまでは、自己破産する人などただのだらしのない人だと思っていました。「普通の人」がそういった状況に陥ってしまうカード社会の危険性を弁護士が語る下りがとても考えさせられました。こういった、ともすれば重くなりがちなテーマを折り込みながらも、これだけの長篇を読者に一気に読ませてしまう宮部氏はさすがだと思います。私はいつもながら丁寧な人物描写に引き付けられます。主人公の中年刑事がただの人探し程度の気持ちで始めたことが思わぬ方向へ展開していく中で、事件の真相が見えてくるにつれて哀しくなるのはなぜでしょう。追われてる女性はただ普通に暮らしたかっただけなのに。親の借金を子供が払う必要はない、などのちょっとした知識があったら、こんなことにはならなかったのかな。普通に暮らすためにはこういう方法しかなかったのかな、とすごく切なくなります。そんなとき、刑事とその息子とのやりとりなどがとても救いになりました。ただのミステリーの域を超えたものを感じさせるのは、全体に暖かいものが流れてるからでしょうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ãåä½ä¸ã®åä½ã¨ã®ã"ã¨ã§ã-ãããä»ã"ãã«ãªã£ã¦åãã¦èªã"ã ç§ã¨ã-ã¦ã¯ãèªä¸èªå¾ã¯ããã ããå§å'ããã¦ã-ã¾ã£ã¦å£°ãåºãªãã»ã©ã§ã-ãããã¾ããè¬è§£ããç' æ'ãã-ããã¢ã¬ãµã»ã¯ãªã¹ãã£å¥³å²ã®æ©å¹'ã®ä½å"群ã¯ããã£ãããã-ããªãéå»ã®ç¯ç½ªãã'æãèµ·ã"ãã®ãå...±éã®ãã¼ãã§ã-ãããæ¬æ¸ãåæ§ã§ãè¨ããããã°ãç¡ãã£ãããã-ããªããéå»ã®æãèµ·ã"ã-ã大ããªä¸»é¡ã§ããèªã¿æã«å¤§ããªããã³ã'ä¸ããéè¦ãªæ-¹æ³ã ã¨æãã¾ã-ãããã"ã"ã§ããã«ç' æ'ãã-ãã®ã¯ãçºç«¯ã¨ãªã人ç©ã«ããããããã¯é"ä¸ããç-'æ'ã®æ ¸å¿ã«ãªã人ç©ã«ãããç"身ã®å½¼ãã¯æ¬æ¸ã®ä¸ã«ã¾ã£ããã¨ãã£ã¦ããã»ã©ç»å 'ããããã¹ã¦ã¯ä¸»äººå...¬ã®ä¸å¹'å'äºã®æ¨çã®ä¸ã ã'ã«æ¯ã¥ãã¦ããåå¨ã ã¨ããã"ã¨ã§ããã"ã®ã"ã¨ãéã«ãããã!!!ããã«ããµã¹ãã³ã¹æ§ã'æ»ãç«ã¦ãé ã'ãããã®ãé"ä¸ã§ãã©ãã-ããªãã»ã©ã§ã-ãããä½å"ã®æ§è³ªä¸ã詳ç'°ãªã"ã¨ã¯æ¸ã'ã¾ãã"ããå®®é¨ãã"ã®éåãã¤ãã"ãã"ã¨æ·±ãæ²æ½ã-人ç©ã'æãä¸ã'ã¦ããæ-ä½"ã»ææ³ã¨ãããã¾ã£ã¦ãæ-å¦ä½å"ã¨ã-ã¦ãä¸ç'ã®ãã®ã¨è¨ããã®ã§ã¯ãªãã ãããã¨æãã¾ã-ããã"ã'ãã©ã-ã§ã¯ç¡ããã¾ãã«çã®æ-å¦ã¨ã-ã¦èªã¿æã'å§å'ããæ¬ã ã¨æãã¾ãããé...ã馳ããªãããã"ã®æ¬ã«åºä¼ãã¦é常ã«å¹¸ãã ã£ãã¨æãã¾ãã | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
宮部氏の作品では好きな方です。突然姿を消した婚約者を探して欲しいという遠縁の男に頼まれ、足取りを追ううちに自己破産者の人生が見えてくるという現実的な展開になっています。失踪した女性に徐々に近づいて行く様が面白くさせていると思います。星の-1は、最後の終わり方が気になりすぎてしまうこと。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書でも著者の緻密な構成や仕掛けが面白さを際立てているが、本書の真の面白さは犯人がなぜ犯行を行ったのかが丁寧に描かれているという点にあると思う。著者はカード社会など現代的なテーマを扱いながら綿密に犯人の人物像を描いていく。本書は確かに推理小説なのだが、その枠を超えた深みを同時に兼ね備えている。ここが宮部みゆきの魅力だと思う。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!