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夜行



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【この小説が収録されている参考書籍】
夜行

夜行の評価: 3.83/5点 レビュー 147件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全93件 41~60 3/5ページ
No.53:
(4pt)

【夜の世界に迷い込んだのは、、】

ずっと気になっていた作品です。

それぞれの登場人物の視点でそれぞれストーリーが語られていきます。

森見ワールドいいですねぇ。
不思議な感覚になるのがたまらなくいい。

他のレビューでは、すっきりしないなどの意見もありますが、その曖昧模糊なところが森見ワールドだと私は思います。
まぁ、ある程度すっきりさせる描写はあるので先述した方々は読みとれていないのかもしれませんが。。

「夜行」と「曙光」
永遠の夜の世界と、たった一日の朝。
迷い込んでいたのは誰だったのか。
ホラーでもあり、ファンタジーでもあるので素敵な作品だと思います。
ぜひとも夜行の旅に出てみたいものです。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.52:
(5pt)

話のつくりが秀逸だと思います

森見さんの作品が好きで、ほとんど読んだつもりですが、この作品は、独特のユーモラスなゆるい感じがしません。でも、というか、だから、引き込まれて読み切りました。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.51:
(4pt)

森見さん流の怖い話第3弾?

雰囲気はきつねのはなしや宵山万華鏡と同じ感じです。ガチガチのホラーでは全くなくて、(いい意味で)後味の悪い話や自分で脳内補完する必要のある話です。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.50:
(4pt)

Nightmare

※このレビューは自分に対する失意を綴っただけです。万が一読んでしまっても、役に立たないなんて思わないで下さい。充分承知しております。申し訳ございません。ナムナム...

「夜行」の不条理で荒涼としながらも、森見氏の持つ独特な世界観の面白さについて書き進めていたレビューを、手違いで消去してしまった午前2時。

どんなに文章を探しても、行方知れず...

奮起し、再び「曙光」を目指すべきか、このまま闇に飲み込まれてしまおうか...

これも「夜行」の持つ力なのだろうか?

もしかして、古本市の神様の悪戯?
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.49:
(5pt)

考えるな感じるんだ

思い立って読後1年近くたってのレビュー。同じ作者の「きつねの話」のレビューでも書いたのだが、論理的な構成面では弱い、というかよくわからない部分が結構ある。実は作者にも話の行く末や謎はわかっていないのではないのか、しかしそれはそれで良いのでは?と思う。
森見氏の初期の作品は、ユーモア小説に京都ならではの玄妙さで味付けしたような分かりやすい話が多かったけれど、最近は作者が本当に描きたかったことを正面から打ち出してきているように思える。それは、今見えている現実は本当に現実か?この世界はどこか違う世界につながっているのではないか?その入口はほら、すぐそこ、至る所にあるのではないのか?という感覚であり、作者はその感覚がどうしようも無く好きなのだと思う。
昨日(2017.10.8)京都は八瀬の赦免地踊りを見に行ってきた。出町柳から叡山電車に乗って終点の八瀬叡山口で降り、そこからさらにバスまたは徒歩で30分。鯖街道沿いの狭い土地にへばりつくように細長く人家の集まる八瀬の里、秋本神社のお祭り。13、4歳の男の子達が女装し、室町期から伝わる大きな切り絵灯籠を頭にかぶり、真っ暗闇の田んぼの中に続く参道を練り歩き石段を上り、踊りを奉納する。街灯も無く月も雲に隠れた暗闇の中で見えるのはゆらめく灯籠の灯りだけ。灯籠をかぶる男の子達の姿も闇に溶け、重さのせいか上下、左右にと頼りなくゆれながら宙に浮かんで進んでゆく。見ているとここはこの世なのか、あの世(異世界)なのかわからなくなって来る。この時間がずっと続いて欲しい、この灯籠が帰る世界に一緒について行きたいという気分になって来る。
この時ふと思い出したのが「きつねの話」や「夜行」の世界。この世界ではストーリーや説明は本来不要であり、現実世界に重なる異世界を作者と一緒に旅してゆく、それが醍醐味なのだなと何となく感じた。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.48:
(4pt)

