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向田理髪店



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【この小説が収録されている参考書籍】
向田理髪店

向田理髪店の評価: 3.94/5点 レビュー 69件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全69件 1~20 1/4ページ
No.69:
(5pt)

本の状態がよい。

本の状態がよく気持ち良く読めました。
向田理髪店Amazon書評・レビュー:向田理髪店より
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No.68:
(3pt)

実際の北海道ではないけれど面白い

好きな作家さんですが、北海道を舞台にした小説はちょっとひどいと思っていました。他の短編小説でも思いました。

まず、方言が違う。東北弁や北関東がまざっているような。
生活習慣も違う。とにかく違和感ばかりだった。

ですが、久しぶりに読み返すと、こんな町に住んでみたいと思えるような心温まるいい話でした。
続編も書いてほしいです。
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No.67:
(4pt)

お薦めです

過疎の小さな町の話で、いろんな世代が絡んでいて、色々と考えさせられます。
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No.66:
(3pt)

読んでスッキリ…はしない

親がそろそろ高齢なので、その観点では色々思うところはあった。
何かあったら近所で助け合うという田舎の良さは今の日本で失くしたものだなと考えさせられた。

という著者が言いたいことは序盤に詰まっていて、以降の話はおまけ感しかない。
田舎の現実を一歩引いた主人公が少しだけ助けていくって感じ。

最終話の終わり方も何となくスッキリしない。
伊良部シリーズを知らずにこの本から奥田英朗に入ったら他の本には手を出さなかったかもと感じるくらいにインパクトはない作品。
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No.65:
(5pt)

テレビドラマですね

一気に読めました。場所も北海道で、TVドラマを見ているようでした。最後の若者たちの会話が清々しく、希望が持てました。気軽に読める1冊です。
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No.64:
(5pt)

東京産まれ育ちの私には勉強になった。

リタイア後に田舎生活を考える事もしばしば、
しかし、23区内から居住地を動かした事の無い小生にとっては、田舎生活は?
色々な意味で有り難うございます。
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No.63:
(4pt)

まったり

最初はんー...と思いましたが3.4.5話は面白く読めました。
尻上がりに良かったです。ドクターや日常とは違い田舎のようにゆっくり時間が流れるような話でした。自分には夕張出身の札幌で就職した友人がいるのでプラスαの感情もアクセントになりました。
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No.62:
(2pt)

北海道の田舎でたくましく生きる中年おじさんたち

北海道の田舎町苫沢町。
経営破綻した自治体の町で細々と理髪店を営む向田家を中心に町で起きる様々な出来事を描いた作品。
話はごく平凡でそれほど注目すべき内容ではなかった。
一般文学通算2576作品目の感想。2021/09/21 15:55
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No.61:
(4pt)

会社の休み時間などで読みたい一冊

過疎化が進む田舎にある理髪店の連作
そこまで過疎化の町の実情を知ってるわけではないので想像するしかないんどけど、こういう事、結構あるんだろうなあという感想が各章出てくる。
作者は話に明確な山や谷をつけてるわけではなく、取る人にとって色々な感想を覚えると思う。
場合によっては嫌だなあという感想のまま終わるかも?
抱いた感想によって自分が田舎の町に住めるかの試金石になる気がする笑
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No.60:
(4pt)

過疎の町の人間模様を描いた作品

奥田英朗さんの小説が好きで購入。
過疎化した町の日常を描いた作品で読みやすいです。
奥田さんの傑作のふざけたような面白さではなくほのぼのとした
人間模様がうまく描かれています。
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No.59:
(5pt)

都会の生活と田舎の生活の描き方が上手い

読んで楽しかったです。温かい心になれました。方言を云々される方もおられ
ますし正確に越したことはないと思いますが、私にはあまり気にならなかった。
この人は都会の生活と田舎の生活の描き方が上手いなと思います。
奥田英朗と池井戸潤と米澤穂信を、岐阜の三羽烏と勝手に名付けていますが、
奥田さんが一歩抜きん出ているように思います。好みの問題ではありますが。
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No.58:
(2pt)

取材不足でしょうか

著者の小説は愛読しておりますが、今回の小説、特に「祭りのあと」に関しては読者に誤解を与える表現があり大変残念です。回復期病院は人生の最期の場所とはなりえません。不幸にしてお看とりになることはありますが、基本的には自宅に帰るためにリハビリテーションを行う場所です。入院期間も決まっているため、この後に施設を転々とせざるおえない姿を想像してしまい切なくなりました。これは、医療側の問題ではなく、国の制度の問題なのですが…
また、全編を通じて都会人の理想的な「田舎」が書かれているような気がします。
小説といってしまえばそれまでなのですが、私はちょっと共感できませんでした。
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No.57:
(5pt)

現実はどうあれ、安心して楽しめます

田舎町で人を軸に巻き起こるプチ騒動を描いたお話です。
昨今はコロナ渦による田舎町の閉塞感にスポットライトが当たりがちですが、これは安心して読むことができます。
善人であり落ち着いた判断のできる主人公目線で描かれるのでそういった毒素は少なめです。

サクサク読めて、あたたかくゆったりとした気持ちに浸れます。 
続編を期待します。
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No.56:
(5pt)

