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県警外事課 クルス機関



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県警外事課 クルス機関の評価: 3.31/5点 レビュー 16件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全9件 1~9 1/1ページ
No.9:
(4pt)

★二つから四つへ

登場人物に動きが無い。これが本書を読み終わっての一番の感想。

勿論、警察モノでしかも公安がメインの物語。主人公は移動するし、敵役と素手による格闘シーンも有る。それでも動きが感じられない。まるで紙芝居の様な感じだった。

登場人物に関するディーテイルはしっかりと描かれている。登場人物が居る場所や部屋、街並みなどの状況も。しかしWikipediaを読んでいるようなと言うか、人物や景色の情報が読み手の頭の中に情景として浮かび上がり、そこに登場人物の “動き” が加わってこそ、読む側が作品に没頭出来る機会が得られるのでは無いだろうか?

読後に巻末を見て驚いた。まるでルポルタージュを書いたかのような参考文献の数々。他の警察小説ですっかりとお馴染みになっている「公安を“ハム”と呼ぶ」事以外にも、様々な警察内部の符牒や著者が仕入れた世間では余り知られていない小ネタが随所に沢山散りばめられている。

言い換えれば参考文献などから得られた “情報” が多いあまり情報の羅列になってしまい、結果人物の動きが感じられなくなってしまったというところか?

だからか、本書の半分くらいまでは色々事件は起こっても人物に動きが感じられず、読みながらも「ま、せいぜい星二つと言ったところかな。。。」と思っていた。
ところが後半は、「え?この人が???」という展開が重なり、次第に面白くなり結果星四つと言うレビューとなった。

では最高評価の星五つからなぜ一つ減らしたのか?下衆の勘繰りかも知れないが、著者のあわよくば映画化、漫画化、TVドラマ化と言った欲が感じられたから。
勿論、本書によってプロデビューを果たし、専業作家として生きていこうと決心したのなら、メディア化を意識した考えは良いと思う。
しかし、それが露骨過ぎると興覚めしてしまう。実際、自分の一番好きな作家も幾つかのシリーズがドラマ化されているが、それ以降ドラマ化を意識したような作品が増えてしまい、Amazonレビューで苦言を書いた事が有る。

但し、オネエ言葉の公安調査庁調査官、浜崎賢介はTVドラマで見てみたいと思った。この人物のスピンオフは読んでみたい(と言うよりは映像化で観たい)ので、是非スピンオフ作品の上梓をお願いしたい。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.8:
(5pt)

クライマックスの捉え方がちょっとだけ違ってたw

【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】
であり、柏木伸介さんのデビュー作でもある「県警外事課クルス機関」読了。
ちびちび読み進めようと思っていたのに、読み始めると先が気になって一気読みでした。
まさにエンターテイメント小説。

個人的クライマックスの「アレ」が、比較的手前に配置されてて、「その後」のストーリーがすこーし物足りなく感じたかな。
映画だったら委細構わずあのシーン(アレを切り抜けるシーン」が最高の「見せ場」なんやないかなーw
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.7:
(4pt)

新宿鮫 毒猿のような話

それと同じような感じで楽しめます。さすがに大沢氏ほどの完成度はありませんが。これを当時はアマチュアの人が書いているのだからたいしたものです。参考文献の量がすごいです。そこまで調べて書いているのですね。

こちらを大賞にしても何も問題なかったと思います。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.6:
(5pt)

色々な登場人物とその背景が楽しめる一冊

本書の特徴は、特殊な分野の人物が多く登場するという点である。
また、それらの人物を、少なくない紙面で説明されており、特殊な分野に興味のない読者にも楽しめる一冊になっている。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.5:
(5pt)

クルス機関

実際の危機として北朝鮮問題が騒がれている昨今としては、まさにリアルタイムのミステリーだと思います。工作員と対工作機関との戦いはどこの国でも熾烈を極めている現実があり、小説の内容には、有り得るんじゃないかというリアル感を感じました。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.4:
(5pt)

かなり読む価値あり

刑事ものとしては、内容があってよかったです。おもしろかったです。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.3:
(4pt)

新たな公安小説の旗手

最新かつおもしろい公安小説が読みたかったので満足しました。
欲を言えば、呉宗秀のバックグラウンドがもっと描かれていれば良かったかな…公安小説テロ小説に出てくる北朝鮮の工作員の生まれ育ちの悲惨さ、「そう」生きることしかできずに人を殺め続け最終的にはまったく無意味に死んでいく描写が好きなので。ただ来栖も呉宗秀も、女というか情に流されず、終始淡々として、わかりやすくは報われないところが良かったです。
リアリティのあるドライな部分のほかに読者を胸苦しくさせるようなウェットな部分があってもよかったかな。そのあたりで星4です。あっ、あと文章がけっこう独特。スラッシュを多用するのは味といえば味だけど、すこし気になる。読みやすい文章ではあるのですが。
リアリティと物語のバランスが良くて読み物としてはデビュー作とは思えない完成度の高さ。『外事警察』でうんざりした心を癒してくれました。
しかしラストは思わず「これでおわり!?」と叫んでしまった。続きがあると良いのですが。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.2:
(4pt)

リアリティ

何といってもスパイものを面白くしているのはリアリティだ。
東西冷戦しかり、ヨーロッパや中近東のテロしかり。

アジアではなかなか難しいかなと思っていたけど、]には強烈なリアリティがあった。
それでも日本を舞台にすると難しいかなと思っていたけど、昨今のアジア情勢を考えるとアリですね。

結語が現実離れしていることろも、安心して読めるポイントかもしれない(あまりにリアリティが強いと楽しめないかもしれない)。
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.1:
(5pt)

おもしろかったです

おもしろかったです。が、スパイ小説や公安小説に慣れていないと読みにくいかなと思います
【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2017年・第15回『このミステリーがすごい!大賞』優秀賞受賞作】 県警外事課 クルス機関 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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