これはこれで好きです

今自分が生きている、日に照らせれた世界のすぐ隣には底なしの穴が黒々と口を開けていて、一歩間違えればその穴の中に足をすくわれて、夜行の世界へと誘われる。
全体を通して感じられたのは、子供の頃、昼間から寝入ってしまって、真夜中に一人目を覚まし、まるで自分ただ一人しかこの世界にいないような、別世界に迷い込んでしまったかのような、言い知れない不安と心細さ、闇への恐怖。
そのような感覚を思い出せたのは久々でした。また、古い町並みの情景や、桜の花びら、鞍馬の火祭りなど、、森見さんならではの美しい背景・人物描写と相まって、懐かしいような寂しさの余韻が残りました。
わけがわからないと言ったレビューが数多く寄せられていますが、私はこれはこれで好きです。夏に読むのがオススメです。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.47:
(5pt)

おもこわ

不思議な怖さのある話です。読み始めた日の夜は怖い夢を見てしまいました。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.46:
(4pt)

表紙絵には違和感があります。

一気に読んでしまいました。
以前「きつねのはなし」を読んだとき同様の背筋がヒンヤリとする感覚が蘇ってきました。
(決してゾクゾクとかゾックではなく、ヒンヤリです。)
特別に恐ろしいことが起こるわけでもなくそれでも不安になる、そんな感覚が延々と続く癖になるお話が続きます。
恐怖は具現化すると怖くない、この小説はそれを仄めかしつつ不安だけを煽る。

でも一番の違和感は表紙の女性に顔がある事。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.45:
(4pt)

面白いと言えば面白いけれど。。。

この本は、一回読んでサクッとわかるような本ではありません。
それぞれの登場人物の話がリンクして夜行と曙光という版画によって
織られる不思議ストーリーとでも言いましょうか。。
ところどころに出る古い言い回しが、なんだか昭和なのかな?
と思わせる時もあるし、携帯電話が登場するので平成なんだろうな
と思い直すといったような不思議な時代背景があります。

夜行と曙光これが話のポイントになります。
あっちの世界とこっちの世界のような
ある程度の年の人なら、世にも奇妙な物語にこんな話があったような。。。
と思うかもしれませんし、全く新しい作品と思う若年層もいるでしょう

各章が中途半端に終わるものですから
なんとも消化不良のような読み心地を感じながら最終章に入ります。
きっと実際にはありえない話しばかりなのですが、
文章には不思議な力があって、予期せぬワクワク感を読者に与えるのは
著者の巧さなんだと思います。

読了するまでは、正直☆2か3かな。。。と思いましたが
最後まで読めば4という気持ちになりました。
カバーの絵が可愛すぎますね。。。
もう少し作品中にあるような夜行と曙光を彷彿とさせる絵だったら
間違いなく☆は5だろうと思いました。
行間広め、文字少なめなのであっという間に読み終えますが
登場人物をノートに書き込んでおくと理解しやすいです。
本の扉に人物の関係図を書き込んでも良いかもしれません。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.44:
(4pt)

ぞっとするほどではないが、物語の辻褄合わせが秀逸

普段はホラーを読まないのだが、話題の作品なので読んでみた。本作品はホラーというよりもミステリだった。世にも奇妙な物語に近い。なので、ホラーが苦手な私でも十分に楽しめた。まあ、夜に枕元の電気スタンドの灯りで読んでいて、ふと後ろを向いたときの部屋の闇は、まさに吸い込まれるような漆黒だった。暗い部屋で読んだことを少し後悔している。いや、楽しめたと言うべきか。さて、本作は、夜と昼の境目に宿る物語の表現が白眉。きれいな物語である。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.43:
(5pt)

森見欲が満たされた

ストーリーBOXで連載されていた時にも読んでましたが、休まれていたこともあり、最後まで読めていなかったので、待ちに待った単行本化でした。
森見さんカラーがふんだんに盛り込まれていて一気に読みきった感じです。
マトグロッソの『熱帯』も単行本化して欲しい・・・
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.42:
(5pt)

短編『夜行』の長編版

短編小説集で、森見先生の『夜行』を読んでいたので、同じ話かなーと思って読み始めたのですが、短編(こちらはもっと怪奇小説っぽかったですが)を更に抒情的にしたような作品でした。確かに、四畳半や有頂天家族とは一味も二味も違いましたが、私は大変面白く読ませて頂きました。系列としては、『きつねのはなし』っぽいかな?

私は好きです。
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No.41:
(5pt)

これはこれで面白い

森見氏の作品は、「夜は短し〜」や「聖なる~」のようなくっだらなく真剣!といったものが好きなのだが、この「夜行」については、これはこれで面白かった。
ホラーのようで、さほど怖くない。だれもがかつて見たことがありそうな怖い夢に近い感じがする。
引き込まれ、電車の中で一気に読んだ。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.40:
(5pt)

怪談なのに怖くない

森見登美彦先生が書かれたので、良い意味で阿保らしく面白いのかと読んでみたら、幾つかに話が分かれていてとても面白く「夜行」の世界に引きこまれました。一つ一つの話が怪談みたいででも、怖くなくすごく不思議でした。読んで正解!!
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.39:
(5pt)

あなたは長谷川さん?