ハラハラした後ほっこり

一見嫌な人に見えても根っからの悪人は出て来ず、読後感がとても良いです。奥田先生らしい物語が長編でなく連作になっており、読みやすいし何度もほっこりしてお得感あり。
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No.55:
(4pt)

ホッとさせて、元気を出させてくれる作品

北海道の元炭鉱街を舞台に、向田理髪店の店主・向田の視点で、高齢化する過疎の街で起きる日常を描写する短編小説集。全6編が収められている。
 人口減少で、若者が町から出ていく地方の街で起こる出来事は、今の日本のどの地方都市でも起こることである。
 札幌で就職した息子が1年で退社して、地元の理髪店の後継者になるとして帰郷した息子の将来への父親の危惧。高齢夫妻の夫が病気で倒れ、寝たきりになる、その時の妻の思いと行動。嫁不足の街に中国から花嫁が来日したものの、街の人々の反応と新郎の心の中にあるわだかまり。何十年ぶりに街にスナックが開店し、妖艶なママのもとに通う男どもの下心。街が映画の舞台に選ばれ、ロケハンの撮影を全面的に支援するものの、出来上がった作品を観た街の人々の感想。東京で社長を務めるも、詐欺で全国指名手配になった地元出身者の若者への街の人々の関わり方。
 作品は、どこか温かみを感じさせる。高齢化が進行する財政破綻した元炭鉱街が舞台であるものの、読後感は爽快であり、ほっとさせられ、かつ前向きにさせられるものである。収録作品のうち、「祭りのあと」は、ユーモアがあるものの、日本において自分が高齢者になったときのことを考えさせられる作品となっている。「逃亡者」の結末は心温まるもので、目頭が熱くなった。
 著者は「空中ブランコ」で直木三十五賞を受賞した現在の人気作家のひとりである。本作品は、ストーリーが滑らかに進行し、一気に読み切れる作品となっている。(2018/2/11)
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No.54:
(3pt)

ドキュメンタリーのようなリアルさ

北海道の寂れた過疎の炭鉱町が舞台。
たそがれゆく町で、しんみりと余生を送る親たちと、夢を抱いて町おこしを計画する息子たちが描かれます。
互いの意見が食い違い、なかなかスムーズに進まない話。

静かな中にも、住民たちの心理を追ったドキュメンタリーのような、身に迫る展開です。
最初から最後まで淡々と話が進み、特に大きなドラマはないのが、逆にリアル。
過疎化が問題かされる日本の田舎ではよくある話、よく聞く話ですが、それを当事者たちの立場に引き寄せて、人々の本音と建て前、愛情と反発などを内側から、眺めてみたような気分になる短編集です。

小説ならではのダイナミックな展開を期待していましたが、大きな起承転結がなく、物足りなさを覚えたのが若干残念なところ。
かなりリアリティを意識したつくりになっています。
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No.53:
(4pt)

ドラマを観ているよう

ドラマを観ているようで、楽しめる。
一話完結型のホームドラマ。

全編を通して笑いあり、涙ありなのだが、最終話だけはいただけない。
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No.52:
(4pt)

緩やかな人間関係の強靭さを描く

北海道の財政破たんした過疎の町を舞台に繰り広げられる、田舎特有の濃密な人間模様と、その中で生じるかすかなきしみ。

しかし、作者はそのきしみを回収してしまう人間関係のゆるやかな強靭さを描こうとしているようだ。

奥田は『無理』『オリンピックの身代金』をはじめとする、傑作ミステリーも多いが、こうしたゆるい作品も味があっていいなぁw
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No.51:
(4pt)

暇つぶしにいい

普段の奥田作品のクスッと笑ってしまう感じがなく、ほのぼのしている。
物足りなさを感じる人はいるだろうけど、これはこれで好きだった。
田舎町のおじさん達の井戸端会議が話の大筋で、都会暮らしの人が読めば、「田舎はのんきでいいね」と言いたくなる内容である。
一編ごとにテーマが違うので、いかにも連載っぽいと思っていたら、やはりそうだった。長編小説のように続きが気になるものではなく、のんびり読みたい人向け。
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No.50:
(4pt)

【ネタバレ無し】切なくもあり、ホッともする

空中ブランコ (文春文庫) イン・ザ・プール (文春文庫) 家日和 (集英社文庫) 真夜中のマーチ (集英社文庫) マドンナ (講談社文庫)のどれもが楽しめたので続いてコチラも購入。

人間関係が密で少し卑屈なところのある苫沢町で、内因性・外因性の刺激的な出来事が波紋を生じさせます。著者一流の設定の妙がリズムのある端的な文体と相まってどんどん読ませます。
正論では切ることができない、人間の普遍的な性のような葛藤や矛盾も描かれ、滑稽というより切なさを強く私は感じました。とても生々しく迫ってきて、いろいろな人物にシンパシーを感じました。
成熟した社会は、いろいろあってもすべてを包み込んで調和を保つものなのかもしれません。切なくもあり、一方で、ホッともするような感慨を覚えた物語でした。

なお、☆マイナス1は、物語に劇的な盛り上がりを欠いている感が私には否めなかったためです。それが、本作品の味なのかもしれませんが・・・
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