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向田理髪店
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向田理髪店の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 21~40 2/4ページ
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光りもしない、河原の石ころが六つ七つ並んでいるのをじっと見つめる感じ。読んでいてなんの感慨も湧かない。一ヶ月後には内容を忘れていると思う。 | ||||
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初めての作家の初めての作品を読了。北海道の過疎化の街を舞台にして、色々な出来事が起きる興味深い物語。田舎の理髪店、中国からきた花嫁、若いママのスナックができたり、映画のロケがされたり、その街の出身者が事件を起こして逃亡したりと、田舎では何か事が起こる度に街をあげてザワザワする。他の作品も読みたいと思わせる良い作品です。 | ||||
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北海道の過疎の町苫沢で理髪店を営む康彦53歳。もともと炭鉱町で栄えたこの町も今は見る影もない。将来もない。だから康彦は息子の 和昌が札幌から帰ってきて将来店を継ぐと言われても複雑な気持ちになる。周りは善人ばかりだ。事件らしい事件も起こらないが、この短編集 では6つのエピソードが展開される。町の男が中国嫁を貰ったこと、映画のロケ班が来て町が盛り上がったこと、この町の出身者の若者が東京で 詐欺を起こして、逃亡している話など。退屈な、何もない町だが人情は深い。皆人間臭い。ちっちゃな、あるいはちょっとだけ大きなトラブルも 起きるが、意外と息子たち若者が親の知らない間に成長していたりして、巧く収まる。なんとなくこの町も将来何とかなるんじゃないかと思わせる。 だから、読者も読んでいてほこっとした気持ちになる。田舎独特のお節介さもあるが、みな明るいことも救いだ。困っている人間がいると、 初めは話のネタにしていた者たちも、何とか力になってやろうと思う、そんな町だ。奥田は相変わらずストーリー展開に手馴れているので、 読みやすいし、いやな気持にもさせない。そんな短編集である。 | ||||
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短時間で読めてしまいます。どの話も結論は無く続きを知りたくなりますが、日々が続いてくことが話の結論なのかなと思いました。登場人物のそれぞれの人生が続いていることを実感しました。 | ||||
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かつては炭鉱で栄えたものの、今は財政破綻で衰退の一途を辿っている北海道の架空の町を舞台にした物語。 向田理髪店の店主である康彦を中心に、田舎の現実をじんわりと読ませていく連作短編もの。 驚くほど狭い人間関係であるがゆえの息苦しさと長く続く関係からの地縁が混ざり合って、ほどよい温かみのあるものになっている。 | ||||
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なんか、ホッとする物語でした。 心が暖かくなりました。 | ||||
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田舎ならでわのお付き合いと人間模様が、面白い | ||||
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私自身は東京生まれ東京育ちなので経験はないのですが地方にありがちな日常の出来事をうまく描いていて思わず一人にんまりしてしまいます 地方ならではの窮屈感や閉鎖感をほほえましく描いているので読後感が悪くないのが好きです | ||||
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毎日の生活をとても大事にしていた昭和の地域の関わり合いと、優しい思いやりあふれる生き方に懐かしさと大事にすることの意味を考えさせられた とても良い本に出合った | ||||
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読みやすく短時間で読破しました。ただ、何も訴えることもなく、何も残らない小説でした。 | ||||
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さすが奥田英朗作品、伊良部医師が登場する作品とは違うストーリー展開に 引き込まれてしまった。 | ||||
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奥田英朗さんのファンです。それほど小説を読む方ではありませんが、奥田さんの作品はほぼ全部(少なくともフィクションは全部)読んでいます。 この作品も、こんなことを言ったら失礼かもしれませんが、「奥田節全開」という感じでした。何だかうまく乗せられてるような気もしつつ、絶妙なバランス感覚で、すーーっと面白く楽しく、時にほろっと、読めました。私は普段は根っからのペシミストかつ人間ぎらいなのですが、奥田さんの本を読んでいる時は、それを忘れているようです。 「最高!」と言えるほどの感想は持ちませんでしたが、これからも作品が出たら、やっぱり読んじゃうだろうなあと思いました。 | ||||
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★3つ以外考えられないくらい普通の小説って感じ。 読んでる間は普通に楽しめました。さすが文章うまい。話は地味。 この作者のファンなら問題なくオススメだけど、ファン以外がわざわざ読むほどか?と言われると微妙。そんな感じ。 僕はファンなので楽しませていただきました。 | ||||
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北海道のとある小さな町の理髪店の店主が主人公です。 息子が東京から店を継ぎたいと帰ってきますが、過疎化と高齢化が進むこの町に帰ってきてもと心配します。 ・・といった表題作を始め、連作短編集なので、順番通りに読んでいったほうがいいです。 フィクションですがリアリティがあり、地方の問題についてよく調べて書いているなと思いました。 どのお話もユーモアがあり、最後はクスッと笑えるようなオチだったので、とても面白かったです。 | ||||
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状態はよかった。若干の経年劣化はあるが、気になるほどではない | ||||
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田舎町を背景に幼馴染の父親達、田舎町に生きる事を恨みつつも仲間に助けられながら生きる貴重さが良く描かれてる、それらを息子達が引き継ぐであろう成長の様も感動ものです。 | ||||
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いい話だった。 田舎を思い出した。 感傷に浸ったり御涙頂戴みたいにならないところが、奥田英朗流で好きです。 | ||||
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文中に何度も「雨戸」が出てきますが、北海道では、ましてや炭鉱まちでは、雨戸はありません。舞台設定の下調べに疑問を感じる作品でした。 | ||||
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奥田ワールドですね。田舎出身者として懐かしく感じる物語です。 | ||||
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主人公、康彦の人柄が大好きです。 最初の章「向田理髪店」に康彦の四半世紀以上前のなかなか消えない記憶が記されています。 人に言いたくない、深く傷ついた記憶。 消したくても消えない記憶を抱えている人はとかく自分だけと思いがちです。 何だか少し気持ちが楽になった。 どの章も丁寧に人間の心の奥底や行動の描写がされています。 触れられたくない、干渉されたくない領域に踏み込むものがあっても許さなければならない。 皆、苦境を乗り切るため団結するが故、時に不謹慎な事をほいほい口にする。 生きるって大変なことだなあと痛感した。 平成29年になっても、昔と変わらずこのような生活はあるのだなあ。 奥田さんの小説はやはり良いです。 苫沢町で起きる小さな事件、是非、続きを出版して下さい。 | ||||
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