これまでの書かれたレビューがあまりにも的外れ。

この物語はバラバラのようでいて、実はある人で繋がっている。
個人的にこの話は、その人(たち)が旅をしてきた軌跡と捉えているのだが、正解なのかは謎。
読者を良い意味で悩ませてくれる本である。1回読んだだけでは決して理解することはできないだろう。

最後の章で、世界観が分かった時、最初から読み直さないと点が線につながっていかない。
言い過ぎるとネタバレになってしまうが、ドラマ・アニメでは表現できない、本ならではの謎がつまっている。
その謎に苦悩することを堪能したい方にはオススメできる。

また、小学館のサイト(下記リンク参照)で「夜行を読み解くための10の疑問」が公開されている。
こちらも合わせて読むとなお面白いだろう。
http://www.shogakukan.co.jp/pr/morimi/
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.38:
(5pt)

ドキドキ‼︎

とても怖い話でしたが読みやすく、あっという間に読み終わりました。
子供の頃の記憶に今回のようなことがあったようにも感じてドキドキが止まりませんでした。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.37:
(5pt)

幻想的で不気味

森見登美彦さんの集大成と聞いて、読んでみましたが、とても面白かったです。風景描写も美しくて繊細で幻想的でした。不気味な内容と語りで進んでいきますが、物語の「夜行」の世界に吸い込まれてしまうような、奇妙な感覚に陥ります。

尾道、奥飛騨、津軽、天竜峡、鞍馬と別々の話になっているので、読みやすかったです。森見さんの書きだす世界観が本当にたまらなく謎めいていて、読了後も、不思議でおっとりしてしまうような余韻に浸れます。

ちなみに僕は最終章を夜の電車で読んでいたのですが、本当に現実に「夜行」の出来事が起きている気がして、怖くなってしまいました。夜に読むと、さらに「夜行」の世界にのめりこんでしまうような気がします。文章にも魅了されます。夜読み、おすすめです。この一冊でとても楽しめました。必読。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.36:
(4pt)

引きずり込まれる夜行の世界

それぞれ四夜、不安を感じさせられながら夜行の世界に迷い込み、最終夜で揺り動かされ、はっと目覚めさせられるような感覚にすっかり引きずり込まれてしまう。読了後、しばらく夜行の世界から解き放たれたことへの名残惜しさと、漸く夜が明けたのだというカタルシス、その両方を感じさせる余韻を感じさせる、これぞ森見登美彦氏と言わしめる作品である。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.35:
(5pt)

集大成という感じがする

四畳半や有頂天家族のような話を想像してたら、全く違うものだった。正直こんな話も書くのか!ってびっくりしました。最後まで読まないと全く話が繋がらない。それが不快なわけでもない。背筋がぞくぞくする話と、これらをどう纏めるのか?という疑問で飽きがこない。

以下若干のネタバレかもしれませんが

繋がりがない、各章の話の行方は?という意見が多いみたいですけど、主人公を絞るとわけがわからなくなると思います。全員が主人公で、それらは四畳半のようなパラレルワールドだとしたら?と考えると纏まるような気がします。
不可思議な世界、淡い恋、数々の異なる世界いわばパラレルワールド、これぞ集大成という感じです。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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No.34:
(4pt)

世界観に魅了される名作です。

森見登美彦の小説は、夜は短し〜を読了して二作目となります。
普段、あまり小説は読まないのですが、非常に丁寧かつ美しい風景描写と心情描写で、物語の世界に迷い込んでしまうような感覚に陥りました。気がついたら一両日中に読了していました。

あまり詳細を書くとネタバレになってしまうので触れませんが、森見先生の世界観の設定にはいつも驚かされます。
タイトルの夜行の意味を語る部分があります。「夜行列車の夜行か、あるいは百鬼夜行の夜行かもしれません。」

まさに百鬼夜行のような心の冷えるおぞましさと不可解さを感じつつも、どこか愛情に似た登場人物たちの「夜行」への執着心が乗り移っていくかのようでした。
最後のオチで不可解さを残しつつ、さわやかな余韻に浸ることができました。

非常に良い買い物でした。森見先生の他の作品も読んでみようと思います。
夜行Amazon書評・レビュー:夜行より
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