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因業探偵: 新藤礼都の事件簿
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因業探偵: 新藤礼都の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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探偵として,依頼やトラブルは解決するものの,これがいわゆる正義の味方とは違い, 回りが苦しむ姿を見たいがために場をかき乱し,相手がどうなろうとお構いなしという, タイトル通りの因業ぶりが強烈で,何とも胸クソ悪い(褒め言葉?)気分にさせられます. かと思えば,相手が間違っているはずなのに,うまく言葉にできないもどかしさや, 自分だけが正しいと信じる相手への苛立ち,そしてあまりに尊大な彼女の振る舞いに, 果たして自らが持つ常識や考えは正しいのか,思わず考え込んでしまうことがたびたび. ただ,問題を起こす側も彼女と同等かそれ以上で,叩きのめされる様子が痛快な一方, やりたい放題と屁理屈を重ねた挙げ句,遺恨だけを残してさようならというものもあり, どう転んでも毒を飲まされることには変わらず,やはり気持ちのいいものではありません. とはいえ,その毒が回ったのか,積極的に読みたい,勧めたいとまではならないものの, 読みたくないとまではならず,次があればまた…となる,不思議な読後感を残す作品です. | ||||
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