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因業探偵: 新藤礼都の事件簿



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【この小説が収録されている参考書籍】
因業探偵: 新藤礼都の事件簿 (光文社文庫)

因業探偵: 新藤礼都の事件簿の評価: 3.78/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

読む側も毒に冒される?

探偵として,依頼やトラブルは解決するものの,これがいわゆる正義の味方とは違い,
回りが苦しむ姿を見たいがために場をかき乱し,相手がどうなろうとお構いなしという,
タイトル通りの因業ぶりが強烈で,何とも胸クソ悪い(褒め言葉?)気分にさせられます.

かと思えば,相手が間違っているはずなのに,うまく言葉にできないもどかしさや,
自分だけが正しいと信じる相手への苛立ち,そしてあまりに尊大な彼女の振る舞いに,
果たして自らが持つ常識や考えは正しいのか,思わず考え込んでしまうことがたびたび.

ただ,問題を起こす側も彼女と同等かそれ以上で,叩きのめされる様子が痛快な一方,
やりたい放題と屁理屈を重ねた挙げ句,遺恨だけを残してさようならというものもあり,
どう転んでも毒を飲まされることには変わらず,やはり気持ちのいいものではありません.

とはいえ,その毒が回ったのか,積極的に読みたい,勧めたいとまではならないものの,
読みたくないとまではならず,次があればまた…となる,不思議な読後感を残す作品です.
因業探偵: 新藤礼都の事件簿 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:因業探偵: 新藤礼都の事件簿 (光文社文庫)より
4334774679

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